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- 15/06/02 14:05:28
産経新聞 6月2日 10時36分配信
【上海=河崎真澄】中国中部の湖北省荊州付近を流れる長江(揚子江)で、1日午後9時28分(日本時間同10時28分)ごろ、乗客ら458人を乗せて南京(江蘇省)から上流の重慶に向かっていた旅客船「東方之星」(2200トン)が、竜巻に巻き込まれて転覆した。救難活動が2日本格化したが、乗客の大半は船内に取り残されるなど行方不明となっており、警察当局は同日、救助された船長、機関長の身柄を拘束した。
国営新華社通信などによると、事故当時、現場付近は激しい風雨に見舞われる悪天候だった。船内では旅客が就寝準備中だったとみられるが、竜巻に巻き込まれてから1~2分で長江の北岸寄りで転覆した。
事態を重く見た習近平国家主席は救難に全力を挙げるよう指示。陣頭指揮のため李克強首相、馬凱副首相ら高官が現地に向かった。
乗客の多くは江蘇省や上海方面からの中高年を中心とした中国人団体客。上海の日本総領事館によると、2日現在、日本人が乗船していたとの情報は入っていない。
事故の起きた水域は、長江のほぼ中流域にあたり、水深が約15メートル。旅客船は船底を水面に出した状態で水没している。救難作業には、河川管理当局の船舶や漁船のほか、ダイバーも参加して進められている。武装警察部隊も派遣された。
地元紙「湖北日報」は、2日の捜索で船内から生存者の反応があったと伝えた。2日午前までに13人が救助され、5人の死亡が確認された。一部の中国メディアはこれまでに30人が引き上げられたとしている。
長江では今年1月、江蘇省靖江近くで試験航行中のタグボートが転覆する事故があり、日本人男性ら外国人8人を含む22人が死亡した事故があったばかりだ。
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