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急上昇
戸建てで、庭管理していない家
古トピの為、これ以上コメントできません
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12/02/03 13:12:26
ニノです。 イメージと違ったらごめんなさい ----- 「うわ‥寒いと思った‥」 カーテンを閉めるために近づいた窓。 そこに、ちらつく雪を見つけた。 「ん?どした?」 「雪。ふってきたよ」 「ああ‥」 目線はテレビ画面に向いたまま尋ねてきた挙げ句答えには特に反応のないそいつに、私は半ば呆れながらソファへと戻って声をかける。 「どう?クリアできそ?」 「‥ん、もー、ちょい‥」 ソファがあるのにそこには座らず、床に座ってゲームをするのはこの男――ニノの癖らしい。 すぐ後ろのソファに座る私には、その後頭部が時々ゆらゆらと揺れる姿がいつもの光景。 「ねえ、」 「んー?」 相変わらず、前を向いたまま。 ‥あ。左耳の上の髪、はねてる。 「そんな好きならあげよっか?そのゲーム」 途端、くりんとこちらを向いた。 茶色に澄んだ瞳が思わぬ近さにあって、ドキッとする。 けれど、その眉は不機嫌そうに歪められていた。 「‥なんでそんな顔してんの?」 「いらない。」 「え」 「これ。」 「あのねえ、じゃあなんで」 「あんたんちでやるのが好きなだけだから。」 それだけ言って、また前を向く。 人の家をゲーセン扱いってどうよ、と文句を言おうと左肩に手を乗せこちらを向かせようとした、その時。 「‥ニノ」 「‥‥なに」 耳まで赤く染められた顔に、さっきの言葉の真意を知る。 思わず笑って、その頬にキスをした。 「ていうかニノ、わかりにくすぎ」 「クソ寒い中しょっちゅう来てんだからわかれっつーの。」
返信
12/01/21 20:56:58
大野さんと櫻井さん 正直言えば、どちらかと言ったら苦手なタイプだった。口数も少なくて、冷たそうなイメージの彼女。きっと智くんが居なければ知り合う事もなかっただろう彼女。 あの時まではそう思っていた。 ―――――――― 大「悪ぃ、待たせた」 相変わらず口数の少ない彼女と向き合って20分。智くんと3人で食事をしようと約束したお店の個室。一緒に仕事をあがったはずの智くんが少し遅れてやってきた。 櫻「何やってたの?」 大「いや、ちょっと」 そう言うと、俺の前に座っていた彼女に袋を手渡した。 大「これだろ?」 「そう!どうしたの?」 大「読みたいんだろ?」 「どこにあったの?」 櫻「何?何?何?」 俺には全く話が見えない。 櫻「ねぇ、何?何なの?」 大「えっとね…その前に便所」 智くんは少し小走りに部屋を出て行く。また口数の少ない彼女と部屋に取り残される。 櫻「何?」 「ん?」 櫻「智くん、何持ってきたの?」 「これ」 そう言って彼女は袋の中から一冊の雑誌を取り出した。有名な建築家を特集した雑誌。俺も仕事をさせてもらった事がある建築家。 「これ、どこ探してもなかったんだよね」 彼女が雑誌の表紙を優しく撫でる。その手が照明に照らされて白く柔らかく見える。話の流れからして、欲しかった雑誌がなかった彼女の為に、智くんが探し出して持ってきたってとこか。そう言えばこの間、携帯で何か調べてたな、智くん。 櫻「好きなんだ?」 俺の何気なく言ったその一言。 「それは、もう。大好き」 彼女のその一言。 その一言は雑誌を指していると分かってはいたのに、なぜだか俺が好きと言われたような錯覚を覚えてしまって…。いつもクールな彼女が、すごく嬉しそうな声を出したからなのかもしれない。気付いた時はもう手遅れ。ほんの一瞬の出来事が、何気ない一言が俺の中を占拠しはじめていた。 ――――――――― 櫻「智くん、」 大「ん?」 櫻「あのさ、」 大「うん」 俺の口から彼女の名前が出た時に感じた、智くんの一瞬の空白。 3人の複雑な歯車が音を立てて動き始めた瞬間。 あの雑誌が俺達3人をこれからどう導くのかなんて、誰も知らない。 おわり
12/01/13 16:50:06
大野君 指定されたその場所は、大通りから少し入った小さな記念館。夕方6時には閉館する記念館に隣接するカフェのガラス窓の向こうに彼が座っていた。 コンコン 窓ガラスを軽く叩いてみる。その音に顔を上げて軽く手を上げる彼。少し重たいドアを開けカフェの中へ入ると、コーヒーの濃い香りがする。 「急にごめん」 私が椅子に座るのと同時に彼が言う。 「大丈夫。でも、どうした?何かあった?」 急に大野君から電話があって、会いたいんだけど。と言われたのはついさっき。 「特に…」 「特に?」 「…フフッ」 いつもの事ながら彼のマイペースさは拍子抜けするような、心地よさを感じるような不思議な雰囲気。 「また…」 「何?」 「また意味もなく呼び出すかもしれないけど」 「?」 「また会いたいって思ってもいい…かな?」 それだけの事。 たったそれだけの事がこんなにも胸をキュンとさせるだなんて。 恋が始まるスイッチは大野君の言葉によって入れられみたい。 おわり
12/01/10 01:59:48
【大野くん】 [5時にいつものとこね。] いつも通りの智からのメール。 絵文字もなければ、用件だけ一言。 もし私が智の彼女だったりしたら、他愛もない会話をメールでしたりするんだろうか。 5時ちょうどに、いつも待ち合わせに使う広場に着くと、珍しく智が先に待っていた。 「よっ。」 『早いね。』 「時間通りだろ。」 『そうだけど...いつも遅れるじゃん。』 「そうか?」 『そうか?って(笑)』 「ほら行くぞ。」 『うん。...てか、どこに?』 「いいから。」 半ば強引に連れて行かれた先は、神社だった。 『もしかして、初詣?』 「そうだよ。」 『どうしたの?急に(笑)』 「だって今年まだ初詣してねぇもん。」 『そうなの?』 「いいから、行くぞ。」 人手のピークは過ぎたものの、境内はまだまだ混雑している。 周りの人が智に気付いてしまうんじゃないかという不安はあるけど、2人で初めての初詣にドキドキしていた。 「おい、遅ぇよ。」 『あっ、ごめん。』 智に駆け寄ると、不意に腕をつかまれた。 『え...?』 「お前なんか危なっかしいぞ。オイラの腕つかまってろ。」 『あ...うん。』 智の腕を小さくつかんで、並んで歩き出す。 「うーん、駄目だな。」 『はい?』 「ほら。」 そう言って、左手を差し出す智。 『え?』 「手。」 『...あの...智?』 「手、繋ぐぞ。」 さっきまで少し強張っていた智の顔が、ふにゃっとした笑顔に変わる。 「なんか色々考えてたんだけど、やっぱ駄目だわ。」 『えっ?ねぇ智、どうかした?』 智の左手が、私の右手を強く握る。 「絶対離れんなよ。」 『あ、ちょっと...』 「オイラも離さねぇから。」 『智...』 「仕事のこととか色々考えてたんだけど、もうやめた。」 不器用で、素直じゃなくて。 「だから、ついて来い。」 でも私には伝わったよ。智の想いが。 『うん。』 私が微笑むと、智の笑顔がさらに緩む。 新しい一歩を踏み出した私たち。 ずっとついて行こう。 不器用なあなたに。
12/01/09 18:55:16
気持ちわる 妄想しすぎだろ~(笑)
12/01/09 16:53:16
翔君。幼なじみ設定。 学校の帰り道、隣を歩いていた翔君が不意に空を見上げた。 ハア…と吐いた白い息が空気に溶けていくのを横目に、私が「寒いね」と言えば翔君も心底同感だと言うように「そうだね」と返してくれた。 私より少し寒がりな彼はマフラーをぐるぐる巻いていて、それでも寒そうに時折震えてるから何だかかわいい。 「これからどうしよっか?アイスでも食べに行く?」 「は!?嘘でしょ!?」 「ふふ、嘘だよ」 「もー。寒いし俺ん家寄ってく?あったかい飲み物くらい出せるけど」 そう言って私を見下ろす翔君の鼻先が赤くなっていて思わず笑ってしまう。 「なに?」 「ううん、なんでもない!」 行こっ!と翔君の腕を引く。すると、ずっとポケットに入れっぱなしだった翔君の手が私の手を握った。 翔君のポケットにはカイロが入れてあったらしい。すごくあったかい。 冷たい私の手なんか握ったらせっかく暖めたのに台なしなんじゃ…? 「冷たい手だなー」 「そんな事言うなら放してよ~」 「はは、冗談だって」 「でもいいの?せっかくカイロで暖かくしたのに冷えちゃうよ?」 「んー…じゃあ問題です。今日俺は何のためにカイロを入れてたでしょうか?」 いきなり問題!? え、何のためにって… 「え?手をあっためるため?」 「ブー。正確にはお前の手をあっためてやるため」 いつも手だけ冷たいだろ?なんて言いながら翔君が笑う。 攫われるように引き入れられたポケットの中はとても暖かくて一気に頬まで熱くなった。
ぴよぴよ
12/01/09 09:05:13
二宮さん。 新しい年になって、初めて君に会いに行く。 本当はもう少し先になるはずだったけど、会いたくてしょうがなかったんだ。 びっくりするかな。 喜んでくれるかな。 迷惑がられたらどうしよう。 恐る恐る君の部屋のチャイムを鳴らす。 ピンポーン。 「...はい。」 ひさしぶりに聞く、君の声。 「え...和...?」 モニター越しに少し微笑んでみる。 でも、妙に緊張して上手く顔が作れない。 「和っ!!」 すぐにドアが開き、満面の笑みを浮かべた君が出てくる。 『お、おう。』 「どうしたの?和。今日コンサートでしょ!?」 『おう。』 「もう終わったの!?」 『うん、まあね。』 コンサートが終わって、その足で真っ先に君に会いに来た。 他のメンバーより早い新幹線に乗って。 恥ずかしいから内緒だけど。 「もう...会いたかったよ...」 そう言って俺に寄りかかる君。 『俺も、会いたかったよ。』 久しぶりに抱き締めた君の体。 温かくて、柔らかくて、愛おしい。 『お土産買ってきた。一緒に食べよ?』 「うん!」 君の腰を抱いて、部屋に入る。 「何買ってきてくれたの?コーヒーでいいかな?」 『おう、いいよ。...あ、でもその前に...』 「ん?」 もう一度君を抱き締める。 「和?」 『すげぇ会いたかった。』 「...うん、私も。」 『突然来てごめんな。』 「ううん、嬉しいよ。」 君の柔らかい唇にキスをする。 離れていた時間を埋めるように。 『あー、ヤバイ。』 「何が(笑)?」 『...すげぇ好き。』 「うん、大好き。」 強く強く君を抱き締めた。
12/01/01 00:57:19
>>4877
11/12/29 08:57:48
潤君。不倫系苦手な人はスルーでお願いします あの人の鞄のサイドポケットに静かに手を入れて、指先に当たる固い物を取り出す。それはシルバーの指輪。その指輪を自分の薬指にはめてみる。指輪は第2間接で止まった。 「細いんだな。」 小さな独り言。その指輪をデニムのポケットに隠す。こんな事をしてしまうのはあの人に対する嫉妬と俺の子供じみた意地悪。 『..あれ?』 助手席に座っていた彼女が小さく呟いた。俺は聞こえない振りをしてサイドブレーキを上げる。 『指輪、知らない?』 「指輪?知らないよ。」 彼女を見ずにそう答える。そんな俺を見て彼女は小さく溜め息をつく。 『潤君、指輪。』 「知らねぇって。」 『..潤君。』 彼女が俺を見ているのは雰囲気だけで分かる。そして俺のした事で困った顔をしている事も。 「ごめんね。」 そう言って落としてはいないかと何度もポケットの上から確認をした指輪を彼女に返す。黙って受け取った彼女はその指輪を馴れたように指にはめる。俺には小さすぎた指輪は彼女の指にぴったりと納まる。 『..潤君。』 「ん?」 『また電話するから。』 「ん。」 そう言って彼女は車から降りる。ハンドルに寄りかかり彼女の後ろ姿を見送る。 分かっていた事なのに。本気にならないと思っていたのに。あの指輪がなければあの人は俺の物なのかもしれないと考える。 あの人の小さくなる後ろ姿に思わず出る独り言。 「旦那さんによろしく」 分かっていたのに。引き返せない所まで来てしまったのは俺だ。
11/12/27 10:31:10
