感染性胃腸炎広がる、厚労省が注意呼びかけ へのコメント（No.54）

〔ノロウイルス〕感染者数の増加ペース鈍化(12/1)
レスキューナウニュース 12月1日 11時30分配信
コメント
国立感染症研究所は1日、感染症発生動向調査を更新しました。第47週(11/16～11/22)に全国の定点医療機関から報告があった患者数は22494人(先週比プラス798人)、定点当たり報告数は7.18。週の感染者の増加は継続しているものの、増加のペースは鈍化しました。

都道府県別では、大分県(14.97)、福井県(13.91)、宮崎県(13.08)、広島県(11.6)、福岡県(11.18)の定点あたり報告数が高いものの、宮崎県・広島県・福岡県は先週よりも減少しました。

定点あたり報告数が低い地域でも飲食店や小学校、医療機関で集団感染が相次いで発生しています。厚生労働省は新型のノロウイルスが検出され、多くの人に免疫がないために今シーズンは大流行の恐れがあるとしています。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎は11月～1月に多く、乳幼児や高齢者の場合、重症化したり、吐しゃ物を詰まらせて死亡することがあります。トイレ後や食事前の手洗いの徹底、調理の際には手洗い・加熱・調理器具の清掃など、感染防止に注意が必要です。