鬼怒川堤防決壊　行方不明者2人との情報　約550人が孤立状態 へのコメント（No.970）

記録的な豪雨で鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市は１２日、連絡が取れない人の数を午後１時現在で１５人と発表した。警察や消防などは懸命の捜索・救出活動を続けた。宮城県栗原市では、行方不明になっていた男性とみられる遺体が見つかった。

　常総市によると、行方不明者は１１日夜の時点で２２人だったが、８歳の子ども２人の無事が確認されるなどし、計１５人になった。

　警察や消防、自衛隊は市内で孤立した住民が残っていないかどうか、ヘリコプターも使って確認に全力を挙げた。市によると、１２日午後１時現在、２６カ所の避難所に計４５４２人が滞在している。

　常総市役所の孤立状態は解消された。国土交通省はポンプ車３０台以上を投入し、排水活動を続けた。約２００メートルにわたり決壊した堤防では、仮堤防の建設が進められた。

　市は今後、市役所などに仮設トイレを設置するほか、コミュニティーＦＭの放送を通じて給水場所などの情報を発信する。