相葉君。 何気なく触った右耳のピアスがなくなっている事に気付いた。 「あれ?」 周りを見渡してもない。そして気付く。もしかしたら、相葉君にくっついたのかも、と。 ****** 「そんな時もあるよ。」 私の隣で私のスピードに合わせて歩いている相葉君が言う。 「簡単に言わないでよ。」 「簡単になんて言ってないよ?」 スランプ続きの私は、もうこれ以上落ちないと言う所まで落ち込み、それを知っていた相葉君。 「ダメな時はダメなんだよ、絶対。」 「やっぱり簡単に言ってるよ。」 「言ってないってば。」 私を元気づけてくれる為に言ってくれた相葉君の言葉は、明るく、優しい。自分でも分かっているのにどうしても相葉君に突っかかってしまう。 「相葉君は悩みなんてなさそうだしね。」 「そう見える?」 「そうしか見えない。」 そっか。と下を向き笑う相葉君を見て、私は嫌な奴だな、と思う。 「…ごめん。」 「何が?」 「今、嫌な奴って思ったよね。」 相葉君は立ち止まり、パンツの後ろポケットに両手を入れて俯く。怒らせちゃったかな…。 「…頑張ってるよ。」 下を向いていた視線は、その言葉と共に私に戻ってきた。 「お前は頑張ってる。俺なんかよりずっと頑張ってる。」 ポケットに手を入れたまま私にゆっくりと近付いて来る。 「頑張ってるから、こんな時もあるんだと思うよ?」 ね?と、相葉君は私の顔を覗き込むように少しだけ体をかがめる。そして、ポン。と、私の頭に手を乗せる。その相葉君の行動に私の中で我慢していた何かがプツンと切れてしまった。 「泣いちゃえ、泣いちゃえ。」 私の頭の上の手に力が加わり、私の頭は相葉君の腕の中へ。 「頑張ってるよ。だから我慢しないで泣いちゃえ。」 体を抱きしめたりはしないけれど、私の泣く場所として肩を貸してくれた相葉君。時折頭の上の手がポンポンと動く。 「泣いちゃえ、泣いちゃえ。」 私は声を出して泣いた。 涙もろい彼。鼻を啜る音が聞こえる。相葉君の鼻を啜る音と私の鳴き声が一つに重なった。 ****** 「あの時…」 ピアスのない右耳を触りながら思い出す。あの時、きっと相葉君のコートの襟元に引っかかっちゃったんだ。…でもどこかに落としたのかもしれないし…。 テーブルの上の携帯がメールの着信を知らせる。相手は相葉君だ。 【ピアス、次に会う時に返すね】 この文章と共に送られてきた画像は、私の右耳にあったピアスを自分の耳元に当て、真顔で真っ直ぐ見ている相葉君の画像。 ものすごい真顔。笑えばいいのに。と、思い私は思わず吹き出す。真面目な顔して自撮している姿を思い出してまた吹き出す。 相葉君。 今日はあなたに泣かされて笑わされて、救われたよ。 そして次に会った時、私は彼に恋をしてしまうなんて。 相葉君。 あなたはすごいよ。色んな意味で。 おわり
11/12/22 22:09:09
寒い夜の夜道です。 -大野編- 『さむっ』 「さむっ」 2人の声が同時に重なる。それを聞きハハッと笑い声を上げる大野君。 『マジ寒い』 コートのポケットに両手を入れて首をすくめる彼。彼の息が夜の空に白く浮かび上がる。 『さっみ~』 大野君はそう言いながらコートの前を開け、私を包むようにすっぽりと抱きしめる。 『…』 「…」 『…何か言えや』 普段フニャフニャとしているのに、突然強引な事をする大野君。 -櫻井編- 『うぉっ!』 「さむっ!」 冷たい風が2人の間を吹き抜ける。 『凍死する…』 私より少し先を歩く彼の後ろ姿を見て思う。 (そのポケットに私の手、入れてほしいな…) そんな時。櫻井君はくるっと振り向いて私の右手を掴み、少しだけ乱暴に自分の着ているコートの左ポケットに私の手を導く。 『寒いな』 ポケットの中で繋がれた手。彼が少しだけ強く握った。 -相葉編- 『ひょー!』 「さむっ!」 外の空気の冷たさに耳が痛い。 『大丈夫?寒くない?』 暗い夜道に彼の独特な甘い声が小さく響く。 『ちょー寒いって』 その時。彼が自分の着ていた上着を脱ぎ私にかけてくれた。 『大丈夫?』 彼は私の心配ばかり。自分も寒い筈なのに…。 『あ、見て!ちょー綺麗!』 夜空の星を見上げる彼の横顔は、どの星よりも綺麗。 -二宮編- 『マジかっ!』 「さむっ!」 その場で足踏みをしてしまう程の寒い夜。 「早く帰ろう」 そう言う私の背中からスッと彼の腕が伸びてくる。彼は私を後ろから抱きしめ、自分の頬を私の頬にくっつける。 『冷て…』 彼の息が私の顔の横から立ち上がる。その香りはさっきまで飲んでいたお酒の香りがした。そして私を抱き締めたまま、体をゆっくり揺らし始めた二宮君。まるで何かの曲に合わせているかのように。 -松本編- 『さみぃ』 「さむっ!」 寒くて歯がカチカチと鳴るような深夜。寒い寒いと震える私。 その時。彼が突然私の肩に手を回し顔を傾け… チュッ 『!!!』 「震え止まっただろ?」 『なっ、なっ、何?』 「止まっただろ?」 突然の出来事に震えを忘れた私。それと同時に急に暑くなる私。 それを見てニカッと笑う彼。 『お前、単純すぎ』 「何すんのよ!」 『寒い寒いうるせぇんだよ』 「だって寒いんだもん」 『うるせぇな。口塞ぐぞ』 ツンなのかデレなのか全く分からない彼。
11/12/15 16:56:14
大野くんで 玄関の扉の向こうから見えた姿に驚いた。スーツを着ている大野君。 「どうしたの?」 「近くまで来たから。」 そう言いながら靴を脱ぎリビングまで行く大野君。 「いや、そうじゃなくって。」 「何?」 「その格好。」 今日の大野君は珍しくスーツ姿。普段はかなり適当だと思われる様な姿とは正反対。 「あぁ、ちょっとちゃんとした所に行ってたから。」 「仕事?」 「そんなとこ。」 本当に珍しい姿に思わず凝視してしまう。スーツってこんなにも格好良くみせちゃうもんなんだ。 「見てんなよ。」 その言葉と共にスーツの上着が私の顔に飛んできた。一瞬にして私は大野君の香りに包まれる。大野君はテーブル横に座り、ネクタイを触る。そして首を左右に動かしながらネクタイを緩ませる。その仕草が、その指がとても色っぽくてまた凝視。 「見てんじゃねぇよ。」 首もとが少し楽になった感じの大野君は、少し意地悪そうに、少し冷たそうに私に言ったと思ったら、 フフッ と、下を向き笑った。 その行動、その仕草、その態度。卑怯なぐらい魅力的。 終わり
11/12/11 18:40:00
相葉くんで。 『この子超かわいくね?』 「どれどれ?」 『ほら。』 「あー...最近よく見かけるね。」 『足細っ。』 「てか雅紀会ったことあるんじゃないの?」 『いや、ねぇよ。会ったら絶対覚えてるし。』 雅紀と2人で飲んだ後、コンビニに立ち寄った。 並んで雑誌を見ていると、彼は次々にタイプの子を見つけては、嬉しそうに教えてくる。 いつものこと。 彼にとって私は、ただの友達。 私のことを女としては見ていないようだ。 「ねぇねぇ、この子かわいくない?」 『どれ?』 「ほら、この右の...」 『あー駄目駄目。俺苦手。』 「そう?かわいいけどなぁ。」 『それよりだったら...この子かな。』 「あー、雅紀っぽいね。」 『俺っぽいって何(笑)?』 「だから雅紀のタイプ。分かりやすいかも。」 『そうかぁ?』 「そうだよ。モデルさんみたいなキレイ系で、細い子でしょ?」 『うーん...』 そう、私とはかけ離れてる。 だから、女として見れないはずだ。 『まぁ、タイプっていうのとはちょっと違うかな。』 「えー?そう?」 『うん、そうそう。』 「そうかなぁ...」 『だってこういう子たちはさ、そんなんじゃないじゃん。』 「どういうこと?」 『現実とは違うの。』 「え(笑)?じゃあ現実はどうなの?」 『うーん...』 雅紀が考え込んだ。 ごくごく平凡な私に変に気を遣ったのか、本当はもっともっと理想が高いのか...。 するとじっと私を見て、少し微笑んだ。 「...何?」 『なんかねぇ、見た目とかはどうでもいいんだよね。』 「そう...なの?」 『一緒に居て楽で、気軽に飲みに行ったりしてさ。なんか、くだらない話も、真面目な話も、何でも言い合える人がいい。』 「ふ、ふーん...。」 それって...。 「それって、そういう人がいるってこと?」 思わず聞いてしまった。 今まで友達で収めていた気持ちが、膨らみかけている。 『さぁ、どうでしょう?』 「何よそれ。」 『気づいてもらえるのを待ってるって感じかな。』 「えっ?」 『そろそろ行くぞ。』 私の肩をぽんと叩き、出口へ向かう雅紀。 もしかして、少しだけ期待していいのかな。
11/12/08 16:27:02
松潤と翔君とお友達。最後です。いつも長々とごめんなさい。 『潤君、ごめん』 『知らなかった』 『ごめんね』 『…別にいいよ』 『私、翔ちゃんがいいの』 俺が良いって…マジで? 「潤君、ごめん」 潤「そうなの?」 「うん、私醤油がいい」 翔「痛っ!ってー!」 俺が出した音に2人が驚いた顔をしている。 あ…俺、寝てたのか。 翔「…今俺の話してた?翔ちゃんが良いとか…」 「してない」 潤「してない」 翔「してただろ?言ってただろ?」 「醤油が良いって…」 翔「醤油?」 2人の手には納豆。 「納豆は醤油で食べたい」 そう言う彼女。 ショウユガイイノ ショウチャンガイイノ 聞き間違えないような言葉を聞き間違え、ベッドから転がり起きた俺。俺、やっぱりこの間からどうかしてる。 「翔ちゃんも食べる?納豆」 翔「人の部屋で納豆とか食うなよ」 「食べないの?」 翔「…食うけど!食いますけど!」 何でも俺の部屋で飲んだ後、俺がちょっと寝てる間に、彼女が納豆を食べたいと言い始め、潤君がコンビニに納豆を買いに行ったらしい。 3人で納豆ご飯を食べている俺の部屋。 潤「なんで納豆なの?」 「何となく?」 翔「…(モグモグ)」 時折、キラキラとした糸が宙を舞う。 「潤君、顎にご飯粒」 ふと見ると、潤君は顎にご飯粒を付けている。粒を取る為の潤君の指がご飯粒を見事にかすめている。 潤「取れた?」 「まだ」 潤「あれ…?」 その時だ。彼女がすっと腕を伸ばし、潤君の顎に付いたご飯粒をちょんとつまんだ。 「取れた」 潤君はお礼を言いながら、少し嬉しそうに笑い顎をさする。 翔「…(モグモグ)」 なんでこんな事思いついたんだろう。わざと、本当にわざと、さりげなさを装いながら俺も顎にご飯粒を付けてみる。わざと。 「翔ちゃん、ご飯粒」 翔「ん?マジで?」 自分ではどこに付いているか分かっているのに、またわざと、分からない振りをしてご飯粒を避けてみる。 何でって? 彼女が取ってくれるだろうから。 翔「取れた?」 その時だ。俺の顎に手が伸びてきてご飯粒を…潤君が。 翔「!!!」 潤「取れたよ、翔さん」 翔「なんでお前なんだよっ!」 潤「…はぁっ?」 翔「もー!」 潤君と同じように彼女に取って貰いたかったご飯粒。彼女に取って貰いたかったのに…取ってくれたのは潤君。 潤「何で怒られなきゃなんないの、俺」 「さぁ?」 深夜に納豆を食べる俺達3人。 彼女が好きな潤君と。 彼女が好き『なのかも』しれない俺と。 何も知らない彼女。 このままで、このままの関係もありかもな。なんて、思う俺の夜。 俺の夜はきっと変化なくこのまま続いていくんだろうな、きっとね。 おわり
11/12/05 23:10:36
松潤と翔君とお友達。 「好きだろ?」 「違うって」 「違うの?」 「だから違うって」 「正直に言、」 「しつこい、翔ちゃん!」 相変わらずの宅飲みは彼女の部屋。少し遅れてくる潤君。 俺の頭の中で組み立てた会話の予定表では、「何で分かったの?」と言う彼女の答えが返ってくるはずだった。予定は未定。返って来た返事は全く違うものだった。 「だから、言ってるじゃん。潤君の事好きだけど、そーゆー意味じゃないって」 翔「だって潤の事意識してたじゃん、お前」 「してないって」 翔「…マジかっ!」 ガラガラガラ 俺の頭の中の予定表が音を立てて崩れていく。その音を聞きながら俺も床の上に崩れていく。 翔「マジか~」 「何なの?」 翔「いや…俺てっきり…」 「私が潤君を好きだと思ってたの?」 彼女が呆れたように笑う。俺は床に寝ころびながら話を続けた。俺の話を聞いていた彼女が言う。 「潤君、真面目じゃない?ストイックって言うの?そんな人の前ではだらけた姿は見せたくないんだもん」 翔「は~」 「何のため息よ?」 翔「俺との扱い違うな」 「だって翔ちゃんは」 翔友「男じゃないから」 2人の声が重なった。彼女はケラケラと笑う。毎度の事ながら、男じゃないと言われるとやっぱり少しは落ち込むもので。 翔「俺も男と思ってよ」 「無理」 翔「…答えに迷いがねーもんな、お前」 その時彼女が俺の横に来て、俺に向き合うようにコロンと床の上に転がった。 「翔ちゃんはさ、良い意味でも悪い意味でもだらしなさを見せられるんだよね」 目の前で床に寝ころんでいる彼女の髪が、柔らかく頬に落ちる。 「潤君はいい刺激をくれて、私もちゃんとしなきゃって思わせてくれるの」 彼女が頬にかかる髪を優しく耳にかけ直す。 「翔ちゃんも潤君も私には大切な人なの」 少し茶色がかった彼女の瞳が俺の目の前に。 翔「なぁ、俺…」 ピンポーン 彼女の部屋のチャイムが鳴った。 「あ、潤君来たかな?」 ほら、起きてと彼女は俺の腰をポンと軽く叩いて玄関に向かっていった。その後ろ姿を目で追ってそっと目を閉じる。 …俺、今何を思ったんだろう。彼女が潤君の事を恋愛対象ではないと知り、ほんのちょっとだけ安心したんだ。 彼女は潤君の物にはならない。 そう思った俺がいたんだ。なんでだろう…俺ってこんなに独占欲が強かったんだったっけ?俺って…俺って…彼女…。なんだろう、この感じと潤君に対する罪悪感。 遠くから音の違う2つの足音が近づいて来る。 潤「あ、寝てんの?翔さん」 「翔ちゃん、起きてよ」 翔「只今自己嫌悪中につき放置でお願いします」 潤「どうかした?」 「翔ちゃん、すっごい邪魔だから起きてってば」 翔「願わくば放置プレイで…」
