母親として、逃れられない絶望を味わったんだろうなぁと思うと胸が痛い。

子どもや家族を残して自ら命を絶つ事は、決して許される事じゃないけど、それ以上にそこまで追い込んだきっかけを作った状況は、「大人のいじめ」に尽きる。

地元の友達が、結婚後に旦那の田舎の実家で子育てしてるけど、度々耳にする言葉は「閉鎖的」「仲間意識が強い」「個人行動が尊重されない」「排他的」。

そして、ひとりの標的を作り上げ自分達の繋がりを強くする。
いたたまれない気持ちにさせる環境を、無言の空気で作る。
目線、聞こえない程度のひそひそ話、含み笑い。

ただの良い人や気弱な人、不器用な人は耐えられずすぐにはみ出る。

それでもいいと強い気持ちでやっていくには、そういった経験を学生や社会人時代に味わってないと、しんどいと思う。

人間関係に恵まれて優しい人達しか知らないと、まさか子どもを持つ母親達がこんなだなんて…とびっくりすると思う。

大人のいじめは、暴力などの対峙するものじゃなく、本人にしかわからない嫌がらせを、遠まわしにジワジワと空気圧のようにやる事。

だから、実証なんて無理だし、実証しても受け取り方次第でどうにだって言い逃れが出来る。

「死んだあの人が母親として弱いだけ」