官能小説得意な方! へのコメント(No.414

  • No.411 慎吾ママ

    13/12/22 01:52:11

    「なんで泣くの?」


    しんごは慰めるようにささやき、私の髪の毛をとかすように撫でる。


    「お願いだから泣かないで」


    そう言いながら優しく目元にキスをくれる。


    「ゆりを困らせるつもりは無いんだ。俺が一方的に思ってるだけだから」


    違う…


    また私は首を振る。


    「違うの…」


    遊びと思われている方が楽だった。熱に浮かされていると思っていた方が楽だった。

    本気になってしまったら浮気ではなくなる。すごく勝手な思いだけど、私はしんごに不倫という不貞行為をさせたくなかった。

    傷付くのは、痛い思いをするのは自分だけでいいと思っていた。


    うつむいた私の顔を自分の方へ向かせ、キスをしながらしんごが続ける。


    「いつもじゃなくていい。一緒にいる時は俺を見て。」


    「?……見てるよ…私、ずっと見てたよ?」


    「SMAbの俺じゃなくて、かとりしんごのファンとしてじゃなくて、この『俺』を見て」


    力のこもった目で見つめられ、頬を包む手にも熱がこもる。


    しんごは結局は住む世界の違う人…


    そう思って壁を作っていたのは私。しんごはその壁に気づいていたのか。


    返事も出来ないまま、ただ涙が溢れていた。

  • No.414 匿名

    13/12/22 07:19:44

    >>411慎吾ママさんありがとう。いやーん、告白ー。いいなぁ!

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