留守中に部屋に入る へのコメント（No.15）

初めに、この『思い込み依頼』について説明させてください。 盗聴器や盗撮器の調査依頼には、本当に機材が仕掛けられ被害にあってい る方の調査と、そうではなく『誰かが自分を監視している』

しまったり、『昨日、自分がしていた事や話していた事を、職場の全員が

という、現実にはありえない調査依頼に二分さ

知っていて噂している。』

れます。

昨今は本当に盗聴・盗撮行為が増え、この『思い込み』による依頼が減っ てきました。 しかし、それでもまだ盗聴･盗撮器の調査依頼の半分近くをこの『思い込 み』依頼が占めているのです。

とは、医学的には精神障害にあたり、専門的には「統合

この『思い込み』

失調症」と呼ばれるケースが多いのです。

私たちが実際に調査に赴き、捜索をいくら一生懸命に行ったところで、盗 聴器など発見できる訳が無いという事です。 私は最初この病気のことをまったく知りませんでした。

作依頼のケースであまりに多いこの種の相談が、精神障害から来るもので あると遅まきながら気付いたのです。

統合失調症とは医学書によると、幻覚や妄想が出る障害で、比較的若い人 に多く発症するそうです。 『幻覚』というのは、存在しないものが感覚として感じられるもので、 『妄想』とは間違った内容を信じ、誰が何を言っても聞かないことだそう です。

幻覚症状で多いのが、『誰もいないのに人の声が聞こ