- なんでも
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鬱病だった姉。もともと近所でも評判の美人だったんだけど病気のせいか身なりもかまう事をしなくなり汚ならしく、毎日していたランニングやストレッチもやらなくなった。ボロボロの姿でよく二階の窓からボーッと外を眺めてた。それもほっておけば一日中。そんな姉が亡くなる一ヶ月前に急に止めていたランニングやストレッチを再開し身なりにも気を使い始めた。病んでた時期なんてなかったみたいに物凄い勢いで前の綺麗だった姉を取り戻してた。前にも増していつも笑顔で明るかった。 夕飯時「私、皆と家族で幸せ、いつもありがとね」と。その日の明朝亡くなった。
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13/04/29 07:51:46