• No.45 匿名

    15/11/24 15:23:58

    ノロなど感染性胃腸炎、40都道府県で増加-警報発令する自治体も
    医療介護CBニュース 11月24日 14時15分配信
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     ノロウイルスなどの感染性胃腸炎の患者報告数が40都道府県で増えたことが24日、国立感染症研究所がまとめた9日から15日までの週の患者報告で分かった。西日本を中心に感染が拡大しており、警報を発令する自治体も出てきた。患者が増加傾向の自治体では、手洗いの徹底や、症状が出た場合は早めに医療機関を受診するよう促している。【新井哉】

    ■全国の患者報告数は7週連続増加

     同研究所がまとめた9日から15日までの週の全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、前週比20%増の定点当たり6.88人。7週連続で増加した。

     都道府県別では、鹿児島が最多の14.69人で、以下は宮崎(14.44人)、鳥取(13.21人)、福井(13.05人)、福岡(13.01人)、大分(12.11人)、広島(11.92人)、島根(11.91人)、長崎(11.75人)、佐賀(11.17人)、熊本(9.84人)、兵庫(9.57人)、石川(9.52人)、徳島(9.39人)などの順だった。

     感染の拡大に伴い、警報を発令する動きも出てきた。西部東保健所管内で警報基準値(20.0人)を上回った広島県は19日、流行が本格的になったと判断し、県内全域に「感染性胃腸炎警報」を発令した。

     感染性胃腸炎の主な原因として挙げられているノロウイルスについて、同県は「特に保育所や小学校、高齢者施設では感染が広がりやすいため、注意が必要」としている。

    ■九州で流行本格化、警報基準値上回る地域続出

     特に九州で流行が本格化しており、鹿児島県では14保健所のうち9保健所管内で前週の報告数を上回り、指宿(24.5人)や加世田(24.33人)、出水(23.33人)の3保健所管内で警報基準値を超過。宮崎県でも小林(25.67人)と日南(24.33人)の保健所管内で警報基準値を上回った。

     4週前に比べて3倍近くの患者報告数となった福岡県では、福岡市西区で警報基準値を大幅に上回る29.0人を記録。5週連続で増えた佐賀県でも伊万里保健所管内(20.33人)で警報基準値を超えた。

     感染性胃腸炎は、ほとんどがノロウイルスやロタウイルスなどが原因とされ、ピーク時には定点医療機関当たり20人前後にまで増える年もある。患者との接触に加え、嘔吐物や便を介して感染するため、予防には手洗いの励行や、嘔吐物などの適切な処理が求められている。

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