大飯原発１号機で警報 停止へ

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【原発】大飯原発1号機で警報　今夜手動停止へ(07/16 17:39)
　福井県にある関西電力大飯原発1号機が、緊急時に炉心を冷やす系統のトラブルのため、16日午後9時
ごろに運転を手動で停止します。現在、関西電力では4基が定期検査で止まっています。今回の大飯原発
1号機に加えて、来週には高浜原発4号機と大飯原発4号機で定期検査に入るため、関西電力管内の夏場
の電力事情は一段と厳しくなる見通しです。
　15日夜、大飯原発1号機で、緊急時に炉心を冷やすほう酸水と窒素が入ったタンクで圧力の低下を示す
警報が鳴りました。タンクに窒素を補給したところ、圧力はすぐに正常の値に戻りましたが、関西電力は16日
午後9時に運転を停止して詳しい原因を調査します。大飯原発1号機は、3月10日に起動してから調整運転と
して118万キロワットを発電していて、営業運転に向けて国の最終検査を受ける手続きに入るところでした。
福井県は、「原因究明を終えただけで、再起動できるとは考えていない」という立場を示しています。