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31日、東京電力福島第一原発事故による健康影響を調べる甲状腺検査で、今年4月から6月末までに新たに1人が甲状腺がんと診断されたと発表した。検査対象となる事故当時18歳以下だった約38万5千人のうち甲状腺がんと確定したのは合計104人になった。
2011年から昨年3月末までの1巡目の検査結果を基準に、2巡目以降の検査結果と比べ、がんが増えるかどうかをみる。これまで1巡目検査で98人、今年度末まで続く2巡目検査で計6人ががんと診断された。
県検討委員会は「チェルノブイリ原発事故で甲状腺がんになった子どもの被曝(ひばく)線量や年齢といった過去の知見を踏まえると、現時点では福島で見つかった甲状腺がんは原発事故の影響とは考えにくい」としている。
2015年8月31日23時45分 朝日新聞
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No.3 主 匿名
15/09/01 08:21:17
福島県:子供の甲状腺がんと原発事故の関係調査へ
◇健康調査データから分析研究チームを福島県立医大に発足
福島県は31日、東京電力福島第1原発事故による放射線被ばくが子供の甲状腺がんにどう影響を与えたのかを、事故後実施している県民健康調査のデータから分析する研究チームを福島県立医大に発足させたと発表した。全国の甲状腺がん患者の確認状況などとデータを比較し、福島県の子供の発生率が自然発生率より高いかなどを調査する。今年度中に研究結果をまとめる方針。
県は事故当時18歳以下の子供らを対象に甲状腺の検査を実施している。今年4月30日までに対象者36万7685人のうち約8割の30万476人が受診。うち98人が甲状腺がんと診断され、14人ががんの疑いがあるとされた。
発足した研究チームは、これらのデータと全国の統計や甲状腺がんの進行速度などを組み合わせて分析する。チームには大阪大や名古屋大、放射線影響研究所の研究者も参加するという。今後、年齢別や地域別の発生状況なども研究する方針。
また県は31日、昨年4月から行っている2巡目となる甲状腺がんの検査で、1巡目でがんと診断されていなかった子供のうち今年6月末時点で新たに1人が甲状腺がんと診断されたと明らかにした。2巡目の検査でがんが確定したのは計6人となり、がんの疑いも前回発表の5月時点より9人増えて19人となった。
2015年08月31日 毎日新聞
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