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嫌味ばかり言ってくる実母、どう返す?
15/01/28 12:50:19
何とか誤魔化した恵だったが、まさか受信画面を見られていたとは…心中穏やかでは居られなかった。 『先生何だって?』 『加奈子の様子教えてって。』 『それだけ?』 頷いた恵は、内心少し苛ついていた。 メールの内容まで聞かれ、なぜこんなにも疑われなければならないのか? ひょっとしたら、無意識のうちに付き合ってる感じが滲み出てしまってるのかもしれない、という不安感が押し寄せてきた。 また、有紗もムカついていた。なぜ恵にばかり連絡が来るのかと… 加奈子のことでも恵ばかりを呼びつけ、連絡してくるのも恵にばかり… 有紗は、先ほど浩介から電話が来たことは言わずに、昨日のことも実際には浩介から愛され抱かれた訳ではないし、惨めになるだけだと、もう忘れようと心に決めた。 時計が夜の7時を指していた。 『あ、もうこんな時間か…そろそろ帰るね!』 佳乃の言葉で恵も帰り支度を整え、 『明日は来いよ!』 と有紗に声をかけると、2人で恵の家をあとにした。 途中まで帰り道が一緒だった2人は、実は有紗は浩介に彼女の有無を聞いただけではなく、告白したのではないか?と、そして振られたからあんなにも号泣したのだろうと、そんな話をしながら歩いていた。 それは憶測でしか無い話だったが、恵は有紗の存在が嫌になってきていた。 多分、有紗が浩介を好きだと知った時から、恵の中の独占欲は有紗の存在を許さなかったのだろう。 佳乃とも別れ、1人で自宅に向かいながら、浩介に電話をかけた恵は、加奈子の様子を一頻り伝えると、 『…でさ、有紗のことなんだけどさ』 と、泣きはらした目をしていたこと、加奈子を心配してのそれではなかったこと、浩介に彼女が居ることを知って勝手に失恋して泣いてたと言っていたが、実は告白したのではないか?と自分は思ってることなどを、一方的に話した。 浩介は静かに相槌を打ちながら話を聞き終えると、 『恵が心配するようなことは、何もないよ。俺は渡辺に告白もされてないし、彼女居るのか聞かれたから、大学の後輩と付き合ってるって嘘ついたけど、家に送り届けて俺もすぐ帰ったから。』 とだけ言った。 昨日のことを、有紗が話して無いのなら、敢えて弁解する必要はなかったし、真実を話して恵を傷つける必要すら無かったからだ。 昨日のことは、恵には絶対にバレないようにすることが、恵への最大の償いと、愛情だと浩介は思っていた。
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No.280 主 匿名
15/01/28 12:50:19
何とか誤魔化した恵だったが、まさか受信画面を見られていたとは…心中穏やかでは居られなかった。
『先生何だって?』
『加奈子の様子教えてって。』
『それだけ?』
頷いた恵は、内心少し苛ついていた。
メールの内容まで聞かれ、なぜこんなにも疑われなければならないのか?
ひょっとしたら、無意識のうちに付き合ってる感じが滲み出てしまってるのかもしれない、という不安感が押し寄せてきた。
また、有紗もムカついていた。なぜ恵にばかり連絡が来るのかと…
加奈子のことでも恵ばかりを呼びつけ、連絡してくるのも恵にばかり…
有紗は、先ほど浩介から電話が来たことは言わずに、昨日のことも実際には浩介から愛され抱かれた訳ではないし、惨めになるだけだと、もう忘れようと心に決めた。
時計が夜の7時を指していた。
『あ、もうこんな時間か…そろそろ帰るね!』
佳乃の言葉で恵も帰り支度を整え、
『明日は来いよ!』
と有紗に声をかけると、2人で恵の家をあとにした。
途中まで帰り道が一緒だった2人は、実は有紗は浩介に彼女の有無を聞いただけではなく、告白したのではないか?と、そして振られたからあんなにも号泣したのだろうと、そんな話をしながら歩いていた。
それは憶測でしか無い話だったが、恵は有紗の存在が嫌になってきていた。
多分、有紗が浩介を好きだと知った時から、恵の中の独占欲は有紗の存在を許さなかったのだろう。
佳乃とも別れ、1人で自宅に向かいながら、浩介に電話をかけた恵は、加奈子の様子を一頻り伝えると、
『…でさ、有紗のことなんだけどさ』
と、泣きはらした目をしていたこと、加奈子を心配してのそれではなかったこと、浩介に彼女が居ることを知って勝手に失恋して泣いてたと言っていたが、実は告白したのではないか?と自分は思ってることなどを、一方的に話した。
浩介は静かに相槌を打ちながら話を聞き終えると、
『恵が心配するようなことは、何もないよ。俺は渡辺に告白もされてないし、彼女居るのか聞かれたから、大学の後輩と付き合ってるって嘘ついたけど、家に送り届けて俺もすぐ帰ったから。』
とだけ言った。
昨日のことを、有紗が話して無いのなら、敢えて弁解する必要はなかったし、真実を話して恵を傷つける必要すら無かったからだ。
昨日のことは、恵には絶対にバレないようにすることが、恵への最大の償いと、愛情だと浩介は思っていた。
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