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「もし神様が許すなら、私たちの子供をこの胸に抱かせてほしい…」
そう話す彼女の存在が、不妊に悩む世界中の女性たちの希望となっている。4月12日、トルコ・アンタルヤの大学病院が、亡くなった女性から子宮移植を受けたトルコ人女性、デルヤ・セルトさん(22才)が体外受精により妊娠したことを発表した。移植された子宮での妊娠は、世界で初めてのことだ。
セルトさんは卵巣こそあるものの、生まれつき子宮がなく、2011年8月に同病院で子宮移植の手術を受けていた。術後には生理も始まり、1年半かけて子宮が正常に機能していることが確認された。
そこで卵巣から卵子を取り出し、体外受精を試み、受精卵を子宮に戻したところ、無事に着床。現在妊娠3週で、経過は順調だという。
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