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27歳年上の医師の妻との不倫、代償は“ガテン系奴隷生活” 違法な臓器提供の悲惨な結末
提供:産経新聞
人生の再出発を賭けた腎臓の提供は、新たな“地獄”の始まりだった-。生体腎移植をめぐる臓器売買事件で、臓器移植法違反(臓器売買の禁止)などの罪に問われ、9日に東京地裁で開かれた男性被告(21)の初公判。臓器提供者(ドナー)の被告が約束の報酬を受け取れず、手術後も「軟禁」されるに至った意外な理由が、法廷で明らかにされた。(時吉達也)
起訴状と検察側の冒頭陳述によると、被告は臓器提供仲介役の暴力団関係者らと共謀し、昨年6月、腎不全を患い腎臓の提供を求めていた男性医師(56)=公判中=と虚偽の養子縁組届を提出。翌月に腎臓移植手術を実施し、謝礼として800万円を受け取ったとされる。30万円を借りていた知人のアルバイトの男(30)=同=から「借金を返し、余裕もできる」と誘われたのが犯行に関与するきっかけで、被告自身は手術前後に20万円を受け取ったという。
被告は保釈されており、この日はスーツ姿で出廷。公判の冒頭、「自分がその場におらず、逮捕後に初めて知ったことも多い」とした上で「間違いない」と起訴内容を認めた。
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