8歳男児が同じ幼稚園に通う4歳男児をはさみで殺害

2015年6月16日、財経網によると、中国・甘粛省で10日、8歳の男児が4歳の男児を刺殺する事件が起きた。2人は同じ幼稚園に通っており、一緒に帰宅する途中だった。

被害者と加害者の自宅は、甘粛省隴南市武都区漢王鎮羅寨村で隣同士。幼稚園が終わり、いつものように近所の子どもたちと集団下校をしていると、8歳男児が持っていたはさみを4歳男児の首に突き刺した。これを目撃した4歳男児の妹が急いで家に帰り、祖父に連絡。現場に駆けつけた祖父は、大量の出血でぐったりしている孫を発見。救急車が到着したときにはすでに息を引き取っていたという。

8歳男児は一度小学校に入学したが、問題行動が多く退学になっていた。両親は仕方なく男児を幼稚園に通わせていたという。被害者を刺した凶器のはさみは、他人の家から勝手に持ち出したものだった。武都区公安局は事件の詳細について捜査を続けている。

この悲惨な事件に、中国のネットユーザーは驚きと怒りの声を上げている。以下は主なコメント。

「小学校が子どもを退学にするなんて、そんなことできるの？」
「小学校が断った子どもを幼稚園が受け入れるって…」
「8歳で幼稚園、初めて聞いた」

「8歳の子は法律で守られて生きていくけど、何の落ち度もない4歳の子は無残に殺されるんだ」
「子どもだからって関係ない。死刑だ！」
「中国には精神的に問題のある人間を受け入れる施設がない。誰もが見て見ぬふりをしている。国がちゃんとこの問題に向き合わないと、悲劇は繰り返されるぞ」（翻訳・編集/本郷）

2015年6月17日(水)19時37分配信　Record China