救急車から女が逃走　万引の疑いで事情聴取中に体調不良訴え

サンケイスポーツ
2014.7.11 20:50

１１日午後、大阪・道頓堀の免税店で万引をしたとして、窃盗容疑で事情聴取を受けていた自称３０代の女が体調不良を訴え、救急搬送された際に逃走した。

救急車には警察官１人が同乗していたが、病院に到着すると、男が救急車から女を連れ出して車で逃げた。
大阪府警南署は行方を追っている。

　女が搬送されるとの連絡を受けてパトカーが病院に向かったが、緊急走行の救急車に追い付けず、間に合わなかった。

女は「弁護士に電話する」として救急車の中で複数回電話をかけており、同署は経緯を調べる。

　南署によると、午後２時ごろ、女が免税店から代金を支払わずに出たと従業員が近くの交番に届けた。
別の従業員と警察官が店の近くで事情を聴くと、女は「万引していない。（従業員に）けがをさせられたから訴える」などと話し、自分で呼んだ救急車で搬送された。

　午後３時ごろ、救急車が大阪市西区の病院に到着し、後部の扉を開けた直後、外にいたスーツ姿の男が女を引っ張り出し、待機していた乗用車の後部座席に乗せて走り去った。