11/12/04 08:59:56
男女逆のところもありますが、ニノの【虹】っぽい感じで。 「暇だね。」 二『そうだねぇ。』 「どっか出かけたいね。」 『うーん。』 「ゲーム楽しい?」 『まぁねー。』 「雨降ってるね。」 『そう?』 休日の俺ら。 俺はゲームに没頭して、そのうちに彼女は... 「ちょっと和也!」 怒り出す。 『はい?』 「はい?じゃない。」 『はい。』 「今日さ、ひさしぶりに2人の休みが合ったんだよね?」 『うん。』 答えつつ俺は、保存する方向でゲームを進める。 「和也...」 『ん?...あっ!あーっ!!お前...』 彼女は容赦なくゲームを取り上げ、電源を切った。 究極にムカついたけど、悪いのは俺だ。彼女に甘えてんだよな。 100%甘えさせてくれないところも、好きだったりするんだけど。 明らかに怒った彼女は、窓から外を見つめている。 『...怒った?』 「怒ってない!」 『怒ってんじゃん。』 「怒ってないって!」 『怒るなよ。』 「だからー...」 『コンビニでも行く?』 「...うん。」 まだふくれてるけど、こういうところは素直な彼女。 近所のコンビニへ、少し遠回りして歩く。機嫌が直らない彼女は無言で、俺はなんとなく鼻歌を歌って。 弱い雨が降っていて、2人とも傘をさして歩く。 途中、傘同士がぶつかり、彼女がよろめく。 『ぷっ。』俺が吹き出すと、 「何よ?」まだ不機嫌な彼女。 『何でも?』 「笑ったじゃん。てか今も半笑い。」 『いやいや、そんなことないよ(笑) 』 「ねぇ和也さぁ...」 『ごめん。』 「えっ?」 『ごめんね、さっきも。』 俺だってたまには素直になるんだよ。 『俺さ、完全に素になっちゃってるからさ、お前と居るとき。』 「...うん。」 『だから、何かしてあげなきゃとは思いつつ、お前に甘えちゃうんだよね。』 「...」 『ごめんな。明日はどこか出かけよう?』 「...うん!」 空より一足先に、彼女の表情が晴れた。 買い物が終わり外へ出ると、 「あっ!」 彼女が声を上げた。 『どーしたんすか、でかい声出して。』 「和也見て!虹だよ!」 『ん?...あー、ホントだー。』 空はすっかり晴れて、夕焼けの空に綺麗な虹。 すると彼女は虹に向かって手を合わせる。 『あのー...何してんすか?』 「願いごとしてんの。」 『...願いごと?』 「そう。」 『何お願いしてんの?』 「和也がもう少し優しくなりますようにって。」 『何だよ、それ(苦笑)』 「それにしても、虹、綺麗だね。」 『そうかー?』 「そうか?って(笑)綺麗じゃん。」 『いや、お前の方が綺麗だけど?』 「...え?」 『なーんてな。うっそー(笑)』 「もう!和也のばか!!」 顔を赤らめてまた怒った彼女は、俺の腕を軽く叩いて歩き出す。 その後ろ姿を追いながら、俺も密かに願いごとをしてみた。 『ずっと一緒に居られますように。』 「ん?何?何か言った?」 彼女が振り返る。 『いや、別に?』 彼女の隣に並び、手を取る。 『てかさー、虹って願いごと聞いてくれんの?』 「知らなーい。」 『知らないってあんた(笑)』 「だってたまにしか見れないから、何かパワー持ってそうな気がして。」 『確かにな。』 「だから和也も何かお願いごとしてみなよ。叶うかもよ?」 『俺はいいよ(笑)』 「いいからー!」 彼女が俺の前に立ち、俺の両手を合わせる。一応目をつぶってみせた。 「お願いした?」 『うん。』 「何?何?」 『言ったら駄目じゃん。願いごとだもん。』 「いいじゃん、教えてよ!」 『...運良くさっきのゲームが保存されてますように。』 「...もう知らない。」 こんな何気ないひとときに、俺が心から幸せを感じていること、彼女は知っているのかな。 こんな毎日が続くことが、俺の一番の願い。
11/12/03 17:56:13
松潤と翔君とお友達。 翔「遅れるって」 潤「あ、そうなんだ」 個室があるこのお店は彼女のお気に入りだ。宅飲みもいいけど、たまには外で飯でも…と言う潤君の言葉に今日ここでの集合になった。仕事が長引いたから遅れると彼女からメールが届いたのはついさっき。俺と潤君の前には冷たいビールのコップが1つずつ。 この間の俺の予感が確信に変わったのを、それとなく潤君に確認してみる。 翔「いつから?」 潤君はビールを飲みながら【何?】と言わんばかりに眉を上げる。俺は彼女のフルネームを一言ずつハッキリと発音する。潤君はそんな俺を黙って見ていて、言葉を続けた。 潤「知ってたんだ?」 翔「えぇ、気づいてしまいまして」 潤「いつだったかな、覚えてねぇや」 やっぱり俺の予感的中。潤君は友達である彼女に恋をしている訳で。 翔「何かきっかけとかあんの?」 潤「いや…なんだろ?」 翔「何かあんだろ?」 潤「しいて言えば…前髪を直す癖とか?」 彼女を好きになったきっかけが彼女の癖だったと言う潤君。 翔「…萌どころが分かんねぇ…」 潤「うるせぇなぁ」 潤君はゴクゴクと目の前のビールを飲み干す。 翔「言わねぇの?」 潤「何を?」 翔「好きだって」 潤「…無理っぽいから言わない」 翔「そうか?」 潤「なんとなく?」 潤君はビールのおかわりを頼み、また話を続ける。 潤「あいつ、俺の事ダメっぽいし」 翔「そうか?」 潤「最近避けられてる感満載」 翔「ツンデレだろ」 潤「あいつ、俺にはツンだけしかねぇもん」 あぁ…そう言えば彼女は潤君に触れられるのを拒んだりしてたけど、それって潤君を意識してたからだと俺は思ってたんだけど。 潤「今日だって翔さんの隣に座るよ」 翔「それはいつもだろ?」 彼女はいつも俺の隣に座ってるんだ。それを潤君はどんな想いでいたんだろう。 潤「それに遅れるメールだって翔さんにだけ」 翔「ん~、あいつにとったら俺は男じゃないからな」 潤「側に居られんなら男じゃなくてもいーよ…」 潤君は頭をクシャクシャと掻きむしる。 コンコン その時部屋のドアがノックされ、彼女が遅れてやって来た。 「遅れてごめん」 彼女はそう言う。そしてほんの一瞬だけ、俺と潤君を見た。いつものように俺の隣に座るだろうと、隣の椅子の上に置いた荷物をどかそうとした時。 彼女が潤君の隣にすっと座った。 その瞬間、潤君が下を向き少しだけ唇の端を上げたんだ。 その潤君の表情がすごく嬉しそうで、見ていた俺の顔が赤くなるのが分かる。 「ん?何?どうかした?」 彼女が膝の上にまとめた荷物を潤君が黙って持ち上げ、そばにあった荷物置きに入れる。 その潤君もまた嬉しそうで。その姿を見てまたテンションが上がる俺。 翔「俺は今日は飲むっ!」 「何かいい事でもあった?」 潤「…さぁ?」 潤君と彼女のこれからが気になりつつ、彼女の気持ちを後で探ろうと決心した夜だった。
11/12/03 14:40:46
ニノ 「じゃあ…帰る。」 『ふーん。そうしたいなら、そうすれば?俺は止めませんよ?』 ちょっとしたことで口論になり、腹をたてた彼女は膨れっ面で出ていった。 「和也のばか。もう、知らない!」 彼女は怒っていたけど、俺は怒っているフリだったりする。 なんで?って、わざと怒らせたのは俺なんですよね。 必死になって食いついてくる彼女がかわいくてね。 二時間くらい経って、メールが届いた。 ―さっきはごめんね。 って。 ―戻ってきたいの?来たいなら、うち、来れば? そう返事をすると、しばらくして彼女が戻ってきた。 すぐ戻ってくるってわかってた。 信頼しているから、わざと怒らせたり、わざと冷たくしたりできるんだよね。 「かず…ごめんね?」 『悪いと思ってないでしょ?』 「思ってるよ。」 『そう?』 「うん…。」 俯いた彼女の頭を優しく撫でると、そっと抱きしめた。 「つい、ムキなっちゃって…。」 『うん、知ってる。そうさせたのは俺だからね。』 顔を上げた彼女は、「えっ?」と不思議そうな顔で見上げていたけど、気付かないふりをした。 「許してくれる?」 『…しょうがないなぁ。じゃあ…。』 彼女の耳元で小さく囁いた。 『キス、してくれたら許す。』 躊躇いながら、頬に寄せられた唇がゆっくり俺の頬に触れた。 『良くできました。ご褒美あげなきゃね。』 恥じらう彼女の唇に優しくキスをした。 『意地悪して、ごめんね?』 「……かずのばか。」 今度は笑顔で「ばか。」って言われた。 怒った顔も、仲直りした後の笑顔も大好きだ。 おわり
11/12/02 19:20:30
松潤と翔君とお友達。 「言えよ」 「…」 「ほら、言ってみ?」 「…」 「言えるだろ?」 潤に迫られた彼女。黙りこむ彼女に迫る潤。2人は見つめ合い、そして…。 翔「お前、太った?」 「!!!」 翔「お気の毒に…」 「気にしてる事を…」 彼女の部屋での宅飲み。相変わらずのメンバーで食事と言う名の飲み。久々に会った彼女の頬が少しだけふっくらしていた。 「こうやって飲んでるから太るんだよね」 翔「じゃあ、止めろよ」 「む~り~」 翔「止める気ねぇんだな」 「最近さ、腕がヤバい感じ」 そう言いながら彼女は自分の二の腕をさする。俺も手を伸ばし彼女の二の腕を触ってみる。 プニュ 翔「や…柔らけぇ…」 「ヤバいよね?」 翔「ヤバいけど、ヤバいけど…柔らけぇ」 「翔ちゃん、止めてよ」 止めてと言いながらも二の腕を触らせてくれる彼女。しかも笑顔で。俺ってどんだけ男を感じさせてないんだろう…。 「翔ちゃんは?」 彼女が腕を伸ばして俺の腕を触る。 「やっぱりね~翔ちゃんはカッチカチ」 翔「どこもかしこもカッチカチだから、俺」 潤「何やってんの…」 後ろから潤君の声がする。若干冷ややか気味な声。そうだろうな、お互いの腕を触りながら笑っている男女を見て引くのも仕方がない。 翔「こいつ、太ったって」 「翔ちゃん!!」 潤「マジで?」 「…マジです…」 翔「二の腕が特にヤバいらしいよ」 「翔ちゃん!!!!」 潤「二の腕…」 彼女の腕に手を伸ばす潤君。その瞬間彼女が俺の腕から手を放し、自分の腕を包むように隠した。 潤「何だよ?」 「恥ずかしいから触らないで」 潤「何でだよ?」 「とにかく触らないで!」 潤「お前…」 そこでいつものように怒るのかと思いきや、潤君は彼女の前にスッとしゃがみこんだ。 潤「お前さ、何なの?」 「何が…?」 潤「何で俺はダメなの?」 「何でって…」 潤「聞いてやるから言ってみ?」 「…えっと…」 彼女が潤君越しに俺に助けを求める視線を送る。その視線を無視しながら潤君は彼女に話しかける。 潤「お前、俺の事嫌いなの?」 「…」 潤「聞いてやっから、ほら、言えよ」 まるで手招きをしているかのように、まるで彼女の言葉を誘い出しているように、潤君は指をくいくいっっと動かす。 彼女は黙ったままだ。あの目力で見つめられたら、俺だって言葉が出ない時があるもんな。 潤「ほら、言えよ」 この間、こいつらが好き同士かと思った予感。潤君の態度と彼女の表情からして、ひょっとしたらひょっとするかも…なんて考えながらテーブルの上にあった缶ビールを口に当てた。 翔「あ、空だ」 「翔ちゃん、ビール持ってきてあげる!」 潤「あ、待て!」 彼女は俺のビールを取りに行くと言う口実で部屋から逃げ出した。 潤「くっそ…絶対俺が好きだって言わせてやる」 潤君の小さな小さな独り言。この言葉が俺の予感を確かな物にした。 翔「えっ?」 潤「…ん?」
11/12/01 22:52:24
嵐のマネージャーになって2年。嵐をばかにしたような企画を提案してきた大物プロデューサー もう我慢できない…!! こうして、楯突いてしまったので、マネージャーをクビになってしまった 当然の結果だろう… でも嵐を守りたかった そして今日は最後の仕事の日 「今までお世話になりました。急に辞めることになってすみません。…みんなありがとうね。」 二「も~無理すんなよな」翔「よく頑張ってくれたよ、ありがとな」 潤「うん、ありがとな」 大「…」 相「あのさ、みんなからそれぞれプレゼントがあります!まず俺から!」 いつも明るく前向きな相葉君。フワフワのくまのぬいぐるみをくれた。 「ありがとう」 相「寂しいときに抱き締めてね」 二「俺はこれ」 いつも場を和ませてくれたニノ。マッサージクッションをくれた。 ニ「これ疲れてるときマジいいんだわ!」 「ありがとう!欲しかったんだ」 松「俺、これ」 さりげなくいつも優しい潤くん。とってもいい香りの香水。 松「これ超好きな香りなんだ、よかったら使ってね」 「うん、使うよ」 桜「あの~、つまらないものですけど、私からのささやかなプレゼントです」 真面目で一番頼りがいがある翔くん。キャンドルとハンカチのセットだった。 「(笑)キャンドル翔(笑)」 みんなが笑う。もうお別れかと思うと込み上げてくるものがある…。 一瞬空気が静まりかえった。 …… ニ「ほら、リーダー」 大「…」 ずっと下を向いていた大野くん。 顔をあげた。 そして、目があってしばらく見つめあっていた。 桜「…リーダーは辛いだろうな」 相「ね。離れたくないだろうね。」 松「リーダー。」 ポンっと大野くんの肩を潤くんが押した。 すると大野くんがグッと抱き締め 大「どこにもいくな」 っていう夢をみました。最高!!
