神社さい銭泥棒逮捕　犯行の一部始終を防犯カメラがとらえる

神社のさい銭泥棒。罰当たりな犯行の一部始終を防犯カメラがとらえていた。
神職は「参拝者から、おさい銭開けをした時に、『自分が入れたおさい銭が入ってなかった』という話がありまして」と話した。
11月7日深夜、福岡・糸島市内の産宮神社に現れた不審な男。いったん奥へ行き周囲の様子をうかがいながら用心深く、さい銭箱に近寄った。すると次の瞬間、手に持っていた何かを、さい銭箱の中に入れ、それを引き上げると封筒のようなもの。
男は、周囲を警戒しながら粘着テープをさい銭箱の中に入れ、お金を盗もうとした。
その姿が、防犯カメラに映っていたという。
男が手にしていたのは粘着テープ。その後も不審な行動を繰り返した男。
近くで車の気配がすると、本殿の奥へ隠れ車が通り過ぎると姿を現し粘着テープをさい銭箱の中へ入れた。
通りを走る車の気配には警戒していたが、さい銭箱の上に設置された防犯カメラには、全く気づいていなかった。
事件から2日後の9日未明、巡回中の警察官が神社の駐車場で、男の車を発見した。
職務質問したところ男が犯行を認めたため、逮捕したという。
逮捕されたのは、住所不定・無職の野上善一容疑者(47)。
さい銭箱から現金3,000円と宝くじを盗んだ疑いが持たれている。
神職は「反省をしていただいて清らかな気持ちになって、また世のため、人のために尽くすような人間になればいいと思う」と話した。
容疑を認めているという、野上容疑者。
この神社では、10月下旬から、同様の被害が数件確認されていることから、警察は、余罪もあるとみて、調べる方針。

www.fnn-news.com: 11/09 19:52