小学校の暴力、過去最多=「学校の荒れ」低年齢化―いじめは再検証・問題行動調査(長文)

匿名

匿名

15/09/16 17:52:01

時事通信 [9/16]

2014年度に全国の小学校で起きた児童の暴力行為の発生数は前年度比572件増の
1万1468件で、過去最多を更新したことが16日、文部科学省の
「問題行動調査」で分かった。

中学生の暴力行為は同4563件減の3万5683件で、「学校の荒れ」の低年齢化が浮かんだ。

人を殴ったり、物を壊したりした暴力行為の発生数は、小学校では1~5年で各100件以上増加。

内訳は児童同士が7113件、対教師が2151件、器物損壊1997件などだった。

小学校の暴力行為は、1997~05年度は年2000件前後だったが、その後増加が続き、13年度に初めて1万件を突破。

学年別では、06年度比で1.9~5.0倍となった。

同じ児童が問題を繰り返す傾向が強まっているといい、同省は「情報共有が進み、認知件数が増えた面もあるが、貧困などが原因で家庭のしつけが不十分な子どもも増えている」と分析している。

一方、不登校の小学生は2万5866人、中学生は9万7036人。

小中とも増加し、小学校は1000人当たり3.9人と、割合が過去最多になった。

いじめの件数は、岩手県矢巾町の男子生徒が自殺した問題などを踏まえ、同省が再調査しており、10月下旬にも改めて公表する。

教師蹴る小1、通行人暴行=荒れる小学校、対応模索

暴力行為などの低年齢化が鮮明になった文部科学省の問題行動調査。

各地から寄せられた回答には
「小1に何度も蹴られ、教師が通院」
「登校中に注意された児童が通行人に暴行」など目を疑うような事例が並んだ。

低学年を中心に件数が急増しており、学校現場では対応に模索が続く。

発生件数が最も多かった大阪。

府教委の担当者は
「家庭環境が影響し、規範意識に乏しい子どもや自分の感情を抑えきれない子どもが増えている」と分析する。

生徒指導担当の増員など中学で行っている対策が小学校にも必要かもしれないとし、「問題ある子どもに、迅速かつじっくりと対応する人の確保が重要だ」と話した。

大阪府高槻市教委は
「コミュニケーションが苦手な子が問題を起こしやすい」として、友人関係の状況や学習意欲などを測る心理テストや、人を傷つけない話し方を学ぶ講座などを指導に活用している。

問題行動を繰り返す児童へのサポートチーム設置なども進めており、発生件数は減少傾向にあるという。

コメント

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  • No.18 匿名

    15/09/17 07:35:18

    毎日新聞

    18年度から26年度までの増加率では、6年生が1・9倍と最も少ないのに対し1年生は5・0倍と最も増えた。

     小学校で暴力行為が増加した要因について各都道府県に聞いたところ、「感情のコントロールがうまくできていない」「ささいなことで暴力に至る事案が大幅に増えている」などの回答が寄せられた。
     具体的な事例では、ドッジボールでボールが当たったことを笑われた児童が、笑った方の児童を追いかけて暴力を振るったりするケースもあった。

  • No.40 匿名

    15/09/18 09:53:45

    (J-CASTニュース)

    小学1年生の「暴力」5倍に その意外な
    「理由」とは

    ストレスや貧困などが原因であり、「荒れる小学校」などといった報道も出て小学校はとんでもないことになっている印象だが、実は暴力なのかトラブルなのか、その判断基準が変わっただけで「5年前と小学校はさほど変わっていない」と話す専門家もいる。

    いったい今の小学校の現場はどうなっているのか。

    教師の胸ぐらをつかんだり噛み付いたり

    「問題行動調査」によれば、14年度に起こった小学生の暴力は、児童間が7113件、教師に対するものが2151件、器物損壊が1997件、外部の人に対するものが207件あった。

    2010年から増え続けていて調査を始めた06年に比べると3倍に増え、加害人数は小学1年生が5倍、2年が4.3倍、3年が4.2倍で、6年の1.9倍に比べると低学年ほど増えている。

    一方、中学生は前年度比11・3%減、高校生は同13・6%減とマイナスになっている。
    小学生の暴力行動が増えた原因について、突然キレるなど感情を抑えることができなかったり、暴力以外の解決方法を知らない子が増えていたり、親に構ってもらえず貧困などで欲しいものが手に入らないなどがストレスとして表面化しているといった解説が新聞などに出ている。

    また、教員の指導不足を指摘するものもある。

    教員に対する暴力には、教員の胸ぐらをつかんだり、足を何度も蹴る、噛み付いたりイスを投げたりする。

    「死、ね」「うぜぇ」と言葉を浴びせるといったものがあるという。

    こうした報道にネットでは、

    「大人たちに絶対的な強さがねぇんだよ。。。だからガキに舐められるんだ」

    「教師の鉄拳制裁を復活させればいい。甘やかしすぎなんだよ」

    「教師が暴力児童を抑え込んだだけで、親が人権団体に訴えたり、第三者委員会が学校に責任追及、謝罪、損害賠償したりするから教師は一切手出しできない」

    などといった意見が出た。

  • No.42 匿名

    15/09/18 10:01:30

    >>40 続き

    「暴力を振るう小学生は増えてはいない」という意見も

    そうした中で、最近はすぐに警察が出て来るからこれまで見えなかったものが顕在化しただけ、という意見も少なからずある。

    今回の調査結果は鵜呑みにできるほど単純なものではないらしい。

    時事通信は15年2月26日に小学生の校内暴力が増加した事についてこんな記事を配信している。

    警察庁の担当者の話として、
    「いじめ防止対策推進法の施行もあって学校や親の意識が変わったことが考えられる。小学生は特に学校内で解決する傾向が強かったようだが、最近は警察に通報する事案が増えている」

    つまり、小学校側が「暴力」のあったことを表ざたにするようになった、というものだ。

    現場をよく知るある教育関係者は、J-CASTニュースの取材に対し、

    「荒れる小学校などと言われていますが、5年前と比べ暴力を振るう小学生が増えたかというと、それほど変わらないのではないでしょうか」と明かした。

    暴力行為をする小学生は限られていて、その一人が何度も何度も「事件」を起こす。

    これまではそうした行動を「トラブル」として処理していたが、「教育現場では悪い事は悪い事、暴力はいけない、ということを子供にきっちりと教えるべきだというように変わってきました。その際は、警察や地域コミュニティーなど関係各所と連携したほうがいいわけで、結果的に暴力があったという数字が大きくなったのだと思います」と語った。

    13年に公布されたいじめ防止法がそれを加速させたのだという。

    現在はある意味「膿」を出しているような状況で、これからの推移を見守っていきたいと教育関係者は話していた。

    小学校での暴力は増えているのか?

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*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

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