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飲食店で音楽を聴きながら食べている子供
15/01/30 17:28:59
浩介が到着し、車のトランクへ荷物を入れると、羽田空港へと車を走らせた。 朝6時。眠かったら寝てていいよと言われたが、浩介は運転中は眠れないのだし…と、恵も寝ずに他愛もない話をしながらこの旅行を楽しくスタートさせた。 空港の駐車場に車を停めると、荷物を持ち、搭乗手続きを済ませた。 JALのカウンターで手荷物を預けた2人は、空港内で軽い朝食を取った。 機内に搭乗し、席に着く。 8時半発の機内は、多少混み合ってはいたものの、空席もチラホラ見えた。 浩介と初めての旅行、初めての飛行機、恵はいつになく緊張していた。 飛行機が離陸し、しばらくは話しに夢中だったが、そのうち2人とも到着まで寝てしまっていた。 那覇空港で、タクシーに荷物を乗せると、まずは市内をグルッと回ってみた。 フェリーの時間まで、運転手にお勧めスポットを聞きながら、可能な範囲内で回ったついでに、ソーキそばで昼食にした。 昼前発のフェリーに乗って、目指すは座間味島だった。 浩介の昔からの友人が、この座間味島でペンションを営んでいるのだ。 スキューバダイビングも楽しめる、料理も美味しいと自慢のペンションだった。 座間味港に着くと、 『お~い、浩介ぇ~』 と声がした。友人が迎えに来てくれて居たのだ。 『可愛い彼女連れて~憎いね』 人の良さそうな人だった。 ペンションは、暑い南の島を思わせる、白い壁と青い屋根で爽やかな風貌だった。 テラスは広く、綺麗なエメラルドグリーンの海が一望出来た。 『良いとこだね!』 恵はテンション高く言った。 爽やかな潮風に吹かれ、テラスで天を仰いで居た恵を、後ろからギュッと抱きしめると、 『俺、誕生日は毎年ここに来るの。覚えといてね』 と言った。 座間味島を探検しに行こうと、恵を誘った浩介は、その握った手を見つめ、これから先何十回と迎える自分の誕生日には、毎年恵とここで過ごしたいと思った。 結婚して子供が産まれたら、一緒に連れてきたい。そう思っていた。 座間味の人たちは、面白くて明るい人がたくさん居た。 東京の、狭苦しくごみごみした環境に居ると、絶対に味わうことの出来ない素敵な宝物が、ここにはたくさんあった。 恵もまた、浩介の誕生日はこれから先も毎年ここで祝いたいと思っていた。子供が出来ても孫が出来ても年を取っても、ずっとずーっと。 夕飯はペンションで、色鮮やかな魚の刺身や天ぷら、煮魚などを堪能した。
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No.309 主 匿名
15/01/30 17:28:59
浩介が到着し、車のトランクへ荷物を入れると、羽田空港へと車を走らせた。
朝6時。眠かったら寝てていいよと言われたが、浩介は運転中は眠れないのだし…と、恵も寝ずに他愛もない話をしながらこの旅行を楽しくスタートさせた。
空港の駐車場に車を停めると、荷物を持ち、搭乗手続きを済ませた。
JALのカウンターで手荷物を預けた2人は、空港内で軽い朝食を取った。
機内に搭乗し、席に着く。
8時半発の機内は、多少混み合ってはいたものの、空席もチラホラ見えた。
浩介と初めての旅行、初めての飛行機、恵はいつになく緊張していた。
飛行機が離陸し、しばらくは話しに夢中だったが、そのうち2人とも到着まで寝てしまっていた。
那覇空港で、タクシーに荷物を乗せると、まずは市内をグルッと回ってみた。
フェリーの時間まで、運転手にお勧めスポットを聞きながら、可能な範囲内で回ったついでに、ソーキそばで昼食にした。
昼前発のフェリーに乗って、目指すは座間味島だった。
浩介の昔からの友人が、この座間味島でペンションを営んでいるのだ。
スキューバダイビングも楽しめる、料理も美味しいと自慢のペンションだった。
座間味港に着くと、
『お~い、浩介ぇ~』
と声がした。友人が迎えに来てくれて居たのだ。
『可愛い彼女連れて~憎いね』
人の良さそうな人だった。
ペンションは、暑い南の島を思わせる、白い壁と青い屋根で爽やかな風貌だった。
テラスは広く、綺麗なエメラルドグリーンの海が一望出来た。
『良いとこだね!』
恵はテンション高く言った。
爽やかな潮風に吹かれ、テラスで天を仰いで居た恵を、後ろからギュッと抱きしめると、
『俺、誕生日は毎年ここに来るの。覚えといてね』
と言った。
座間味島を探検しに行こうと、恵を誘った浩介は、その握った手を見つめ、これから先何十回と迎える自分の誕生日には、毎年恵とここで過ごしたいと思った。
結婚して子供が産まれたら、一緒に連れてきたい。そう思っていた。
座間味の人たちは、面白くて明るい人がたくさん居た。
東京の、狭苦しくごみごみした環境に居ると、絶対に味わうことの出来ない素敵な宝物が、ここにはたくさんあった。
恵もまた、浩介の誕生日はこれから先も毎年ここで祝いたいと思っていた。子供が出来ても孫が出来ても年を取っても、ずっとずーっと。
夕飯はペンションで、色鮮やかな魚の刺身や天ぷら、煮魚などを堪能した。
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