11/12/01 19:21:50
松潤と翔君とお友達。 「脱げよ」 「…やだ」 「早く脱げよ」 「…潤君、ちょっと…」 「脱がされたい?」 彼女の服のボタンが一つ、また一つと彼女の指によって外され、下に着ていた服の胸元の模様が見えてくる。 「早くしろよ」 潤の声が小さく響く。 翔「やらしい!なんかお前らやらしい!」 潤「はぁっ?シミになるだろーが!」 潤君の部屋での家飲みで、彼女が飲み物をカーディガンに少しこぼした。それがシミにならないうちに洗濯をするから脱げと言う潤君。その言い方が…なんだかいやらしい。 潤「落ちっかな…」 潤君は彼女が奪い取るようにカーディガンを取り上げ、1人ぶつぶつと言いながら部屋を出て行った。 「翔ちゃん…」 「ん?」 「寒い…」 だろうな。下に着ていた半袖のシャツから伸びた腕は寒そう。 「これ、着てれば?」 俺は着ている服を脱ぎ、彼女に手渡す。彼女はありがとう、と受け取り、まるで自分の服のように俺の服を着る。 「翔ちゃん、」 翔「ん?」 「あのね、あのね、実は…」 潤「お前さー」 彼女の言葉を遮るように潤君が戻ってきた。手には彼女のカーディガンではない服を持って。 潤「あれ?」 「あ、潤君、ごめんね」 潤「それ、翔さんの?」 翔「俺の」 潤「…そっか」 きっと潤君は上着を脱がされた彼女が寒いだろうと、自分の服を持ってきたんだ。だけど、彼女が俺の服を着ているのを知って…なんだかんだと言いながら優しいんだな、こいつには。 …こいつには? …こいつだけ? 翔「ねぇ、脱いで」 「え?」 翔「俺もなんか寒い。わりーけど、それ、返して。潤の着てよ」 「脱げ脱げってあんた達は…」 彼女は文句を言いながらも俺の服を脱ぎ、潤君の服を受け取る。 潤「今日それ着て帰れば?」 「えーっ…やだ」 潤「おめぇ…」 そんな2人のやり取りを見ていてふと思う。さっきの彼女の言いかけた言葉。潤君の彼女に対する態度。 あれ…これって…? まさか…まさか…。 お互いが好き同士? そんな答えが頭の中に浮かび上がり、思わず手にしていた缶ビールをギュッと握ってしまった。 プシュ! 景気の良い音と共に白い泡が吹き上がる。 潤「何やってんだよ!」 翔「おぉぉぉぉっ!」 「翔ちゃん、こぼれてる!」 潤「勘弁してよ!」 この答えが確実なものになったのは、次に3人で会った時の潤君の言葉。 翔「あの~俺もの洗濯してもらえませんかね?」 潤「知らねーよっ!」
11/11/29 21:53:49
相葉君。恋愛要素はなしです。 「オリジナル…?カスタマイズ…?」 さっきは気づかなかったポップに目を奪われた。ぽっかりと開いた待ち時間、時間潰しとストレス発散目的にメンバーと来たカラオケボックス。空になったグラスにセルフサービスのドリンクを入れにきたら、 『お好みで自分だけの特製ジュース!』 と書かれたポップ。要するに自分の好きな物を混ぜてね、って事か。 (烏龍茶とコーラ?青汁とドクターペッパー?…うぇ、まずそ…) そんな事を思っていた時、背後に人の気配。何も気にせずその気配に声を掛ける。 「ねぇ、これ、上手いと思う?やっばくねぇ?」 そして振り返る。 俺の後ろには知らない女の人。驚いた顔をして固まっている。 (…あ!) 全く気にしていなかったから、メンバーの誰かが来たんだろうと思っていた俺は、見ず知らずのお姉さんに声を掛けていた。 「ごめんなさい!すいません!」 『…いえ…』 かなり不審そうな顔をしたお姉さんの手には空のグラス。 「あ、お先どうぞ」 『すみません』 お姉さんはアイスコーヒーのボタンに指を伸ばす。そして目線は俺と同じポップへ。 「これ、美味しいですかね?」 『え?』 「これ」 そう言ってポップを指差す。 『どうでしょう…?』 「不味いかな?」 『美味しそうでは…ないですよね』 そう言ってお姉さんが苦笑い。 「ですよね」 そう言って俺も苦笑い。その時お姉さんが一言。 『気になるなら1つ作ってみたら?』 「…5つ必要なんだよね」 『5つ?』 「そう。みんなの分も」 『じゃあ、ここに書いてあるの一通り作ってみたら?』 そして、俺達の目の前には明らかに色合いのおかしなドリンクが10個以上ならんだ。 「不味そう…」 『かなり…』 ―数時間後― 「あ!」 帰りのエレベーターで、さっきのお姉さんと乗り合わせた。メンバー全員がエレベーターに乗り込んで来たからか、またお姉さんが固まっている。前に立っていたニノに声を掛ける。 相「さっきのカスタマイズドリンクのお姉さん」 二「あ~、すいません、うちの相葉がご迷惑お掛けしまして」 『あ、いいえ…さっきの大丈夫でしたか?』 お姉さんが小さな声で聞いてきた。 「あれね、すっげー不味かったです」 『やっぱり』 「でも、リーダーが全部飲んで無駄にはしなかったから大丈夫」 『え?』 そう言って、お姉さんは俺の横に立っていたリーダーに視線を向けて、吹き出すように小さく笑った。その笑顔がとても自然でキュートで、つられて頬が緩む。 こんなに可愛い笑顔に出会えるなら、不味いオリジナルカスタマイズドリンクも作りがいがあるかも。進化系もいけるかも。 大「なんか…俺、気持ち悪…ウプッ」 おわり
11/11/28 23:33:37
翔くんです。 イメージと違ったらすみません。 ----- 照明を落とした、暗めの店内。 カランと扉があく音がしても、振り向く人は少ない。 振り向くとしたら待ち合わせをしているか、音に何となく反応してしまったかのどちらかだ。 前者である私は、その音がする度に扉のほうへと視線が動く。 「…あ」来た。 そうか、もうその帽子をかぶる季節になったんだ。 たった今店に入ってきた人物の姿をみて、顔がほころぶ。 こっちだよ、の言葉のかわりに軽く右手をあげると、相手も軽く右手をあげながら私の座るカウンターへ向かってきた。 音もなく隣に座り「ごめん、こっちから呼んどいて」と腕時計を確認する、その人。 「お仕事でしょ?お疲れ様。あ、櫻井くん」 「ん?」 「それ、とらないの?」 「…とるよ、ヤだけど。つか知ってるでしょ?」 「うん、知ってたけど。」 「ひでー」 右手の指をすこし口にあてながら、頬を緩めて笑う。 その仕草がとても好きだ。 「…なに見てんだよ」 「え?とるの見たいから。」 「あのねえ…」 今度はすこし唇を尖らせながら、かぶっていた帽子を取る。 下に隠れていた髪がいくつかの束になりあちこちに向かっていて、思わず吹き出しそうになるのをごまかすように無言で笑ってみた。 「ぜってーこれで笑うよな、お前」 「じゃあニット帽やめたらいいのにー。」 「いいの、それが見たいんだから」 ‥‥ん? なに、その台詞。 隣を見遣ると、前を向いたままのその耳は、照明の色とは違う赤色をしていて。 「‥櫻井くん、いまの」 「今日呼んだのはね、」 私の言葉を遮りこちらを向いたその顔は、見たことないほどの緊張で満ちていた。
11/11/28 14:17:51
>>4893 遠くの方でチチチッと鳥が鳴いてる もう朝か・・起きなきゃ そう思いながらも目があかない 「なんか重いな・・息苦しい・・・」 息苦しさに目を開けると 私に半分覆い被さるようにして大野さんが寝ていた 「!?」 一気に目が覚めた それどころか 心臓が爆発するくらいの勢いでドキドキし始める 真横に私に半分覆い被さりうつ伏せに寝る大野さんの顔があって 耳元でスースーと寝息が聞こえる 私の胸に大野さんの腕が乗っているので身動きがとれない 「私、おばあちゃんだったらこの状況心臓発作おこしてるわ・・」 いや、そんなこと考えてる場合じゃない なに?この状況! 私が一人であわあわしていると 「う・・ん」 と大野さんが動いた (起きた!?) ・・・起きない (あれ?また寝た?) こうなったらどうにかして脱出しようと大野さんの腕にそーっと触れると・・・ 「あ?」 と変な声を出して 大野さんがガバッと起きた 「やべぇ俺まで寝てた」 「あのぅ・・」 上半身だけ起こした大野さんの下で おずおずと声をかけてみた 「なにがあったんでしょうか?」 「あ・・・おはよ。あー。えーっとね、、おまえ・・家に連れて上がって・・ベッドに来て・・上着脱がして・・・・俺も脱いで・・」 「それで?」 「布団に入って・・・俺一緒に寝たんだな(笑)ごめん」 確かに大野さんはYシャツ姿 私も上着を脱いだだけ 「良かった・・」酔った勢いで大変なことになるとこだった 安心していると大野さんが叫んだ 「あ!今何時だ?今日釣りの約束してたんだ」 「7時です」 「やべぇな。帰るわっ勝手に泊まって悪かったな」 見送りも出来ないくらいの勢いで大野さんはバタバタと帰って行った 終わり
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11/11/28 14:03:43
長くてすいません >>4892 二宮さん 相葉さん 松本さん 櫻井さん それぞれに告白をされたものの 考える時間をくれているのか 返事を急かされる訳でもなく最近こんな調子でみんなにからかわれ? あまり免疫のない私はドキドキしたりキュンキュンしたりで ついついボーッとしてしまい仕事でのミスが続いた 私の気持ちはまだ自分でもハッキリとは分からない 週末。なんとか仕事を終えてフラフラと会社を出る 「色々疲れた」 明日は休みだしなんだか飲みたい気分だ 一人でふらーっと居酒屋に入りカウンターに座ろうとした時、偶然そこには大野さんが 「大野さん。お疲れ様です一人ですか?」 「おーお疲れ。一人だよ一緒に飲む?」 「あ、じゃあ隣お邪魔します」 上着を脱いでいると椅子を引いてくれた (さりげなく優しいなぁ) 「何飲む?」 「じゃ、ビールを」 乾杯をして仕事の話や雑談しながら飲む 大野さんと居るとすごく心地よくて時間はあっというまに過ぎていった *~**~**~ 手にもったお酒を飲み干し机に置くと頭がクラッとなり視界が少しボヤける 「あれ?酔ったかな」 「酔うだろ(笑)結構のんだぞ」 そう言えばいつもの倍は飲んだかも・・・大野さんとだと安心していつもよりお酒がすすんだみたいだ 「二軒目行くか?」 「いえ、私酔うとすぐ寝ちゃって迷惑かけてしまうので今日は帰ります」 「そうかじゃあ送るわ」 外に出ると夜風が冷たく 大野さんはマフラーに顔をうずめゆっくりと歩きだした 私の一歩前を歩く大野さん 細身の黒いコートに流れるような髪 後ろからみる横顔はすごくカッコいい 社内でもすごく人気がある。この前だって受付の女の子に告白されていたし・・ そんなこと考えながら後ろ姿を見ていると 「ついたぞ」と大野さんが振り返った 気がつけば私のマンションの下 「あいがとござりました」 久しぶりに酔ってもう半分寝むってしまいそうな私はろれつがうまくまわっていない お礼を言って頭をペコっと下げるとストールがスルリと肩から落ちる 「ちゃんと部屋まで上がれよ酔っぱらい(笑)」と大野さんは私の肩に落ちかけたストールを巻いてくれた 「すいません・・」 とまた頭を下げるとクラっとして足がもつれ大野さんにもたれかかってしまい 「ごめんなさい、酔ってますね(笑)」と慌てて離れようとするとグイっと引き戻された 「あれ?大丈夫ですよ?ちゃんと立てますよ」 そう言って大野さんの顔を見上げると 本当に本当に触れるくらいに大野さんが私にキスをした ?? 思いもよらない状況にポカンとしていると 「目とじろ」 そう言いながらまた唇をあわせる 頭がボーッとする 夜風で冷たくなった大野さんの唇の感触を感じながらだんだんと強くなるキスに合わせつかんだ腕に力をこめた まさか大野さんがここで攻めてくるとは・・いやー選べない選べない
11/11/28 13:40:29
>>4808 だいぶ前の続きですので、暇があったら遡って見てみて下さい。嵐が普通の会社員だったらという設定の話しです 残業の為、部署には私一人 「コピーかけたら終わりだ」 ウィーンウィーンと光をこぼしながら動くコピー機をボーッと眺めながら 「・・・はぁ」 会議室での櫻井さんとの事を思い出しため息がこぼれる 「していい?」 そう耳元でささやいた櫻井さんの声を思いだして 「うわ・・」カァッと顔が火照り恥ずかしくなった その時 バンっ! 「!?」 いきなり後ろから大きな音がして驚いてふりむくと、隣の部署とを隔てるガラス窓に相葉さんがピタリとはりつき笑っていた 「びっくりした・・」 相葉さんはいつもこうやって私を驚かしたりしてイタズラをする まだ笑っている相葉さんに向かって怒ったジェスチャーをしながらコツンと窓を叩いてみせると (ごめんね)と手を合わせ謝り それから あたりをキョロキョロと見回して紙を手に取り何かを書き出した (なんだろ?) 首をかしげ待っていると相葉さんは書き終えた紙をぺたっと窓にくっつけた (ボーッとしてたからさ何か悩んでんの?)と書いてある (こっちきて話せば良いのに)と思いながらも窓越しの会話が少し楽しくて大丈夫だよとジェスチャーしながら笑ってみせる するとまた何か書いて窓にペタッ (俺が悩みをぶっ飛ばしてあげる)と書いてある 相葉さんは紙を置くとなぜか真剣な顔になり腕を曲げて力をためて・・ カメハメハー!!! 急に窓越しにカメハメハうってきた 「なんで?(笑)」 超真剣な顔してカメハメハをうつ相葉さんが可愛くて爆笑していると 嬉しそうに笑ってまた何か書いて窓にペタッ (悩みぶっとんだ?) 「うん、ありがと」 と口パクしてみせると またまた何か書いてペタ (ここおでこつけてみて) と書いてあって窓をコツンと指さした なんだろ? と思いながら両手を窓に置いておでこつけてみると 相葉さんは窓越しに私の手に手を重ねニコッと笑う つられて私も笑うと 同じようにおでこをくっつけてきた 窓がなければ手を重ね合わせまるで今からキスでもするかのような二人に 「わっ///」恥ずかしくなって パッと窓から離れると 相葉さんは優しく笑って何か言った 何を言ったのか分からない 「なに?」と口パクをして首をかしげてみると 相葉さんは窓から離れ 近くにあるドアからこちらの部署に入ってきた 「あの・・なんて言ったの?」 相葉さんは私の目の前の机に腰かけてふふっと笑いこっちを見る その時サラりと揺れた髪に私の胸が小さくトクンと鳴った・・ 「笑った顔好きだよって言ったの」 「あ・・りがと」 「あのさ」 相葉さんが何か言いかけた時 「あれ?なにしてんの」 声のするほうを見ると松本さんがいた 「なんだよ松本邪魔すんなよ」 「は?邪魔って相葉お前なにしようとしてんだよ仕事早く終わらせろよ」 「あっそうだったヤベッもうこんな時間じゃん」 「あのっ私終わったんでお先に帰らせてもらいますお疲れ様でした」 「おーお疲れ様」 「あぁ。ごめんひき止めてお疲れ様」 笑った顔が好き そう言われてドキドキしてしまった自分が恥ずかしくて足早にその場を離れた 続く 中学生みたいな妄想してごめんなさい
