官能小説得意な方! へのコメント(No.316

  • No.314 慎吾ママ

    13/12/16 08:41:55

    「今日はJr.の連中が何人かで忘年会する予定だったみたい。俺…先輩の権限振りかざしちゃった。日ずらしてもらったよ」


    「えー、ひどーい」

    可哀想に。楽しみにしてただろうに。Jr.にも申し訳なくなって心の中で頭を下げる。もう下げる頭が無くなってきたな。


    「今度飯奢るって事で一人一人に了解得たよ。女の子連れ込むつもりだったみたいだから、相手の予定を変更してもらわなきゃって焦ってたけど」

    あ、謝る気無くなった。

    「先約がマッチさんとかだと無理だったかな」

    部屋の鍵を開けながらしんごは言った。

    2階しか無いけど部屋はいくつかあるようだ。下には宴会場もあるみたいだから、わざわざJr.にお詫びしてご飯奢って日をずらしてもらうこと無かったのに。私に気を使ってくれたのかな。

    どうぞ、としんごが扉を開けてくれ、招かれるまま胸の前を通り中に入る。しんごは後から続く。

    中は和室だ。靴を脱いで一段高いところに上がり、襖を一つ開けると広い畳の間が二つ並んでいた。

    「………露天風呂?」

    テーブルの間の向こう側が板の間のインナーバルコニーのようになっていて、ガラスドアを挟んであちらの方にお風呂が見える。

    「かけ流しの温泉」

    「へぇ…すご」

    チラッと横の部屋を見ると開いたままの襖の向こうには布団が敷いてあった。妙に生々しくてドキッとした瞬間、しんごが後ろからガバッと抱きついてきた。

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