茨城の海岸にサメ２匹、７海水浴場を遊泳禁止 へのコメント（No.65）

サメに台風、踏んだり蹴ったり…８か所遊泳禁止

　一部で遊泳禁止が続いていたひたちなか市以南の茨城県内の海水浴場は１０日、鹿島港の南防波堤周辺でサメ１匹が目撃されたことに加え、台風１４号による高波の影響により、同市の平磯海水浴場を除く計８か所が遊泳禁止となった。

　防護網を設置して一時は遊泳が解禁されたものの、気象にも阻まれ、自治体の関係者らは「サメや台風で踏んだり蹴ったり。宿や売店の店主も落ち込んでいる」と気をもんでいる。
　県観光物産課や各市町によると、大洗町の２海水浴場は、台風の影響で波が高くなったため、９日午後２時から遊泳禁止に。
依然として波が高く、防護網が設置できていない鉾田、鹿嶋両市はともに、１０日も禁止措置が続いた。

　ひたちなか市では、２海水浴場でそれぞれ足首まで、腰までの入水を認めて開場したが、高波の影響で、阿字ヶ浦海水浴場は昼頃から遊泳禁止となった。

　同じく遊泳可能だった神栖市でも、県警の警備艇が鹿島港南防波堤近くで体長約２メートルのサメ１匹を確認したことから、２海水浴場で午前１１時半頃に遊泳禁止とされた。
サメはシュモクザメとみられる。

　水戸地方気象台によると、台風１４号は太平洋を北東に進んでおり、１０日は３メートルの高さでうねりを伴う波となった。
１１日も同程度の波が続く見通しといい、各自治体は改めて海水浴場の運営について判断する。

2015年08月11日 The Yomiuri Shimbun