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着脱や前かがみ時に…抱っこひも落下116件
抱っこひもから赤ちゃんが落下し、けがをする事故が2009年以降、少なくとも116件起きていたことが、東京都が初めて行った調査でわかった。
落下により頭蓋骨骨折や外傷性くも膜下出血などの重傷に至るケースも相次いでいた。近年、人気が高い外国製抱っこひもの中には、日本の赤ちゃんの体格に合わない製品もあり、都は4日午後、業界関係者や有識者らでつくる審議会を設置し、安全対策の策定に乗り出す。年内をメドにまとめ、国に対しても提言を行う方針。
都は今年、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)から抱っこひもによる事故が相次いでいるとの報告を受け、09年1月~今年5月の同センターでの受診件数や、都内での救急搬送件数などを独自に調査した。対象は都内で起きた事故のため、全国的な件数は、さらに多いとみられる。
都によると、事故があった抱っこひもの中には、腰にベルトのついた「抱っこベルト」や布で赤ちゃんをくるんで抱く「スリング」なども含まれ、116件のうち、おんぶ中の事故が43件、抱っこ中が73件。26件は重傷を負っており、このうち15件は生後4か月未満の乳児だった。
13年3月には、母親がカバンから財布を取り出そうと前かがみになった際、抱っこしていた生後4か月の乳児が頭から滑り落ち、外傷性くも膜下出血の重傷を負った。12年4月には、生後2か月の乳児が抱っこしていた母親とひもの隙間から1メートル下にずり落ち、右耳内から出血した。状況別では、「着脱時」が57件、「前かがみ」と「ひもや留め具のはずれ」が16件などとなっている。
都によると、抱っこひもは国内で年間80万~100万個売れている。国内メーカーが製造する抱っこひもは、一般財団法人「製品安全協会」が、任意の安全基準で留め具を二重にすることや、4か月未満の乳児は縦抱きしないことなどを求めている。
しかし、近年は使いやすさやデザインの良さから外国製の抱っこひもが人気で、国内市場の半数を占めている。こうした海外メーカーの抱っこひもの中には、日本人の体格に合わないものもあるほか、インターネットなどで割安で買える並行輸入品の場合は、日本語の説明書がないケースもあるという。
審議会では、今後、人形を使った事故再現実験や、ネットを使ったアンケートなどを実施。事故の原因などを詳細に分析したうえで、海外メーカーの製品に対して規制をかけることや、親の不注意による事故も相次いでいることから、正しい使用方法の周知などについても検討する。日本と同様、任意で安全基準を設けている米国では、今年9月から基準に満たない製品の販売を禁止する法律が施行される予定という。審議会では、こうした海外の事例も参考にする方針だ。
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