アメ村３人死傷飲酒事故 へのコメント（No.12）

毎日新聞

大阪地検は１１日、自動車運転処罰法違反（過失致死傷）などの罪で公判中の白坂愛里被告（２５）＝大阪府高石市＝について、より刑罰が重い危険運転致死傷罪への訴因変更を大阪地裁に請求した。

　大阪府警は危険運転致死傷容疑で送検したが、大阪地検は過失致死傷罪で起訴。その後、事故で亡くなった看護師、河本恵果さん（当時２４歳）の遺族らから訴因変更を求める要望を受けて補充捜査を実施した。

現場周辺の防犯カメラを再度確認したり、関係者から改めて事情を聴いたりした結果、白坂被告は当時、飲酒の影響で正常な運転が難しい状態だったとし、危険運転致死傷罪に問えると判断した。

　変更後の起訴状によると、白坂被告は５月１１日午前３時４５分ごろ、大阪市中央区で飲酒の影響で正常な運転が困難な状態で車を運転。

自転車に乗った河本さんを死亡させ、歩行者ら２人に重軽傷を負わせたとしている。

　大阪地検は１１日、白坂被告を道交法違反（過失建造物損壊）の罪でも追起訴した。　　　　　　　　　◇
　亡くなった河本恵果さんの母友紀さん（４３）＝大阪府和泉市＝らは、訴因変更を地検に認めてもらえるよう６月以降、街頭で署名活動をしてきた。

今月１０日までに
１７万１３２９人分の署名を集めた。

友紀さんは
「検事が証拠をしっかりと見直してくれ、適正な罪名になった。多くの人の支えでようやくスタートラインに立てた」
と話した。

　大阪地裁が訴因変更を認めれば、今後は裁判員裁判で審理される。