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操作ミス、救急車出動指令遅れ=搬送の男児死亡―東京消防庁
時事通信 [3/24 12:47]
東京・多摩地区の119番通報を受ける東京消防庁多摩災害救急情報センター(立川市)で、0歳男児の救急搬送を要請する通報があったが、男性指令員(27)のボタン誤操作で、所轄消防署への出動指令が約4分44秒遅れていたことが24日、同庁などへの取材で分かった。男児は心肺停止状態で搬送されたが、病院で死亡を確認された。
警視庁田無署によると、解剖の結果、自宅で何らかの原因で息を詰まらせた「事故死」と判断された。東京消防庁は、出動遅れと死亡の因果関係はないとみている。
同庁などによると、17日午前4時10分ごろ、東京都西東京市の男児の家族から「子どもの呼吸が止まっている」という内容の119番があった。
電話を受けた指令員は、端末に住所などを入力し消防署に「データ指令」をしたものの、その後に口頭で行う出動指令はボタンの誤操作で音声が流れなかった。
消防署からの指摘で気付いた指令員が、約4分44秒遅れて音声で出動指令をした。通話音量などが確認できる「音声モニター」の確認も怠っていたといい、同庁は指令員の処分も視野に事実関係を調べている。
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