• No.77 かなり前からの問題

    11/10/18 07:41:38

    <レコチャ広場>路上で転んだ老人、助けるべきか否か?―中国

    数日前、ネット上である中国のニュース動画を見た。

    あるバス運転手がバスを運行中、数メートル前方の路上で倒れた老人の姿を目にしたので、老人を助けるためにスピードを落とし、近くで停車してその老人に手を貸した。

    ところがその老人は、自分はその運転手のバスにはねられて倒れたと言い張った。

    幸いなことに、バスに設置された監視カメラが運転手の無実を証明した。

    昨日、また同じようなニュースが目に入った。

    路上で転倒した老人に手を差し出した女性・劉(リウ)さんは、「娘さん、(転倒したことを)あなたのせいにしないよ。いい人だから」と感謝されるのだが、後になってその老人は急に開き直り、自分にぶつかってきて転倒させたのは劉さんだと訴えた。

    さらに、法廷にまで引っ張り出される被害者さえ出てきた。

    天津市のある運転手は、監視カメラの画像や目撃者などの有力な証拠がなかったために約11万元(約130万円)もの賠償金が科された。

    一般人にとってこの金額は簡単に手に入れられるものではない。

    運転手という職業ならなおさら。

    さらに精神的にも傷ついたことは、もっと大きな打撃なのではないか。

    人を助けたのに、逆に「被害に遭った」と訴えられたような事例が、中国では多発している。

    多くの人は次第に、人を助けたくても手が出せないという状況になるだろう。

    助けが必要な人が目の前にいる場合、私たちは手を差し伸べるべきか、それとも、見て見ぬふりして自分を守るべきなのか。

    正義とモラルと保身とが頭の中で必死に闘った結果、ただ冷たい目で通り過ぎる人がどんどん増えてきた。

    最近では、路上で“本当に”倒れた老人を助ける人がいなかったためにそのまま息を引き取ったという悲しい事件すら発生してしまった。

    助けられた人は感謝の心を持ちながら生きていくべきなのに、その一部の人たちは事実をねじ曲げ、恩人を逆に罪に陥れたり、つらい境遇に追い込んだりしてしまう選択肢を選んだ。

    それはなぜだろう。

    ただ、賠償金を手に入れたいがためなのだろうか。

    それとも、もっと深い原因が?

    (劉亭/24歳/女性/日系企業通訳)

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  • No.79 ブログだけど

    11/10/18 07:47:46

    >>77
    <レコチャ広場>中国人は全員が「冷淡症候群」、転んだお年寄りを助けないのもそのせい

    2011年9月10日、中国人ブロガー・汪華斌(ワン・ホアビン)氏は「利益が中国人を『冷淡症候群』にしてしまった」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。


    現代中国社会では道端にお年寄りが倒れていても、誰も助け起こそうとはしない。
    ぐるりと人垣を作って「どうしたんだろう?」と言い合うだけ。
    これは実際に武漢であった話しだ。
    ようやく誰かが警察に通報し、ギャラリーたちはそこで初めて転んで倒れていたことを知る。
    だが、お年寄りは息絶えていた。
    転んだ時に出た鼻血で窒息したのだ。
    誰かがもっと早く助けていたら、亡くならずにすんだのに…。

    中年の中国人なら誰もが知っている。
    昔の中国人はとても親切だった。

    隣近所が親戚のような付き合いをしていたものだ。
    筆者の家もそうだった。
    兵役を終えた隣の家の息子が住むところがないというので、うちの台所を改装して住まわせたことがある。
    その時は「助け合いは当然」だと思っていた。

    ところが、時の移り変わりは人の心も変えてしまうらしい。
    隣の家が改装をする時、我が家の元台所は当然のように彼らの家の一部にされていた。
    まさに「親切を仇で返された」という感じだ。

    同じような経験はまだある。

    昔の職場でのこと。筆者は常日頃からどんなことでも皆のためを思って行動してきた。
    自分の原稿料まで分け与えたこともある。
    実際のところ、同僚たちはそのお陰で随分と助かっていたはずだが、筆者が上司と衝突した途端、全員が上司側についてしまった。
    自分の保身のため、あれほど親しくしていた筆者を切り捨てたのだ。

    つづく

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