• No.46 わたしの言霊

    14/03/03 22:32:55

    18の春、わたしは家を出た。
    雪は降らないが寒さの厳しい町から逃げるようにわたしは振り向かなかった。

    東京…それは子供のころからの憧れ。わたしは東京の街を歩くすべての人が輝いて見えた。


    「あの…。」
    道行く人に声をかけると笑われる。
    訛りだ。
    くやしいな…。



    あの日からわたしは無口な女になった。髪を切り、きついラインの化粧をすると田舎女は消えた。

    すべて生まれ変わるためだ。わたしは名前さえ知らない地味な顔をした男とこの前で裸になり、体を真っ二つに引き裂かれる痛みに身を任せた。


    わたしは東京に染まるんだ。


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