90代の男性が救急車3台を寄贈

匿名

11/12/09 20:17:18

90代の男性が救急隊の親切な対応に感謝して救急車3台を寄贈

台風や家族の急病の際に駆けつけた消防隊と救急隊の親切な対応に感謝して、福岡市の90代の男性が、1人で3台の救急車を市の消防局に贈り、救急活動に役立てられています。
福岡市消防局に贈られたのは中央消防署大名出張所など市内3か所の消防署と出張所に配備されている救急車3台です。
1台およそ2300万円で、いずれも、福岡市中央区の90代の男性が寄付しました。
男性は、平成18年に台風で自宅の屋根が飛ばされた際、駆けつけた消防隊の迅速で親切な対応に感謝して、3年前、まず、1台を贈りました。
その後、この救急車が急病で倒れた妻を病院に運んだ際に使われたことを知り、去年、2台目を寄付したうえ、
「1人でも多くの命を救って欲しい」と先月、もう1台を寄付しました。
男性が贈った3台の救急車はこれまでに1万6000人以上を運んだということです。

男性は名前を公表しないよう望んでいますが、「自分が贈った救急車が役立っているのを見て嬉しい」と話しているということです。
福岡市の救急出動の件数は、去年6万2404件と、前の年より7.1%多く、年々、増加する傾向にあります。
福岡市消防局救急課の角石登志和係長は、「個人で3台の寄贈は聞いたことがなく、驚きました。感謝しながら大事に使っていきます」と話していました。

NHK 12月09日

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