携帯官能小説 へのコメント(No.323

  • No.323 匿名

    15/02/01 05:17:13

    沖縄での楽しい旅行を終えた恵と浩介は、無事に東京へと戻ってきた。

    恵は、写真家になるため夏休み中に専門学校の資料を集め、9月に入ると母親と共に学校見学をして回った。

    尚志は有紗の自宅に、8月中に引っ越しを済ませた。部屋は有紗の隣だが、母親が出張や残業で夜居ない時は、どちらかの部屋で一晩を過ごした。

    秋も深まり、木の葉が色付く頃になると、有紗は体調の変化を覚え始めた。
    生理が遅れ、時々気持ち悪く、微熱があったり下腹がシクシクと痛んだりした。

    もしかして…?と思い、検査を受けに産婦人科へと向かった。

    11月、妊娠5週ですと医師から告げられた有紗は、不安や戸惑いもあったが、何よりも喜びが勝っていた。

    夕食時、母親と尚志に妊娠したことを告げた。
    卒業する頃には妊娠6ヶ月になる。
    産むこと以外に選択肢を用意してなかった有紗を、尚志は優しく抱きしめ、母親は有紗の身体が心配でたまらなかったが、卒業したいという有紗の思いを汲んで、無理はさせないようにだけ気をつけた。

    12月、浩介は付き合って1年になるクリスマスイヴを、最高のものにするため、恵には内緒で計画を立てていた。

    恵は有紗を気遣いながら、周りには気付かれないように配慮した。
    佳乃や多佳子達にも、妊娠したことは打ち明けてあったが、誰1人として祝福しない者は居なかった。
    休みの日には、ベビー服を買いに行ったり、尚志も交えて子供の名前を考えたりして、皆が生まれてくる新しい命を楽しみにしていた。

    冬休みに入り、浩介から連絡が来た。
    24日は、去年俺達が偶然会った雑貨屋で、朝10時待ち合わせね!と。

    恵はドキドキ高鳴る心臓と、ワクワクする気持ちとで、なかなか寝付けなかった。

    24日当日、待ち合わせ場所に行くと、去年と同じく雑貨屋で購入したメガネをかけた浩介が居た。
    恵が到着すると、手を握ってコートのポケットに入れた。
    『んじゃ、行こうか!』
    向かった先は、初めてキスをした映画館だった。
    ロマンチックな恋愛映画を堪能しながら、恵を見つめる浩介の視線に気付いて振り向くと、浩介が顔を近付けてきた。
    去年と同じように、永く甘いキスをした。

    映画が終わると、今度は初めて結ばれたホテルに入った。
    あの日と同じ部屋。
    去年ここに来た時は、これから何が起こるのか想像すら出来なかったが、それから1年、恵は確かに浩介の彼女として愛されながら毎日を過ごして来ていた。

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