11/11/26 12:17:28
大野さんバースデー&怪物くん公開記念です。 『うわ...さみぃ。』 事務所の車を降りたのは、日付が変わって数時間経った頃。 『あー...ねみぃ。』 映画のプロモーションで今日は一日中仕事をしてた。さすがにクタクタだ。 こういうとき、オイラには無性に会いたくなる人が居る。 別に恋人とか、そういうのじゃないけど。 でも、そうなればいいなって、ずっと思い続けている相手。 車からマンションまでのわずかな道。 携帯を取り出すと、誕生日おめでとうメールが山のように届いている。 『31かぁ...』 何度見ても、あの子からのメールは無い。 『そうだよな。』 そうだ。メールなんて来るはず無い。 きっとあの子にとっては、オイラはただの友だち。 ふと顔を上げると、人影が浮かび上がる。 『ん?』 オイラは目を凝らしたけど、辺りが暗いのと眠いので、よく分からない。 「智くん。」 『ん??』 「お帰り。」 目の前に現れたのは、オイラが今まさに想いを巡らせていたあの子。 『ちょっ...どーしたの?』 「ちょっと渡したいものがあって。」 『へ?』 オイラは事態を飲み込めない。 「智くん、お誕生日おめでとう。」 『は???』 相変わらず事態を飲み込めないオイラ。 目の前には、ニッコリ微笑むオイラの想い人。 『あっ、あのさ。待ってたの?』 「うん!」 『いつから?』 「智くんが最後にテレビ出てるの観てから。」 『最後って...あれからずっと!?』 「うん。」 オイラは思わず彼女の手を握った。 冷たい...。 『どーした?何かあった?』 「ううん(笑)だから、智くんに渡したいものがあって。お誕生日プレゼント。」 『いや、それはありがたいけど...』 「はい、どうぞ。」 オイラの首に、あったかいマフラーが巻かれる。 「ごめんね、びっくりさせて。」 『いや...』 「メールとか電話だとね、一番になる自信無かったから(笑)」 『一番?』 「直接会ってお祝いする一番になりたかったの。」 オイラは、ドキドキしていた。 驚きと、色んな感情が混ざり合って。 大好きな彼女が、すごく嬉しいことを言ってくれてることに、間違いなかったから。 『...ありがとう。』 「じゃあね。明日も忙しそうだけど、頑張って!」 くるっと振り返って彼女が歩き出す。 『ちょ、ちょっと待って!』 少し驚いた顔で彼女が振り返る。 「なーに?」 『お、オイラさ。』 「うん?」 『オイラ、ずっとあんたに言いたいことがあって...』 「...なに?」 『あの...』 「...智くん?」 彼女がオイラに近付く。 ダメだ。限界。 「さ、智くん?どうし...」 『好き。』 思わず彼女を抱き締めて、たった二文字に想いを込めた。 彼女の顔を見るのが怖くて、彼女の肩に顔を埋める。 「智くん...」 『あっ、ご、ごめんね。』 離れようとすると、彼女がオイラの背中に腕を回してきた。 「良かった。智くんと同じ気持ちで。」 『えっ?』 「私も、智くんが大好きです。」 『えーっ!?』 見つめた彼女の瞳には、うっすら涙が浮かんでいた。 『良かった...』 改めて、彼女をしっかり抱き締める。 彼女の体温が伝わって来る。 初めて口付けた彼女の唇は、意外なほど温かかった。 オイラは、『好き』の二文字を繰り返した。 彼女に、オイラの好きが全部届くように。
11/11/20 00:29:58
【松潤】 「ただいまー。」 『お帰り。』 「あれ?潤今日早いんだっけ?」 『うん、予定より早く終わった。』 「そっか。お疲れー。」 俺の大事な人。 俺より少し年上で、俺を包んでくれる人。 いつも支えてもらってるから、たまに彼女に何かしてあげたくなる。 「ねぇ、すっごいイイ匂いなんですけど。」 『だろ?』 「何作ったの?」 『見たい?』 「見たい...てか食べたい(笑)」 素直で無邪気な彼女。 『よし、おいで。』 彼女の腰にそっと手を当て、キッチンに連れて行く。 『じゃん!』 「わぁ!何?お味噌汁?」 『いや、豚汁。』 「豚汁!?どうしたの?」 『ちょっと番組でさ、レシピ習って。メンバーにも作ったら評判良かったからさ。』 「すごいじゃん!ねぇ、食べていい?」 『(笑)お前本当食い意地張ってんだから(笑)』 「仕事終わりでお腹が減ってるんですー。」 『だよな。はい、とりあえず味見。』 一口分をよそって彼女に渡す。 「ありがと...んー!何これ?おいしい!てか...優しい。」 『メンバーと同じ反応(笑)』 「本当においしいよ!ありがとね。」 彼女が俺の肩に寄りかかる。 こうして素直に甘えてくるところも好きだ。 彼女の頭をぽんぽんと撫でると、彼女は俺の腰に手を回してくる。 「うーん…疲れたよぉ。」 『ん?どした?』 「心の叫び(笑)」 『もっと叫んで(笑)』 向かい合って彼女を抱き締める。 「忙しくて、たぶん外ではすっごい怖い顔してるんだけど、私。」 抱き締める力を少しだけ強くする。 「でも、潤が居ると力が抜ける。良い意味で。」 『うん、俺もだよ。』 「潤も無理しないで。」 『しねぇよ。てかしてないし。』 「そう?」 『仕事が早く終わったら、自然とお前の顔が浮かんで、自然とこういうことしてんの。』 「ならいいけど。」 『よし、じゃあ食べる?』 「うん!」 『あ、でもその前に...』 「ん?」 『キスしていい?』 「...はい。」 彼女の柔らかい唇に口づける。 『やっぱり、食うのもうちょっと後でもいい?』 「...うん。」 優しく微笑む彼女は、これからもずっと大事な人。 俺の、愛しい人。
11/11/18 00:14:13
バスローブ姿が何とも色っぽかったので、ちょいエロ翔くんで。 君と初めて迎える夜明け。 俺の腕の中で寝息をたてる君の横顔を、一晩中見ていた。 眠いのに、なんだかドキドキして眠れない。 ウトウトしかけてはまた目が覚め、夢と現実の狭間を泳いでいるような時間を過ごした。 暗闇から、少しずつ君の輪郭が浮かび上がる。 綺麗な寝顔にキスをする。 「...ん」 少し反応する君を優しく撫でて、次は唇にキスをする。 その次は胸元に。 『翔...くん...?』 「起きた?」 『...うん...』 半分夢の中に居る君を見て、悪戯心が働く。 君の胸元に今度は強く口付けた。 『やだ...翔くん、跡が残っちゃう。』 「嫌?誰にも見せないだろ?」 『そう...だけど...』 動く度に触れる君の素肌は、驚くほど滑らかで美しい。 俺はその全てに触れていたくて、君の身体に手を滑らせる。 『翔くん...だめ。』 「どうして?」 『だって...』 身体が汚れているからと君は言った。 でも俺は、そのままの君が欲しくなった。 「お前の全部、俺にちょうだい。」 君は少し目をそらして、 『もうあげた。』 その言葉に、俺の心の奥深くが反応する。 気怠い朝。 君と過ごす、甘い朝。
11/11/14 23:12:21
>>4886 キュンキュン(*^^*) すごい良かった~
11/11/10 23:07:23
翔くんで 頭を撫でる温かい手。 「...翔?」 目を開けると、穏やかに微笑む翔がいる。 『風邪引くぞ。ベッド行こ?』 「うん。」 翔の手を握る。 「あれ?...早かったね?」 『やっと目が覚めたか(笑)』 「ごめん(笑)爆睡してたみたい。」 『いつも言ってるけど、待ってなくていいからさ。お前だって仕事あるんだし、ちゃんと寝ろよ。』 「...うん。」 『まぁ、待っててもらえると嬉しいんだけどね。』 また優しく頭を撫でる。 私の大好きな手。 ベッドに入ると、当たり前のように腕を広げてくれる。 翔の腕にくるまる私。 いつの間に入ったのか、お風呂上がりの良い香りに包まれる。 「お風呂入ったの?」 『全然気付かないんだもん、お前。』 「ごめんなさい...。」 『疲れてんの?』 「ううん!全然。てか翔の方が...」 言いかけた唇を、塞がれる。 『無理しないでね。俺が倒れたとき、お前が居ないと困るから。』 「何それ(笑)」 『お前顔赤い。』 「翔だって!」 『お互い様か(笑)』 綺麗な瞳に見つめられると、胸の奥がぎゅーっとなって、身体が熱くなる。 胸がドキドキして、翔にも聞こえるんじゃないかって。 私の胸にそっと手を当てて、 『大丈夫?』 また微笑みかける翔。 今夜も、翔に包まれて眠る。
11/11/09 21:48:58
『つーかお前さぁ、俺とこんなに仲良くなってんのに、俺と付き合いたいとか思わないわけ?』 顔を真っ赤にしながら、目の前に座る彼が言う。 「ねぇ和...飲み過ぎ。」 『まだまだぜーんぜん!すいませーん!お代わりー!』 「ねぇもう止めなって。」 彼は、人に弱音を吐いたり、愚痴を言ったりする人間じゃない。 でも、気持ちが弱っているとき、必ずこうして私の前で酔っ払う。 そんな時私は、黙って彼の話を聞く。 彼の気が済むまで。 私たちは、彼がデビューして間もなく、仕事の関係で知り合った。 私は裏方の仕事をしていたけど、彼とは妙に気が合って、気付くと親友とも呼べる仲になっていた。 『あー!酔っ払ったなー!』 「もう!和!声がでかい。」 『悪かったねー。』 彼の家の近くの川辺。 こういう時、家に帰る前に必ず歩く。 「ねぇ、和。」 『んー?』 少し伸びをしてこちらを振り返る。 「私ね、和と付き合いたいとか思わなよ。」 『...』 「和のこと、親友だと思ってるから。」 『...うん。』 「付き合ったりして、別れたりとかしたら、もう終わっちゃうじゃん?」 『そうだね。』 「和のこと、ずっと好きでいたいからさ。」 『いや分かってるよ。俺もそうだから。』 「じゃあ良かった(笑)ほら、和、たまに変なこと言い出すからさ(笑)」 流れる水面を見て、彼のビー玉みたいな瞳が揺れる。 『なぁ。』 「うん?」 『ずっと俺のこと応援してくれる?』 「何?急に。」 『ずっと俺の味方でいてくれる?』 「和...」 『俺、なんか怖えよ。』 彼の背中をそっとさすった。 「大丈夫だよ。」 潤んだ目で一瞬私を見てから、彼は力一杯私を抱き締めた。 『ありがとう...』 彼のかすれた声と、少し震える肩、そして私を強く抱き締める腕。 それはまるで、荒波に飲まれそうになりながら、必死でしがみついているように見えた。 「和...」 『もうちょっと...こうしてていい?』 「...うん。いいよ。」 『ありがとう。』 私はそれからしばらく、和に抱き締められた。 腕を解いた彼は少し照れたように笑って、私の頭を撫でた。
11/11/03 12:21:15
翔君 2回目のキスはあの時とは違う香り。 「懐かしいねー!」 名前の通り、海が見える小高い丘は深い夜に包まれている。空に光る星と海に浮かんでいる様な遠くの建物の光が、海面をキラキラと光らせる。 『やっぱ綺麗だな~』 この場所が好きと言う翔は手すりから体を乗り出すように、グンと体を伸ばす。 『久々じゃね?一緒に来たの』 体制はそのままで、顔だけ私に向けて笑顔で声を掛ける。その翔の声にあの時の記憶が蘇る。前に来た時も同じ様な時期で、同じような体制でこの場所に居たんだ。 「そうだね、あの日以来だよ。私もここに来たの」 足元にあった落ち葉をつま先で軽く踏むとカサッと音がする。 『あ~、あの時も同じ事やってたな、お前』 「そう?よく覚えてるね~」 『まぁな』 そんな会話をしながら後ろを向いてみる。道路を挟んだ向こうの建物が目に入る。今はもうないけれど、前は輸入雑貨の小さな店があった。 「覚えてる?」 『?』 「あそこにあったお店」 私が指差す先を見る翔。 『あー!あったな、雑貨屋』 「そうそう」 『あそこで福袋買ったな』 「そう!福袋買ってここで開けたの」 翔が覚えていてくれた事が嬉しくて、私の中で次から次へと記憶の糸がほどかれる。 『中から変な顔したおじさんの人形が2人出てきた』 「あれ、まだ家にあるよ。翔は?」 『マジで?すげぇな。俺のどこやったかな?』 「それでその後さ、」 そこまで言って、あ!と思う。そして言葉を飲み込む。 『それでその後?』 「いや…なんでもない」 『何だよ?』 「なんでもないったら」 私はまた海の方へ体を向ける。私の記憶の糸はずっと奥底に閉まっていた記憶も引っ張り上げて来てしまった事に気づき、急に恥ずかしくなる。翔はなくなってしまったお店の方を向いたまま。 『それでその後』 私の左後ろから聞こえる声。 『キス、したんだよな』 福袋を開けて、おじさんの人形が出て来て笑いあった時、自然に、本当に自然に私達はキスをしたんだった。 「本当、さっきから昔の事良く覚えてるね」 翔を見ずに言う私の横で翔は私と同じ様に海の方へ体を向ける。 『まぁね…長い想いですから』 そう言って私の前に差し出したのは…どこかへやったと言っていた、福袋に入っていたおじさんの人形。 「あ、」 『あ、あったね。おじさん』 眉を下げながら笑う翔。そんな事をする翔。私もその顔につられて笑う。そしてあの時と同じ様に、翔が首を傾け、私達の影が重なる。 あの時と違うのは 2回目のキスは意味があると言う事。
