インドネシア高速鉄道、進まぬ工事 中国の準備不足で許可下りず

匿名

匿名

16/01/31 11:49:48

産経新聞 1月31日 7時55分配信

インドネシア・ジャワ島の高速鉄道整備工事が、監督官庁の許認可が下りず、足踏みを続けている。中国が日本との受注合戦に競り勝ち、21日に着工式典が開かれたが、提出書類が中国語で担当官が理解できないなど準備不足が露呈。事業契約もまだ調印できず、工事の“出発”にすらこぎ着けられない状況だ。

 ◆中国語の書類提出

 整備計画では、首都ジャカルタと西ジャワ州バンドンの約140キロを結び、2019年前半の開業を目指す。事業費は約55億ドル(約6420億円)で、インドネシア政府は負担や保証はしない。事業権期間は50年で、終了後は政府に引き渡される。

 着工式典で、インドネシアのジョコ大統領は「インドネシア、中国の両国政府が協力して着工に至った」と胸を張った。だが、式典を欠席したジョナン運輸相は26日、議会公聴会の質疑で、「評価が終わっていない」として、建設許可はまだ出していないとした。

 運輸省幹部は、地元英字紙ジャカルタ・ポストに、「5キロ区間の式典向け使用だけ許可した」と説明。必要書類が未提出なうえ、提出された書類も多くはインドネシア語や英語ではなく中国語で記載されており、「評価のしようがない」とし、事業契約も調印できない状況を明かした。

 ◆「力で反対を排除」

 中国側の計画では、4駅が整備されることになっているが、うち1駅はジャカルタ東部にあるハリム空軍基地の敷地を予定。このため、一部政治家から、「首都防衛のための不可欠な施設だ」と、計画見直しを求める声もあがっている。

 東南アジア研究所(シンガポール)の趙洪氏は、28日の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)に、中国の国有企業は母国で、反対や障害を力で排除することに慣れてしまっていると指摘。インドネシアのような民主主義下では違った対応が必要だとして「地域社会をもっと深く理解する必要がある」としている。

 インドネシアの高速鉄道計画をめぐっては、日本が受注を前提に地質調査などを長年進めてきたが、昨年3月、中国が参入を発表。インドネシアは同9月、費用が安い「中速度」の鉄道にプランを変更し、日中両案を不採用としたが、その後、事業費を丸抱えする中国の新提案の採用を決定。日本は選考過程の不透明さをインドネシアに抗議するなど波紋を呼んだ。

コメント

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  • No.39 匿名

    16/02/14 22:09:21

    中国への不信感が広がり、実現性の薄れるインドネシア高速鉄道計画
    Global News Asia 2月14日 21時3分配信

     2016年2月12日、インドネシアメディアによると、問題山積で暗礁に乗り上げている中国に発注した高速鉄道計画(ジャカルタ―バンドン間・約140Km、2019年開業)について、計画の実現性が日々遠のいている。

     そもそも、インドネシア政府がこの区間に高速鉄道を建設したいとの事から、日本は、現地の地質調査なども行い具体的な事業提案書を提出していた。しかし、インドネシア政府は高速鉄道にかかる費用が膨大なことから、計画を見直すと日本に伝えていたが、途中から中国が割り込む形で、インドネシア政府の債務保証を求めない、必要な資金も中国が用意するという画期的な提案をだした。インドネシアは真に受け、十分な精査をせずに中国案に思わず飛び付いてしまった。

     しかし2016年に入ってから、中国は債務保証をインドネシア政府に求めてきた。中国の常識では、約束を反故にすることは常套手段らしい。
     
     中国からの建設設計申請書類は、いまだにすべて提出されていない。提出されたものも、中国語の書類が多くインドネシア語や英語で再提出するよう差し戻された。この時点で躓くことは、インドネシア側も想定外だった。

     1月21日の起工式には、高速鉄道の建設の許可を出す国土交通大臣が欠席したほど、ひどい状態になっている。
     
     ジョコ大統領は、面子を保つため関係各方面と協議を行い、どうにか高速鉄道の速やかな着工に向けて、工作しているが難しそうな局面だ。インドネシアの中国に対する不信感は、着実に広がっている。

     台湾では2月6日大地震があり、ビルが倒壊するなど大きな被害が出た。台湾はインドネシアと同じく地震が多い国。台湾は地震のリスクを考慮し高速鉄道は日本製の新幹線を採用していたため、地震発生の翌7日には全線で運転を再開することができた。

     インドネシア国土交通省は3日、中国に、早期地震検知警報システムの導入や、鉄道の耐用年数を60年から100年に延ばすなどの改善を求めた。改善が受け入れられなければ、鉄道建設計画を認可しない方針で臨みたいと発表した。中国に騙されないように慎重に認可審査を行いたいとの考えからだ。強引な手法で中国は高速鉄道計画を受注したものの、暗礁に乗り上げている。
    【編集:DR】
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160214-00000003-gnasia-asia

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