63歳女、帰宅途中の女性にスプレー攻撃

読売

千葉県松戸市の路上で、帰宅途中の派遣社員の女性の顔にスプレーを吹きかけたとして、県警松戸署は１０日までに、同市在住の無職、佐藤いさ子容疑者（６３）を暴行の疑いで逮捕した。容疑を認め「幸せそうに見えたのが、ねたましく、許せなかった」などと供述している。

　事件があったのは９日午後７時半ごろ、ＪＲ北松戸駅から徒歩１５分ほどの松戸市上本郷の路上。帰宅途中の派遣社員の女性（４０）に背後から駆け寄り、前に回り込んで顔めがけて、自転車のチェーン用潤滑油スプレーを吹きかけた疑い。同署によると、女性が悲鳴を上げたため、近くにいた会社員の男性（２４）が、逃げる佐藤容疑者を追跡。
自宅アパートまで約２００メートル追いかけて１１０番通報した。スプレーの成分は石油などで、目に入ると危険だが、被害女性にけがはなかった。佐藤容疑者は幸せそうに見えたから」と供述しているが、被害女性とは面識はなかった。

　小学校低学年の時、佐藤容疑者のクラスメートだった近所の女性によると、佐藤容疑者は松戸市出身。２０～３０代の時に一度結婚したが離婚。その後、もう一度結婚したが、またも別れてしまい、地元で仕事をせずに一人暮らしをしていた。

　同級生の女性は、最近も佐藤容疑者の自宅へ遊びに行っていたという。「小さい頃から問題を起こすような人ではなかったのに…。本当にびっくりしています。離婚の理由は分かりませんが、口に出さないつらいことがたまっていたのか…」と絶句していた。