11/10/14 21:43:52
智くんです。 イメージと違ったらすみません。 ----- 「まーたここで寝てる‥」 ソファをみて、思わずため息が出た。 突然の来訪は本当に嬉しくて。 だけど冷蔵庫の中身をちょうど切らしていたから、ちょっと買ってくるね、と彼を部屋に残しコンビニに買い出しに行って。 帰ってきたら、これだ。 というか、毎回こうだ。 彼の自宅のそれより小さな丸めのソファに、身体をまるくしてすやすやと夢の中。 「身体痛めちゃうよー?」 つん、と指で頬に触れてみても、反応がない。 「冷えちゃうな…」と呟きながら、軽い掛け布団をそっとかける。布団から顔だけ出したその姿はまるで 「猫みたいとか思ってんしょ…」 その声に智くんを見ると、もそもそと鼻先まで布団をかぶって目だけこちらに向けている。 …ちくしょう、可愛すぎ。 「起きてたの?」 「ん~、なんとなく起きてた…」 瞼をこする猫のような可愛い仕草に対して、少し掠れた声はとても色っぽい。 私が見惚れているのにも気付かず、智くんはごろんと仰向けになり、んん、と伸びをする。 と、伸びきったそのてのひらが、ちょいちょい、と曲がった。 「なに?智くん」 「こっち。」 「ん?」 「‥あったかいから。」 照れてるのか、視線を合わさないその顔に。 ‥ソファも悪くないかも、なんてね。
11/10/14 00:04:34
>>4882続きです 智くん 『遅いなぁ…』 ソファーに寝転び雑誌を見ながら彼女を待っていた 「ただいま~♪」 『おぅ!おかえり 遅かったじゃん… 何してたの?』 「朝言ったでしょ?友達とご飯… あれ~?^^ 智もしかして寂しかったの? 笑」 『……うるせぇ!!』 からかう彼女に寝たふりをしてみせた 「智…ごめんね」 寂しそうな声にうっすら目を開けて見ると俺の傍に座り込み俯く彼女 そんな彼女の腕をグイッと引っ張り抱き寄せ 『…おせぇんだよ!!連絡ぐらいしろよ 心配したんだからな!』 とキス 翔ちゃん 『遅いなぁ…何やってんだろ』 なかなか帰って来ない彼女が心配で落ち着かず部屋をウロウロしていると 「ただいまぁ~」 と遠慮がちな彼女の声 『あぁ~!!やっと帰って来た!心配したんだぞ!』 「ごめんね 翔ちゃん…遅くなっちゃって」 そっと俺の体に腕をまわし甘えてくる彼女 『うん、いいよ お前の顔見たら安心した^^ あんまり心配させんなよな』 頭を撫でると、微笑み小さく頷く彼女と目が合い少しの沈黙 『ねぇ…キスしてもいい?』 「……恥ずかしいから聞かないでって言ったでしょ どうせダメって言ってもしちゃうくせに…」 『フフッ笑 ごめん』 と何度も唇を重ねた おわり。 駄作すみません(^^;
11/10/13 23:59:23
友達と食事に出掛けた彼女を待つ彼 相葉ちゃん 『遅いなぁ…』 電話をかけてみようと思い携帯を手に取ると 「ただいま~」 と彼女の声 『おかえり~遅かったね?酔ってるの?』 「うん 少しだけね」 フラつく彼女を抱き留めソファーに座らせる 『大丈夫?』 「うん ありがと^^」 微笑み俺の胸に頭を寄せる彼女を優しく抱き締めた 「雅紀…」 『ん??』 「…大好き」 顔を上げる彼女に 『知ってるよそんなの…』 と優しくキス 『どう?酔い覚めた?笑』 にの 『おっそいなぁ~ もう寝ちゃおっかなぁ…』 水を一口飲み寝室へ行こうとすると、玄関の開く音が聞こえてきた ただいまも言わずコソコソとリビングへ入ってくる彼女の後ろから肩に腕を回し 『おかえり 何してんの? 』 と声をかける 「ビックリしたぁ!! もう寝てるかと思ってた」 『ちゃんと待ってたよ おっそいなぁってね 笑』 「ごめんなさい…」 『…』 「何か言ってよ…」 不満そうな彼女を力強く抱き締め深く長くキス 『もう待てないからさ…早くシャワー浴びてきな』 と耳元で囁きもう一度キス 潤くん 『おっせぇなぁ…』 なんて思いながら寛いでいると玄関から陽気な声が聞こえてくる 「潤く~ん!!もう帰ってるの~?」 急いで玄関へ行くと顔を赤らめ酔っぱらった彼女 「たっだいま~!!」 両手を広げハグを求めてくる彼女をそのまま抱き上げソファ-まで運ぶ 「キャ~!!お姫様抱っこー 笑」 騒ぐ彼女を少し乱暴にソファーへ押し倒し 『うるせぇ酔っ払いだな 黙らせてやろうか?』 と強引にキス 唇を少しだけ離すと 「ごめん…なさい…」 とすっかりおとなしくなった彼女 『俺お前のそうゆうとこ好き』 今度は優しく唇を重ねる
11/10/11 14:45:47
ごめんなさい。長いです。 大野君。 この季節の夜は早くやってくる。その為かそれとも平日の夕方過ぎだからかは分からないけれど、建物の中は人がまばらだった。 駅から少しだけ歩くこの美術館。前から見たいと思っていた展示の最終日。作品の余韻に浸る為に会場の外にあるカフェに入り、暖かいミルクティを頼む。窓際の2人掛けのソファに座りミルクティを一口飲む。 (このミルクティも作品かも) なんて思っていた時。 『やっぱり来てたんだ』 ミルクティと同じカップを持ちOFFな雰囲気を纏った大野君。彼は自然に私の隣に空いていた一人分の空間に座り、カップをテーブルの上に置く。彼のカップの中身は濃い色のコーヒー。 「やっぱり来たんだ?」 『まぁ、最終日だし』 「どうだった?」 『すっげーよ。凄かった。ありゃすげぇよ』 そして私の横に置いてあった本に目を付ける。 『買ったんだ?』 この会場で展示してある作品をまとめた作品集。 「うん。大野君は?」 『…迷ってるんだよね…』 「見る?」 そう言って私は本を渡す。大野君はそっと本を捲り、おー!とかすげー!とか、小さな言葉を口にする。そんな彼の隣に座っていた私も気がつけば彼と一緒に本を覗き込んでいた。 そしてふと気付く。 ガラスの向こうは暗い空。私達がいる場所は明るい室内。光の加減で鏡のように映る窓ガラス。 私達を見ているいくつかの視線。後ろに座っている何人かが私達を見ていたのが窓ガラスに映っている。ふっと横を向くと、隣の席の男の人がさり気なさを装いながら視線を違う場所に飛ばす。 (あ…そっか) そこでやっと気付く。私の隣に座っていたのは大野智。いくらOFFであってもこの人は人目を引く。ソファに2人で頭を寄せて本をのぞき込んでいれば、彼に気づけば人は見るだろう。 (おっと…) それに気づいた私は彼から少し離れる。 『?』 私の行動に不思議そうな顔をする。 「えっとね、えっと…」 私の表情で察したのか、彼が少しだけ視線を横に動かす。その表情が一瞬鋭くなったのは気のせい? 『気にしなくていいよ』 またさっきの様に本に視線を戻す大野君。気にしなくてもいいって…私は凄く居心地が悪い。彼に迷惑をかけてしまうかもしれないと言う思いと、彼と一緒にいる事で人に見られている自分。 (…ん~) 「やっぱり…私先に」 そう言って立ち上がろうとした時。私の左肩にグンと力が掛かり、ソファに引き戻された。 『いいから。ここにいろって』 その声は隣から聞こえてくるのに、彼の視線は前から来る。彼は窓ガラスに映る私を見てそう言っていた。 さっき気のせいだと思った鋭い表情で。 『今は周りは気にしなくていいから』 窓ガラスに映る私と大野君。隣にいるはずの彼がまるで目の前にいる様で…私の中の時間が一瞬止まる。 『何か腹減ったな~何か食いに行かね?』 OFFの彼の声に私の時間が動き出す。でもその時間は新しい時を進み始める。 好き と、言う今まではなかった時間を。
11/10/10 21:15:41
相葉くん <公園デート> *:*:*:*:*:*:*:*:*:* 「くぅー!いいねえ、爽やかな青空の下って」 まーくんは空に向かって思いきり背伸びをしている。今日は久しぶりのデートで公園に来ていた。 「なんかさ、公園デートとか高校生みたいで初々しいね!」 キャップを目深にかぶったまーくんは、こちらを振り返り、視線を合わせるようにツバを少し持ち上げる。 『じゃん!お弁当作ってきちゃった』 私は右手に持っていたバスケットを軽く持ち上げて見せた。 「そーなの!?超楽しみ!エビフライ入ってる!?」 屈託のないまーくんの笑顔に思わずキュンとしてしまう。 『でもたいしたもの入ってないよ?』 照れ隠しに否定的な言葉を口にすると、まーくんは私の頭にポンと手を置いて言った。 「だーいじょうぶ!中身も楽しみだけど、誰が作ってくれたのかが一番重要なんだからさ♪」 それから、私たちは少し木陰になっている場所を見つけ、芝生の上にシートを広げた。 「そんじゃ、いっただっきまーす!」 言うが早いか、お目当てのエビフライをパクッとほおばるまーくん。 「うん、ウマヒ!!」 口をもごもごさせながら、満足そうな表情だ。 『まーくん、食べながら喋ったら何言ってるかわかんないよ』 私が笑いながら言うと、まーくんは肩をすくめて、ほのかに照れたような笑顔を見せた。 二人でお弁当をつつきながらピクニックを満喫していたら、背後から「クゥン」と言う、何かの鳴き声のようなものが聞こえた気がした。 気になった私は振り返って見てみる。 『あ、子犬だ』 私の言葉に反応し、まーくんも振り返る。 まーくんは「ほんとだ」と言いながらすぐに子犬の傍に駆け寄り、優しく抱き上げた。 「あれ?首輪ついてるなぁ。キミ迷子ですかぁ?」 子犬に向けられた優しい眼差しに、思わずドキリとしてしまう私。 そのまま子犬は懐いてしまい、私たちのシートにちょこんとおすわりして、動こうとしなくなってしまった。 「あはは!なんだかサプライズゲストになったね」 楽しそうに笑うまーくんにつられて、私は一緒に吹き出した。 お弁当も空になり、私たちプラス一匹は和んだ空気になっていた。 「あー、満腹になるとなんだか眠くなっちゃうよねぇ」 まーくんはそう言いながらゴロンと寝転がる。 その頭は私の足の上。 『!?』 「ひざ枕ゲットー♪」 突然のことに固まってしまう私。顔に熱が集中していくのが自分でも分かる。 その様子を見て、まーくんは頬をツンツンとつついてくる。 「あっれー?顔、真っ赤だよ?」 『…不意打ち、ズルイ』 私が照れ隠しにポツリと呟くと、まーくんはかぶっていたキャップを外し私の頭にかぶせた。 その手で頭を引き寄せられたと思うと、一瞬、唇に優しい温度を感じる。 『…い、今…キスっ!!』 動揺を隠せない私は、ますます顔が赤くなっていく。 「ごめん、可愛いこと言うから、つい」 目の前には悪びれる感じもなく、ニコリと微笑むまーくんの顔。 『…そんな顔で笑われたら、怒れないじゃない』 「そんなスネないの♪…何ならもっとする?」 笑顔を崩さず、その瞳の奥にあるいたずらな眼差しに、私は視線をそらせず徐々に二人の顔が近づく。 そのとき、こちらに向かって呼びかける声に気づき、私は慌ててキャップでまーくんの顔を隠し、声の主に目を向けた。 すると、それまでおとなしくしていた子犬がキャンキャンと嬉しそうに鳴きながら、声の主の元へと駆け出した。 『あ、飼い主さんみたい』 まーくんもキャップをずらしてそっと盗み見る。 子犬をしっかりと抱き留めた男の子は、こちらに深く頭を下げて去って行った。 「良かったね、飼い主さんが来てくれて」 いつの間にか起き上がったまーくんが、晴れやかな笑顔を向ける。 「迷子も帰ったことだし…」 そう呟くと、まーくんは立ち上がってこちらに手を差し出しニカッと笑った。 「そろそろ行こっか!」 私は大きくうなずきその手をとる。 私が立ち上がると、不意に強い力で手を引き寄せられ、まーくんが耳元で囁いた。 「さっきは邪魔が入ったけど…続きは今度のデートでしようね♪」 まーくんの言葉に私の鼓動は高鳴り、いつまでも余韻を残していた。 End *:*:*:*:*:*:*:*:*:*
11/10/09 20:14:52
松潤 スーツのポケットに刺さった白い花は彼女。 『弟みたいなもんだから』これが彼女の口癖で。『姉貴みたいなもんだし』これが俺の口癖で。少し年上の彼女は友達のような、同士のようなそんな付き合い。そんな彼女から結婚すると聞かされたのは半年前。 そして今日がその半年後。 花嫁って何であんなにキラキラとしているんだろう。いつも一緒にいた人がまるで別人のように見えるんだ。 少し遅い時間から始まった二次会に参加した俺は、その会場でそんな彼女を目にした。彼女の存在を感じながら、側にいる人と話したり、笑ったり。少し居心地の悪さを感じながら、でも、その幸せな空間を味わいながら。 『潤』 いつもの声が後ろから飛んでくる。 「よぉ」 いつものように軽く手を上げる。 いつもの事なのに、やっぱりいつもの調子が出ない。 「おめでと」 『ありがと。仕事、大丈夫だった?』 「あんたの為ならどんな時だって来るよ」 手にしたグラスは天井のライトの光が反射して眩しい。 『どうした?』 「ん?」 『なんか…泣きそうな顔してるね』 やっぱりね。彼女は俺の事良く分かってる。幸せを祝ってやりたい俺と、複雑な気持ちの俺がいる事を分かってるんだ。 「いや…何でもねぇから心配すんな」 そんな俺を見て呆れたように笑う彼女。手にしていた小さなブーケから白い花を一輪取ると、俺のスーツのポケットに挿した。 『幸せのお裾分け』 「お前ねぇ」 彼女は柔らかく笑うと俺の首に手を回した。 『独身最後のハグは潤にあげるね』 酔っ払った時、慰める時、喜んだ時。いつもハグをする彼女を当たり前だと思っていた俺。 『笑ってくれると嬉しいんだけど』 彼女の声が耳元で聞こえる。そんな彼女の背中に腕を伸ばし、いつもより少し強く抱きしめてみる。 「なんか…寂しいな」 『姉貴の幸せは祝ってくれなきゃ』 「姉貴じゃねぇし」 クスクスと笑う彼女。 「いくなよ」 『潤』 「いかないでよ」 自分の声が詰まるのが分かる。 彼女が好きとかなんじゃない。 彼女の声も 低い鼻も 口元のホクロも 片方だけのエクボも 側にいるのが当たり前だと思っていた彼女が、なんだか遠くに感じて何とも言えない気持ちになってしまったんだ。 そんな俺の背中をお母さんが叩くように、ポンポンと軽く叩き彼女は離れる。 「もうちょっと早く言ってくれたら考え直したのに」 そう言って笑う彼女も涙目だ。 『まぁ、頑張れよ、姉貴』 そう言う俺も涙目なんだろうな。 スーツのポケットに刺さった白い花を取り出し、クルクルと指先で回してみる。その花びらはまるで彼女のドレスのよう。少し離れた場所で笑う彼女を見て、そんな事を思う。
