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- 匿名
- 14/11/16 15:44:45
スポニチアネックス
横浜市の東海道新幹線新横浜駅構内で15日朝、停車中の新幹線車両の屋根に、東京都あきる野市の無職男性(25)がよじ登り、架線に接触して感電した。男性は全身やけどを負って病院に搬送されたが、搬送時に「自殺しようと思った」と話したという。
この事故で、品川―小田原駅間の上下線が停電し、一時運転が見合わされた。
神奈川県警港北署などによると、男性は同日午前5時40分ごろ、同駅下りホームのホーム柵を乗り越え、停車していた午前6時発の広島行き始発「ひかり493号」の品川駅寄りの最後尾16号車の屋根によじ登り始めた。
“鼻”と呼ばれる車両の長くせり出した部分から屋根に移動しようとしている男性に気づいた車掌が、架線の電流を切る非常ボタンを押すと、ほぼ同時に、「ドーン」という音がして停電が発生。
爆音とともに閃光(せんこう)を見た人もいたという。
男性は約3・8メートル下の線路に転落。
着ていたジャンパーなどの衣類が燃えていたが、車掌らが消火器で消し止めた。
車両の屋根の一部には黒く焦げたような跡が残っていた。
屋根と架線までの高さは約1・5メートル。
架線の電圧は2万5000ボルトで、近づいただけで感電し、鳥などが黒焦げになるケースもあるという。
防犯カメラなどを解析した結果、男性は同日午前5時30分に改札が開くと、すぐに入場券を購入して駅構内に入ったことなどが判明。
港北署は、威力業務妨害などの疑いもあるとみて、入院した男性の回復を待って事情を聴く方針。
JR東海によると、上下線計153本で最大86分遅れ、約16万人に影響が出た。
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