奥田中学校の3年女子自殺、奥中生徒が下駄箱団地から飛び降り

2015/12/03

富山県富山市の市営アパートで1階部分の屋根に女の子が倒れていると警察に通報があり、病院へ搬送されたが間もなく死亡が確認された。
富山県警によると、自宅には遺書とみられるものが発見されており、飛び降り自殺をしたとみて詳しく調べる。
富山県警によると2日、7時半頃、富山市奥田寿町の市営住宅・通称「 下駄箱団地 」で住民から「 女の子が倒れている 」と通報があった。警察が駆けつけ確認したところ、1 階部分の屋根の上に、この住宅に住む富山市立奥田中学校の3年の女子生徒が倒れており病院へ搬送されたたが、まもなく死亡が確認された。
近所の人によると女子生徒は、両親と妹の4人暮らしで、この市営住宅で10 年以上暮らしているという。
その後の調べで、女子生徒の自宅の部屋からはノートが発見され、遺書のような内容が書かれていたという。また家族の話などから女子生徒が飛び降りて自殺した可能性が高いとみて、詳しい経緯や動機などについて調べる方針。
富山市教育委員会によると、奥田中学校では3日と4日、中学3年の生徒を対象とした学力テストが行われることになっていたという。
市教育委員会では女子生徒が通う奥田中学校に職員3人を派遣、生徒や教職員のサポートにあたっているという。市教委の学校教育課長は「 重く受け止めている 」とコメントを発表した。
市教委や学校側からは女子生徒がいじめなどの被害に遭っていたとの事実は明らかにされていない。