11/09/25 00:22:37
翔君と潤君と女友達 (恋愛要素はなしです) 「俺にもやらせろよ」 「やだったら」 「なんでだよ?やらせろって」 「…やだって」 壁際に追い込まれた彼女は少し脅えたような声を出す。ジリジリと彼女に近づく潤。 「もうやめとけって」 俺の声も部屋の中で空回り。 事の始まりはこれだ。 「ヘッ…クシュッ!」 彼女がさっきからくしゃみをしている。 「何だよ、風邪?」 「いや、違うと思う…クシュン!」 彼女が小さく鼻を啜る。 「熱、ねぇの?」 「熱はないと思うけど」 「どれ?」 そう言って彼女のおでこに手を当てる。だけど、彼女の部屋で飲んでいた俺はお酒の影響で体が熱い。彼女のおでこの温度が分からない。 「翔ちゃんの方が熱いんじゃない?」 「飲んでるからな~」 「熱はないよ」 「どら?」 彼女の前髪を上げて俺のおでこをコツンと付けてみる。 「よく分かんねー」 そんな会話をしていた時にトイレから戻ってきた潤。 潤「あ?何やってんの?チュウしてんの?」 翔「するかよ!さっきっからこいつくしゃみばっかりしてんだよ。熱でもあるんじゃないかと思って」 潤「熱?」 そう言いながら潤が彼女に手を伸ばす…その時だ。彼女がスッと体を引いた。 潤「?」 また手を伸ばすとその手をガシッと掴んだ彼女。 潤「なんだよ?」 「あれ?」 潤「嫌なのかよ」 「嫌じゃないんだけど…」 潤「俺にも熱計らせろって」 「…やだ」 潤「はぁ?」 何故か彼女は潤の手が触れるのを拒む。 潤「俺にも計らせろ」 「やだ!」 潤「さっき翔さんとおでこコツンってやってたじゃねぇか!」 ジリジリと壁に彼女を追い込んでいく潤。たかが熱を計るだけでこの騒ぎだ。 翔「もうやめとけって」 潤「何で俺はダメで翔さんはいいんだよっ」 「翔ちゃんは…翔ちゃんは…」 俺…俺は? 「翔ちゃんは男じゃないから!!」 潤翔「??」 「翔ちゃんは私にとっては男じゃないからいいの」 潤「はぁっ?意味分かんねっ!とにかく熱計ってやるから頭出せ!」 「いや!絶対にいや!」 潤「…ぜってぇに計ってやる」 「もうやだ!私の近くに来ないで!」 潤「でこ出せ!おでこ!」 「もう!翔ちゃん、飲んでないで助けてよ!」 翔「俺、今軽く振られた気分なんだけど…」 潤「おれにもやらせろ」 彼女のくしゃみがきっかけで、ムキになる潤。そして男じゃないと言われた俺。 こんな俺達の夜はまだまだ続く。
11/09/24 16:18:18
櫻井くん~彼女バースデー~<櫻井目線> >>4874の櫻井くん目線です *:*:*:*:*:*:*:*:*:* 『なんで!?今日は大丈夫だって言ったじゃない!』 ケータイから、明らかに不満げな彼女の声が耳に留まる。 「……ごめん」 謝る意外に言葉が出てこない。 『………私、誕生日なのに』 今日が重要な日だっていうのは、オレにも分かってた。 「仕事だから仕方ない」と、思わず口をつきそうになるのをグッとこらえる。 「……うん………ちゃんと、覚えてる…よ」 二人の間に流れる気まずい空気。 オレは堪えられず言葉を繋ぐ。 「…悪いと思ってる」 『思ってるんだったら今すぐ会いに来てよ!』 いつになく強い口調の彼女に、オレは言葉を無くしてしまった。 「………」 『分かってる、無理だよね。………もういい!』 彼女の声のすぐあとに響く、無機質な通話終了の音。 緊張していたのか、自然と大きなため息が出た。 「アイツ…泣いてたな…」 座っていたイスの背もたれに体重を預けるように、力を抜いて寄り掛かる。 それと同時に楽屋のドアをノックする音。 「櫻井さーん、そろそろスタンバイお願いしまーす」 「あ、分かりました。すぐ行きます」 (…何時になるかわからないけど、できるだけ早く仕事を片付けて、アイツの家に行ってみよう!) オレは気持ちを切り替えるように勢いをつけて立ち上がった。 仕事は順調に進んだが、すべてが終わった頃、時計は既に深夜を回っていた。 (起きてるとは思えないけど…行くだけ行ってみるか) スタジオを出たその足で、オレは彼女の家に向かった。 『♪』 彼女の家に着きインターホンを鳴らす。 数分待つが、彼女が出てくる気配はない。 「やっぱ寝てるか…」 言いながらドアノブに手をかけてみる。 『ガチャリ』 「!?…開いてるじゃん!一人暮らしなのに物騒だな」 オレはそっと中の様子を見てみる。 廊下は真っ暗だが、リビングルームには明々と電気が点っていた。 「…起きてるんですか?もしもーし」 足音を忍ばせながらリビングへ進む。 「……なんか、泥棒になった気分だな」 リビングのドアを開けると、テーブルに伏せって眠る彼女の姿があった。 「こんなとこで寝て…風邪ひくぞ」 起こさないようにそっと彼女に近づく。 テーブルの上には開けられたビールの缶が並んでいた。 「……一人で飲んでたのか、弱いくせに」 彼女のすぐ横に置かれたケータイ電話には、メール作成画面が開かれている。 送信先にはオレの名前が表示されているが、内容は空白のまま。 チクリと胸が痛み、彼女の頭を撫でる。 「ごめんな。寂しい想いさせて…」 久しぶりに触れる彼女の柔らかな髪の質感に、少しホッとした。 「…かわいい寝顔してんな」 彼女の寝顔を見ていると、とても愛おしさを感じる。そのまま、彼女の顔にかかる髪を耳にかけると、頬にキスを落とした。 「遅くなってごめん」 そのとき、寝ていたはずの彼女の瞳がパチリと開いた。 「!?」 突然のことにオレは言葉を失い、数分見つめ合ってしまう。 「お、起きてるんなら言えよ!!……てか、いつから起きてた?」 焦る気持ちを落ち着かせ、なんとかその場を繋ぐ。 『…わかんない。気づいたら翔が頭撫でてた』 彼女の言葉で一気に恥ずかしさが込み上げ、思わず顔を覆った。 「なんだよ。ほぼ最初からじゃん」 まだ酒が残っているせいか、トロンとした目で彼女は聞いてくる。 『今日…仕事で無理なんじゃなかったの…?』 力無く起き上がろうとする彼女を、オレは自然と抱き留めていた。 「…電話、最後の方涙声だったから…放っておけなかった」 彼女の体温を確かめるように、更に腕に力を込める。彼女に触れたことで、もっと彼女を求める衝動に駆られる。 「日付、変わったけど…誕生日おめでとう」 そして引き寄せられるように、彼女に唇を重ねた。 『好きだよ』 オレはキスの合間に彼女への想いを告げる。 会えなかった時間の分、彼女に寂しい想いをさせた分を取り戻すように。 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*
11/09/24 16:11:09
櫻井くん~彼女バースデー~<彼女目線> イメージ違ったらごめんなさい。 *:*:*:*:*:*:*:*:*:* (えっと…これってどういう状況?) リビングのテーブルに伏していつの間にか眠っていた私。 傍らには私の頭を優しく撫でている翔がいる。 (確か、私は一人でやけ酒してたんだよね?) アルコールで動きの鈍った頭で、数時間前からの記憶を遡る。 >>>>>> 「なんで!?今日は大丈夫だって言ったじゃない!」 『……ごめん』 以前からの約束だった今日、突然のドタキャン。 想像はしていた。前にも何度かあったから。 だけど、今日だけは我慢しきれなかった。 「………私、誕生日なのに」 『……うん………ちゃんと、覚えてる…よ』 翔の仕事のこと、理解しないといけないのは頭ではわかっていたけど、一度溢れた本音は、もう抑え切れなくなっていた。 『…悪いと思ってる』 「思ってるんだったら今すぐ会いに来てよ!」 『………』 「分かってる、無理だよね。………もういい!」 >>>>>> 一方的に通話を終わらせ、その勢いのままでコンビニに走り、一人にしては多過ぎる量のビールを買い込んだ。 (何本飲んだっけ…。途中ですごい睡魔が来て、多分そのまま眠ったんだよなぁ) 意識がうっすらと戻る中、翔はずっと頭を撫でていた。 その手の心地よさに、もう一度睡魔が襲って来る。 そんなまどろみに溶けそうになったとき、翔の囁きが耳に入る。 『ごめんな。寂しい想いさせて…』 その言葉に胸がキュッと締め付けられる。 『…かわいい寝顔してんな』 私の顔にかかる髪を耳にかけながら柔らかくつぶやかれたセリフに、私は完全に起きるタイミングを失ってしまった。 (うっ、ど、どうしよう) 至近距離で見つめる翔の視線が、目を閉じていても感じられる。 『遅くなってごめん』 その言葉と共に、頭に置かれた翔の手の動きが止まると、頬に優しい温度を感じた。 (うわっ、キスされてる…!) 予想外の行動に、思わず目を開けてしまう。 『え!?』 お互い言葉を無くし数分見つめ合うと、翔の顔が徐々に赤くなっていった。 『お、起きてるんなら言えよ!!……てか、いつから起きてた?』 「…わかんない。気づいたら翔が頭撫でてた」 『なんだよ。ほぼ最初からじゃん』 照れているのか、翔は顔を隠すように手で覆って俯く。 「今日…仕事で無理なんじゃなかったの…?」 重い体を起こしながら問いかけると、そのまま翔の腕に抱き留められた。 『…電話、最後の方涙声だったから…放っておけなかった』 そう言うと、翔は更に腕に力を入れる。 『日付、変わったけど…誕生日おめでとう』 ふと腕の力が緩んだかと思うと、そのまま二人の唇が重なった。 『好きだよ』 キスの合間に告げられる囁きは、いつもの何倍も甘さを増して心に届く。 私達は会えなかった分を取り戻すように、何度も何度も唇を重ね合った。 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*
11/09/21 18:07:28
>>4236か
11/09/21 04:06:54
>>4862続きです。 シスコン大ちゃんとメンバーたち<3> *:*:*:*:*:*:*:*:*:* 「あっ…!」 振り返った先には、満面の笑みを浮かべた櫻井くんが立っていた。 私(さ、櫻井くん!本物だ…!!) テレビの画面を通して見てきたそのままの笑顔を目の前にして、私は急激に顔の熱が上昇するのを感じる。 私(智兄には内緒にしてたけど、実はずっと櫻井くんのファンだったんだよね…) 思わず見とれる私に、櫻井くんは話しかけてくれる。 櫻「君、確かリーダーの妹さんだよね?」 私を知った風な彼の口ぶりに、私は首をひねる。 その様子を見た櫻井くんは、クスッと笑いながら続けた。 櫻「初対面なのにびっくりさせちゃったか。実はね、前にリーダーから君の写メ見せてもらったことがあったから、つい知り合いみたいに声かけちゃったんだ…ごめんね」 頭をかきながら照れたように笑う櫻井くん。 私「あ、いえ。私の方こそ、こんな所にまでお邪魔してるのに、ご挨拶が遅くなって…ごめんなさい」 ペコリと頭を下げると、櫻井くんはプッと吹き出した。 私は不思議に思い顔をあげる。 櫻「あ、ごめん。写メの印象通りの子だなぁって。一度会ってみたかったから、今日は来てくれてよかった」 じっと目を見ながら言われた一言に、心臓がドキンと跳ねる。 二人で見つめ合う形になってしまい、何か話題をと考えていると、ふいに右肩がズシッと重くなった。 「へえ。アンタ翔くん派かぁ」 低音の効いた声が、耳のすぐ横をかすめる。突然の感覚に、私は驚いて振り向いた。 私「うわ!あ、マツジュンだ!」 潤くんは私の肩に肘をかけるようにして隣に立っている。 松「…マツジュンね。初対面なのに軽く失礼じゃね?」 私は我に返りすぐさま謝る。 私「ごっ、ごめんなさい!!不快にさせるつもりはなかったんです…」 松「いいけど、別に。アンタ面白いくらい素直なんだな」 片方の口角を上げて、含みを持たせた笑いをする潤くん。そのまま耳元に唇を寄せると、私にしか聞こえないくらいの声で囁いた。 松「色々と教えがいがありそうだ。翔くんなんかやめてオレにしとけば」 耳にかかる吐息に、私は思わず肩をすくめる。 櫻「こら、マツジュン近すぎだろ」 見かねた櫻井くんが止めに入ると同時に、背後から伸びてきた腕にギュッと抱き留められた。 大「オメーら、オイラの妹から離れろ!最低直径1メートルは離れとけ!!コイツはオイラのだ!」 大きな声で宣言した智兄の腕は、ますます力強くなるのだった。
11/09/19 01:43:44
>>4266 フムフム
101件~150件 (全5020件)
*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています
子育てや家事、旦那に関する悩み相談、TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!
