• No.2329 唐辛子の歴史

    12/07/02 14:11:48

    唐辛子の原産地は中南米です。 メキシコでは数千年前から食用として利用・栽培されてお り、この地域が唐辛子の発祥といわれています。

    しかし、唐辛子が広く知られるようになったのは、15世 紀のコロンブスの新大陸発見のとき。 「インドのコショウ」をめざしたコロンブスが、カリブ 海に浮かぶ西インド諸島をインドと思い込んだのは有名 です。 この時、コロンブスは現地で見つけた唐辛子をコショウ と勘違いして伝えたことから、 今でも英語の唐辛子名"red pepper(レッドペッパー)"のように、世界各地でコ ショウと混同した名前がついているのです。

    その後唐辛子は急速に世界中に広がりましたが、日本に入ってきた時期は諸説あ り、16世紀半ばに鉄砲とともにポルトガル人が伝えた、という説と、17世紀はじ めに豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、日本に持ち帰った、とする説が有力のようです。 日本で唐辛子のことを「南蛮」や「高麗胡椒」と呼んだりするのも、このような 背景があるようです。

    また、逆に朝鮮半島へは豊臣秀吉が伝えたという説もあ り、はっきりしません。 ただし、「唐辛子」という名前からは、中国から伝わった かのように考えがちですが、実は中国に唐辛子が伝わった のは日本より後で、明の時代の末期(17世紀半ば)になっ てからでした。

    唐辛子の歴史は、このように名前と深い関係があるのでした。

  • No.2330 コッシー

    12/07/02 14:15:57

    >>2329
    詳しく、ありがとう。
    中国より日本が先だったんだ!
    勉強になりました。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。