空き地に少女の遺体=三重 へのコメント（No.1633）

三重・中３少女殺害　「空白」の２２分間に何が…襲撃の手口、動機の解明へ
産経新聞 3月2日(日)21時7分配信

　三重県警の捜査では、寺輪博美さんがスマートフォン用の無料通信アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」を通じて友人に書き込みを送信後、姉が電話をかけてもつながらず消息が途絶えた昨年８月２５日深夜の「空白の２２分間」がカギとなっていた。

四日市北署捜査本部は、寺輪さんが書き込みを送信してからまもなく襲われた可能性があるとみており、強盗殺人容疑で逮捕状を取った少年が寺輪さんといつどこで接触したのかなど、具体的な状況の解明が今後の焦点となる。

　捜査本部によると、寺輪さんは同日夜、三重県四日市市で花火大会を見物した後、午後１０時半ごろ、自宅最寄りのＪＲ朝日駅（同県朝日町）で降り、その後近くのスーパー前で友人と別れ、１人で帰途についた。

スーパー近くの防犯カメラには同１０時４５分ごろ、寺輪さんの自宅方向に１人で歩く少女の姿が映っていた。

　同１０時５５分ごろ、ＬＩＮＥで別の友人とやり取りした記録が残っていた。

友人が「今からカラオケに行く」と伝えたのに対し、寺輪さんは間もなく「いいな」と返信した。

　ところが、友人が約５分後の同１１時ごろに送った書き込みを見た形跡はなかった。

さらに同１１時１７分、寺輪さんの姉がスマートフォンに電話をかけたが、寺輪さんは出なかった。

　一方、スーパーの約３００メートル西方では、県道横の歩道を歩く寺輪さんとみられる少女が目撃されていた。

　遺体発見現場の空き地は、ここからさらに約４００メートル離れており、付近は夜は点在する民家の明かり以外、全くの暗闇になる。

ただ、少年の自宅は寺輪さんがたどったルートに近く、少年は付近の様子を詳しく把握していたとみられる。