３歳次男に虐待か　複数のやけど痕も…あざに気付いたコンビニ店員が通報

　３歳の次男を殴りけがをさせたとして、兵庫県警加古川署は１４日、傷害容疑で兵庫県加古川市の無職の女（２３）を逮捕した。

　「しつけのために殴った」と容疑を認めているという。次男にはやけどの痕もあり、同署は日常的に虐待を受けていた疑いもあるとみて調べる。

　逮捕容疑は今月１２日午後１時ごろ、自宅で次男（３）の額を殴り、軽傷を負わせたとしている。

　同署によると、次男は１４日午前１時ごろ、近所のコンビニに１人で来店。次男は現金を所持しておらず、目の周りにあざがあったことから、不審に思った店員が１１０番。駆けつけた同署員が次男を保護した。

　約１時間後、次男を捜していた女に同署員が事情を聴いたところ、殴ったことを認めたという。

　次男には首の周りや下半身にやけどの痕が複数あった。食事を十分に与えられていないとみられ、脱水症状などを起こし入院しているが、命に別条はない。

　女は両親や長男（４）らと８人暮らし。両親は次男のあざに気付いていたが、女から「言うことをきかないのでしつけをした」と説明され、警察などに相談していなかったという。（産経新聞）