匿名
キャリコネニュース
8月から大手企業の内定が解禁される。
今年の学生たちは、どんな企業が人気なのだろうか。
調査によると、学歴のグループによって志望する業界に違いが見られるようだ。
就活サイト「レクミー」を運営するリーディングマークが、旧帝国大学と早慶を中心とする2016卒学生3550人を対象として就職人気企業を調査したところ、10社中5社を総合商社が占めたという。
1位 三菱商事
2位 三井物産
3位 伊藤忠商事
4位 JR東海
5位 住友商事
6位 丸紅
7位 トヨタ自動車
8位 東京海上日動火災
9位 サントリー
10位 三菱地所
東洋経済のランキングでは銀行、証券、保険が上位
調査対象は東大、京大、一橋大、東工大、阪大、神戸大、名大、東北大、筑波大、早大、慶大の学生で、旧帝大以外の上位校も含む。
調査元によると、JR東海やトヨタ自動車、サントリーといった総合商社以外の人気企業は、旧帝大学生の地元票を多く獲得したという。
これを一般的な人気ランキングと比べてみよう。
東洋経済ONLINEが学校名を限定せず2016卒の学生1万1234人に調査した人気トップ10は次のようになっている。
1位 三菱東京UFJ銀行
2位 全日本空輸
3位 JTBグループ
4位 みずほフィナンシャルグループ
5位 明治グループ
6位 丸紅
7位 野村証券
8位 大和証券グループ
9位 損保ジャパン日本興亜
10位 日本生命保険
上位10社中、銀行や証券、保険といった金融関係が6社を占めている。
いずれも有名企業で、社会的な認知度も高い。
同調査では金融機関が堅調な理由について、女性人気の高さを指摘し、「総合職、地域限定職、幅広い職種など女性のキャリアプランに即した採用で、学生も志望しやすいから」と分析している。
どちらのランキングにも入っている「丸紅」
これら2つの調査は、いずれも学生1人につき志望する企業の上位5社を尋ねている。
これを選び出すに当たって、学生には「入りたい会社」であるとともに「入れそうな会社」「受かりそうな会社」はどこかという計算もありそうだ。
商社の採用実績校には高学歴大が名を連ね、採用数も150人前後とかなり狭き門だ。
一方で大手金融機関では採用数が1500人を超えるようなところもあり、中堅以下の学生にとって可能性が感じられるのだろう。
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