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- 匿名
- 15/11/18 19:07:07
日本舞踊の最大流派、「花柳流」の後継争いを巡る裁判で、現在の4代目家元と除名された3代目の親族が初めて法廷で顔を合わせ、双方の尋問が行われました。
『花柳流』は、門下生2万人を抱える日本舞踊の最大流派。その頂点に立つ宗家家元、『花柳寿輔』の名は、代々親から子へと受け継がれてきました。しかし、2007年に4代目を襲名したのは、分家の実力者、花柳寛氏(84)でした。
「(3代目の)本葬の場で寛氏が『自分が4代目を襲名する』と。まさか、そのように筋と違うことが行われるとは思わなかった」(【原告】花柳貴彦氏)
異をとなえたのは、3代目の親族で「花柳流のプリンス」と呼ばれた花柳貴彦氏(40)3代目から後継指名をうけていたと主張しています。
しかし去年、寛氏はさらに自分の孫を後継の5代目に指名。貴彦氏は流派を除名されました。
貴彦氏が『除名処分は不当だ』と訴えた裁判。法廷では、2人が初めて顔を合わせ。
「後継者は家元の指示で血縁者の中から決められるもので、4代目は正統ではない。除名処分は寛氏が立場を守るために行ったものだ」(【原告】花柳貴彦氏)
一方、寛氏は貴彦氏にルール違反があったと主張しました。「花柳流の型や振りなど守るべきルールを貴彦氏は守らず、再三注意をしたが従わなかった。除名されたからといって、日本舞踊が出来なくなる訳ではないと主張。
自分で新伝統芸能を揺るがす法廷闘争。次回は来月15日に予定されています。
18日TBS News
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