携帯官能小説 へのコメント(No.284

  • No.284 匿名

    15/01/28 20:10:02

    翌日、有紗も交えて放課後には加奈子の見舞いに行った。

    加奈子は、自分がやってしまったこと全てを受け入れ、許し、歩み寄ろうとしてくれている4人の存在が、とても嬉しかった。
    元気になって退院したら、逆に沢山の恩返しをしようと、心に決めていた。

    病院からの帰り道、バス停で恵は有紗から、
    『今日から私が先生に加奈子の報告するから、恵からはしないでね。』
    と言われ、どんな顔をすればいいのか分からず、
    『好きにすれば?』
    と、冷たく言い放った。

    バスの中では、一番後ろの席に有紗・佳乃・陽子・恵の順番で4人で並んで座っていた。
    有紗と佳乃の会話に陽子が相槌を打ってる横で、恵は誰にも気付かれないように、膝の上に置いた鞄で携帯を隠しながら、浩介にメールを送った。

    【今日からは、有紗がこうくんに加奈子の報告をするんだってさ。だから恵からは報告しないでと言われたよ。】

    浩介からは、珍しくすぐに返信が来た。

    【え~そうなの?何かめんどくせぇなぁ】

    恵は心の中で笑った。そんな自分を、嫌な女になってると自覚しながらも、有紗に対する許せない気持ちを消すことなど、出来る訳が無かった。

    男が絡むと、女同士は上手く行かなくなるのは、珍しい話では無いだろう。

    駅前でバスを降りた4人は、溜まり場と化したスタバへと移動した。

    そこで有紗は、浩介に電話をかけた。
    …が、浩介は出なかった。
    『この時間なら電話出ると思ったのに…』
    店の時計は夕方6時半を指していた。

    また家に帰ってから電話してみようと、有紗が楽しそうに言った。

    有紗は昨夜、恵達が帰ったあと浩介にメールをしていた。
    まだ好きでいたいと伝えた有紗に浩介は
    【好きになるのは自由だから、俺は何も言わない。】
    卒業する時まで好きだったら、卒業式の日にもう一度改めて告白したいというと、
    【楽しみにしてるわ】
    と返してきたのだ。

    有紗は、今は自分の学校の生徒だから安易に手が出せないだけで、卒業してしまえば、もしかしたら彼女になれるのかもしれないと勝手に解釈して、浮かれていたのだ。
    恵に対して自分が報告するからと言ったのも、早くも浩介の彼女になることを意識しての発言だったのだろう。

    浩介が、楽しみにしてると送信したのには、大した理由は無かった。
    だが、そう送ってしまったことで、有紗の恋心に更なる強い炎をつけてしまったことに、浩介自身は全く気付いていなかった。

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