預けた娘の死、責任どこに 行政仲介の育児支援巡る事故

匿名

匿名

14/05/14 23:10:19


朝日新聞デジタル 5月14日 19時11分配信

事故当日の藤井さつきちゃん。ベッドに取り付けたおもちゃを初めてつかむことができた瞬間を母親の真希さんが撮影していた=2010年11月16日、真希さん提供
 子育て家庭を支援する厚生労働省と自治体の事業で、行政の紹介で第三者に預けられた女児が死亡した。責任を問う声に、自治体は「預かる側と預ける側の問題」との立場を示し、なぜ女児が死亡したのか原因はわからないまま。全国44万人が利用する育児事業のすき間で、両親は苦しむ。

■市「当事者間の問題」

 小さな仏壇の前の白い木箱。納められているのは、3歳4カ月で亡くなった藤井さつきちゃんの遺骨だ。母親の真希さん(34)は時折そっと抱きしめる。

 「こうすると落ち着くんです。私の心臓の音がさつきに届いている気がして」

 早すぎる別れから半年余り。まだ納骨する気にはなれない。それだけに、あの日、何があったのかわからないのがもどかしい。

 2010年11月16日朝。

 当時、大阪府八尾市に住んでいた真希さんは、自分が病院に行く間の1時間、八尾市のファミリー・サポート・センター事業(ファミサポ)で紹介された女性宅に、生後5カ月のさつきちゃんを預けた。

 だが、診察を終えて迎えに行くと、女性が「救急車!」と叫んでいた。何が起こったのかわからないまま救急車へ。さつきちゃんは心肺停止状態だった。病院に着いて15分後に心臓は動いたが、低酸素性脳症で脳死状態に陥った。

 真希さんと夫の朋樹さん(35)は、うつぶせ寝による窒息を疑った。女性はうつぶせ寝をさせたことは認めたが、「危険性は知らなかった」とし、途中から弁護士を代理人に立てて話し合いに出てこなくなった。

 夫妻は八尾市に調査を求めた。しかし、市は「当事者間の問題です」と不介入の立場を示した。事故時の対応は「当事者間で解決する」と定めていたからだ。ただ、夫妻はそのことを知らされていなかった。

 11年12月、夫妻らが第三者を交えた調査を求める約8万筆の署名を市議会に提出すると、市は一転して「原因は不明」とする内部による報告書をまとめ、12年3月に議会に配った。夫妻への聞き取りはなく、連絡は議会のあとだった。

 13年10月10日朝、意識不明のまま、3年近く闘ったさつきちゃんが息を引き取った。人工呼吸器につながれて抱きしめられなかった分、夫妻は何度も我が子を抱きしめた。

 「このまま何事もなかったかのように物事が進むのは耐えられない」

 夫妻は翌11月、市や女性などに損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。市側は新たに「心肺停止の原因はウイルス感染によるもの」と反論し、法的責任も否定している。両親は今年4月、業務上過失致死容疑で女性を刑事告訴した。

 「あの日、何が起こったのか、さつきの代わりに私たちが明らかにしないといけない。同じ思いをする人がいなくなるように」。真希さんはこう訴える。(宮崎亮、岡野翔)

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

  • まだコメントがありません

件~件 ( 全0件)

*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。