• No.434 再会 出会ってはいけない2人

    12/04/07 14:21:08

    ラッ君は表情を曇らせたまま、じっと奈美を見つめ黙っている。

    奈『ラッ君‥何か言って?私‥ずっと待っていたのよ?あなたを‥あなただけを待ち続けていたのに‥』

    しばらくの沈黙のあと、ラッ君はハァとため息をついて話し出した。

    ラ『出会ってからの事、いつも思い出して考えていたんだ。すまないが、奈美。君の元には戻れない。昔の俺では無くなってしまったんだ。』

    奈『‥ラック‥ん?‥‥どういう事?』

    ラ『今、俺はラクダ製薬の代表取締役なんだ。数千人の社員が俺の会社で働いてる。親父の跡を継いだんだ。俺のスキャンダルはご法度。すぐマスコミが嗅ぎつけて、株価は暴落。社員をリストラしなきゃならなくなる。分かるだろ?』

    奈『‥嫌‥‥分からない!ラッ君はラッ君じゃない!こんなに待ち続けた私はどうなるの!?今更、無かった事に出来る訳ないじゃない!』

    ラ『‥奈美‥‥』



    プップッー

    低く響くクラクションの音に2人は振り向いた。

    ジ『ナミ!!』

    奈美は涙を隠して、慌てて助手席に滑りこんだ。

    奈『車‥出して。』

    ラッ君から逃げる様に奈美は二郎を急かした。

    ラッ君はいつまでも、奈美の乗った二郎の車を見つめていた。

    続く

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