9歳男児､数年前から不明…小学校一度も通わず へのコメント（No.26）

＜行方不明＞９歳男児数年前から…両親離婚後　大阪・富田林
毎日新聞 4月12日(木)11時32分配信

　大阪府富田林市内に住む男児（９）が数年前から行方不明になっていることが１２日、同市への取材で分かった。

男児は入学予定だった小学校に一度も通っておらず、住民票上同居している曽祖母は昨年８月、「（男児の）居場所が分からない。住民票から外してほしい」と市に申告。

一方、別居の母親は「（祖母に）男児を連れて行かれた」と話しており、父親とは連絡が取れないという。

市から相談を受けた府警は、男児が何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあるとみて慎重に調べている。

　市によると、男児は０２年９月に富田林市で生まれた後、住民票上は約３カ月後に両親と同府太子町に転居したことになっている。

０４年５月に男児は父親と一緒に富田林市に戻り、同年９月から父方の曽祖母方で暮らしているはずだった。

両親は離婚している。

　男児が地元小学校の就学時健診を受けなかったため、教頭が男児方を訪問したが、留守で男児らと連絡が取れなかった。
入学直前の０９年１月の家庭訪問でも会えなかったという。

一方、曽祖母はこの直後に市教委を訪れ、「男児はどこかの施設に預けられていると聞いている。父親とも連絡が取れない」と相談した。

結局、男児は一度も通学せずに１０年４月に小学校を除籍になった。

　さらに、曽祖母は昨年８月、国民健康保険の納付を巡り、「男児はずっといない。保険料が加算される世帯人数から男児を外してほしい」と依頼。
不審に思った市が男児の母親に連絡を取った。

母親は「（男児が）生後１カ月半の時に（祖母に）連れて行かれ、その後のことは知らない」と話したが、祖母は「預かっていない」と述べたという。