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ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.4920 にのにの
12/02/03 13:12:26
ニノです。
イメージと違ったらごめんなさい
-----
「うわ‥寒いと思った‥」
カーテンを閉めるために近づいた窓。
そこに、ちらつく雪を見つけた。
「ん?どした?」
「雪。ふってきたよ」
「ああ‥」
目線はテレビ画面に向いたまま尋ねてきた挙げ句答えには特に反応のないそいつに、私は半ば呆れながらソファへと戻って声をかける。
「どう?クリアできそ?」
「‥ん、もー、ちょい‥」
ソファがあるのにそこには座らず、床に座ってゲームをするのはこの男――ニノの癖らしい。
すぐ後ろのソファに座る私には、その後頭部が時々ゆらゆらと揺れる姿がいつもの光景。
「ねえ、」
「んー?」
相変わらず、前を向いたまま。
‥あ。左耳の上の髪、はねてる。
「そんな好きならあげよっか?そのゲーム」
途端、くりんとこちらを向いた。
茶色に澄んだ瞳が思わぬ近さにあって、ドキッとする。
けれど、その眉は不機嫌そうに歪められていた。
「‥なんでそんな顔してんの?」
「いらない。」
「え」
「これ。」
「あのねえ、じゃあなんで」
「あんたんちでやるのが好きなだけだから。」
それだけ言って、また前を向く。
人の家をゲーセン扱いってどうよ、と文句を言おうと左肩に手を乗せこちらを向かせようとした、その時。
「‥ニノ」
「‥‥なに」
耳まで赤く染められた顔に、さっきの言葉の真意を知る。
思わず笑って、その頬にキスをした。
「ていうかニノ、わかりにくすぎ」
「クソ寒い中しょっちゅう来てんだからわかれっつーの。」
返信
No.4919 ハル
12/01/21 20:56:58
大野さんと櫻井さん
正直言えば、どちらかと言ったら苦手なタイプだった。口数も少なくて、冷たそうなイメージの彼女。きっと智くんが居なければ知り合う事もなかっただろう彼女。
あの時まではそう思っていた。
――――――――
大「悪ぃ、待たせた」
相変わらず口数の少ない彼女と向き合って20分。智くんと3人で食事をしようと約束したお店の個室。一緒に仕事をあがったはずの智くんが少し遅れてやってきた。
櫻「何やってたの?」
大「いや、ちょっと」
そう言うと、俺の前に座っていた彼女に袋を手渡した。
大「これだろ?」
「そう!どうしたの?」
大「読みたいんだろ?」
「どこにあったの?」
櫻「何?何?何?」
俺には全く話が見えない。
櫻「ねぇ、何?何なの?」
大「えっとね…その前に便所」
智くんは少し小走りに部屋を出て行く。また口数の少ない彼女と部屋に取り残される。
櫻「何?」
「ん?」
櫻「智くん、何持ってきたの?」
「これ」
そう言って彼女は袋の中から一冊の雑誌を取り出した。有名な建築家を特集した雑誌。俺も仕事をさせてもらった事がある建築家。
「これ、どこ探してもなかったんだよね」
彼女が雑誌の表紙を優しく撫でる。その手が照明に照らされて白く柔らかく見える。話の流れからして、欲しかった雑誌がなかった彼女の為に、智くんが探し出して持ってきたってとこか。そう言えばこの間、携帯で何か調べてたな、智くん。
櫻「好きなんだ?」
俺の何気なく言ったその一言。
「それは、もう。大好き」
彼女のその一言。
その一言は雑誌を指していると分かってはいたのに、なぜだか俺が好きと言われたような錯覚を覚えてしまって…。いつもクールな彼女が、すごく嬉しそうな声を出したからなのかもしれない。気付いた時はもう手遅れ。ほんの一瞬の出来事が、何気ない一言が俺の中を占拠しはじめていた。
―――――――――
櫻「智くん、」
大「ん?」
櫻「あのさ、」
大「うん」
俺の口から彼女の名前が出た時に感じた、智くんの一瞬の空白。
3人の複雑な歯車が音を立てて動き始めた瞬間。
あの雑誌が俺達3人をこれからどう導くのかなんて、誰も知らない。
おわり
返信
No.4918 ハル
12/01/13 16:50:06
大野君
指定されたその場所は、大通りから少し入った小さな記念館。夕方6時には閉館する記念館に隣接するカフェのガラス窓の向こうに彼が座っていた。
コンコン
窓ガラスを軽く叩いてみる。その音に顔を上げて軽く手を上げる彼。少し重たいドアを開けカフェの中へ入ると、コーヒーの濃い香りがする。
「急にごめん」
私が椅子に座るのと同時に彼が言う。
「大丈夫。でも、どうした?何かあった?」
急に大野君から電話があって、会いたいんだけど。と言われたのはついさっき。
「特に…」
「特に?」
「…フフッ」
いつもの事ながら彼のマイペースさは拍子抜けするような、心地よさを感じるような不思議な雰囲気。
「また…」
「何?」
「また意味もなく呼び出すかもしれないけど」
「?」
「また会いたいって思ってもいい…かな?」
それだけの事。
たったそれだけの事がこんなにも胸をキュンとさせるだなんて。
恋が始まるスイッチは大野君の言葉によって入れられみたい。
おわり
返信
No.4917 匿名
12/01/10 01:59:48
【大野くん】
[5時にいつものとこね。]
いつも通りの智からのメール。
絵文字もなければ、用件だけ一言。
もし私が智の彼女だったりしたら、他愛もない会話をメールでしたりするんだろうか。
5時ちょうどに、いつも待ち合わせに使う広場に着くと、珍しく智が先に待っていた。
「よっ。」
『早いね。』
「時間通りだろ。」
『そうだけど...いつも遅れるじゃん。』
「そうか?」
『そうか?って(笑)』
「ほら行くぞ。」
『うん。...てか、どこに?』
「いいから。」
半ば強引に連れて行かれた先は、神社だった。
『もしかして、初詣?』
「そうだよ。」
『どうしたの?急に(笑)』
「だって今年まだ初詣してねぇもん。」
『そうなの?』
「いいから、行くぞ。」
人手のピークは過ぎたものの、境内はまだまだ混雑している。
周りの人が智に気付いてしまうんじゃないかという不安はあるけど、2人で初めての初詣にドキドキしていた。
「おい、遅ぇよ。」
『あっ、ごめん。』
智に駆け寄ると、不意に腕をつかまれた。
『え...?』
「お前なんか危なっかしいぞ。オイラの腕つかまってろ。」
『あ...うん。』
智の腕を小さくつかんで、並んで歩き出す。
「うーん、駄目だな。」
『はい?』
「ほら。」
そう言って、左手を差し出す智。
『え?』
「手。」
『...あの...智?』
「手、繋ぐぞ。」
さっきまで少し強張っていた智の顔が、ふにゃっとした笑顔に変わる。
「なんか色々考えてたんだけど、やっぱ駄目だわ。」
『えっ?ねぇ智、どうかした?』
智の左手が、私の右手を強く握る。
「絶対離れんなよ。」
『あ、ちょっと...』
「オイラも離さねぇから。」
『智...』
「仕事のこととか色々考えてたんだけど、もうやめた。」
不器用で、素直じゃなくて。
「だから、ついて来い。」
でも私には伝わったよ。智の想いが。
『うん。』
私が微笑むと、智の笑顔がさらに緩む。
新しい一歩を踏み出した私たち。
ずっとついて行こう。
不器用なあなたに。
返信
No.4916 匿名
12/01/09 18:55:16
気持ちわる
妄想しすぎだろ~(笑)
返信
No.4915 初書き
12/01/09 16:53:16
翔君。幼なじみ設定。
学校の帰り道、隣を歩いていた翔君が不意に空を見上げた。
ハア…と吐いた白い息が空気に溶けていくのを横目に、私が「寒いね」と言えば翔君も心底同感だと言うように「そうだね」と返してくれた。
私より少し寒がりな彼はマフラーをぐるぐる巻いていて、それでも寒そうに時折震えてるから何だかかわいい。
「これからどうしよっか?アイスでも食べに行く?」
「は!?嘘でしょ!?」
「ふふ、嘘だよ」
「もー。寒いし俺ん家寄ってく?あったかい飲み物くらい出せるけど」
そう言って私を見下ろす翔君の鼻先が赤くなっていて思わず笑ってしまう。
「なに?」
「ううん、なんでもない!」
行こっ!と翔君の腕を引く。すると、ずっとポケットに入れっぱなしだった翔君の手が私の手を握った。
翔君のポケットにはカイロが入れてあったらしい。すごくあったかい。
冷たい私の手なんか握ったらせっかく暖めたのに台なしなんじゃ…?
「冷たい手だなー」
「そんな事言うなら放してよ~」
「はは、冗談だって」
「でもいいの?せっかくカイロで暖かくしたのに冷えちゃうよ?」
「んー…じゃあ問題です。今日俺は何のためにカイロを入れてたでしょうか?」
いきなり問題!?
え、何のためにって…
「え?手をあっためるため?」
「ブー。正確にはお前の手をあっためてやるため」
いつも手だけ冷たいだろ?なんて言いながら翔君が笑う。
攫われるように引き入れられたポケットの中はとても暖かくて一気に頬まで熱くなった。
返信
No.4914
No.4913 匿名
12/01/09 09:05:13
二宮さん。
新しい年になって、初めて君に会いに行く。
本当はもう少し先になるはずだったけど、会いたくてしょうがなかったんだ。
びっくりするかな。
喜んでくれるかな。
迷惑がられたらどうしよう。
恐る恐る君の部屋のチャイムを鳴らす。
ピンポーン。
「...はい。」
ひさしぶりに聞く、君の声。
「え...和...?」
モニター越しに少し微笑んでみる。
でも、妙に緊張して上手く顔が作れない。
「和っ!!」
すぐにドアが開き、満面の笑みを浮かべた君が出てくる。
『お、おう。』
「どうしたの?和。今日コンサートでしょ!?」
『おう。』
「もう終わったの!?」
『うん、まあね。』
コンサートが終わって、その足で真っ先に君に会いに来た。
他のメンバーより早い新幹線に乗って。
恥ずかしいから内緒だけど。
「もう...会いたかったよ...」
そう言って俺に寄りかかる君。
『俺も、会いたかったよ。』
久しぶりに抱き締めた君の体。
温かくて、柔らかくて、愛おしい。
『お土産買ってきた。一緒に食べよ?』
「うん!」
君の腰を抱いて、部屋に入る。
「何買ってきてくれたの?コーヒーでいいかな?」
『おう、いいよ。...あ、でもその前に...』
「ん?」
もう一度君を抱き締める。
「和?」
『すげぇ会いたかった。』
「...うん、私も。」
『突然来てごめんな。』
「ううん、嬉しいよ。」
君の柔らかい唇にキスをする。
離れていた時間を埋めるように。
『あー、ヤバイ。』
「何が(笑)?」
『...すげぇ好き。』
「うん、大好き。」
強く強く君を抱き締めた。
返信
No.4912
No.4911 、
12/01/01 00:57:19
>>4877
返信
No.4910 匿名
11/12/29 08:57:48
潤君。不倫系苦手な人はスルーでお願いします
あの人の鞄のサイドポケットに静かに手を入れて、指先に当たる固い物を取り出す。それはシルバーの指輪。その指輪を自分の薬指にはめてみる。指輪は第2間接で止まった。
「細いんだな。」
小さな独り言。その指輪をデニムのポケットに隠す。こんな事をしてしまうのはあの人に対する嫉妬と俺の子供じみた意地悪。
『..あれ?』
助手席に座っていた彼女が小さく呟いた。俺は聞こえない振りをしてサイドブレーキを上げる。
『指輪、知らない?』
「指輪?知らないよ。」
彼女を見ずにそう答える。そんな俺を見て彼女は小さく溜め息をつく。
『潤君、指輪。』
「知らねぇって。」
『..潤君。』
彼女が俺を見ているのは雰囲気だけで分かる。そして俺のした事で困った顔をしている事も。
「ごめんね。」
そう言って落としてはいないかと何度もポケットの上から確認をした指輪を彼女に返す。黙って受け取った彼女はその指輪を馴れたように指にはめる。俺には小さすぎた指輪は彼女の指にぴったりと納まる。
『..潤君。』
「ん?」
『また電話するから。』
「ん。」
そう言って彼女は車から降りる。ハンドルに寄りかかり彼女の後ろ姿を見送る。
分かっていた事なのに。本気にならないと思っていたのに。あの指輪がなければあの人は俺の物なのかもしれないと考える。
あの人の小さくなる後ろ姿に思わず出る独り言。
「旦那さんによろしく」
分かっていたのに。引き返せない所まで来てしまったのは俺だ。
返信
No.4909 ハル
11/12/27 10:31:10
相葉君。
何気なく触った右耳のピアスがなくなっている事に気付いた。
「あれ?」
周りを見渡してもない。そして気付く。もしかしたら、相葉君にくっついたのかも、と。
******
「そんな時もあるよ。」
私の隣で私のスピードに合わせて歩いている相葉君が言う。
「簡単に言わないでよ。」
「簡単になんて言ってないよ?」
スランプ続きの私は、もうこれ以上落ちないと言う所まで落ち込み、それを知っていた相葉君。
「ダメな時はダメなんだよ、絶対。」
「やっぱり簡単に言ってるよ。」
「言ってないってば。」
私を元気づけてくれる為に言ってくれた相葉君の言葉は、明るく、優しい。自分でも分かっているのにどうしても相葉君に突っかかってしまう。
「相葉君は悩みなんてなさそうだしね。」
「そう見える?」
「そうしか見えない。」
そっか。と下を向き笑う相葉君を見て、私は嫌な奴だな、と思う。
「…ごめん。」
「何が?」
「今、嫌な奴って思ったよね。」
相葉君は立ち止まり、パンツの後ろポケットに両手を入れて俯く。怒らせちゃったかな…。
「…頑張ってるよ。」
下を向いていた視線は、その言葉と共に私に戻ってきた。
「お前は頑張ってる。俺なんかよりずっと頑張ってる。」
ポケットに手を入れたまま私にゆっくりと近付いて来る。
「頑張ってるから、こんな時もあるんだと思うよ?」
ね?と、相葉君は私の顔を覗き込むように少しだけ体をかがめる。そして、ポン。と、私の頭に手を乗せる。その相葉君の行動に私の中で我慢していた何かがプツンと切れてしまった。
「泣いちゃえ、泣いちゃえ。」
私の頭の上の手に力が加わり、私の頭は相葉君の腕の中へ。
「頑張ってるよ。だから我慢しないで泣いちゃえ。」
体を抱きしめたりはしないけれど、私の泣く場所として肩を貸してくれた相葉君。時折頭の上の手がポンポンと動く。
「泣いちゃえ、泣いちゃえ。」
私は声を出して泣いた。
涙もろい彼。鼻を啜る音が聞こえる。相葉君の鼻を啜る音と私の鳴き声が一つに重なった。
******
「あの時…」
ピアスのない右耳を触りながら思い出す。あの時、きっと相葉君のコートの襟元に引っかかっちゃったんだ。…でもどこかに落としたのかもしれないし…。
テーブルの上の携帯がメールの着信を知らせる。相手は相葉君だ。
【ピアス、次に会う時に返すね】
この文章と共に送られてきた画像は、私の右耳にあったピアスを自分の耳元に当て、真顔で真っ直ぐ見ている相葉君の画像。
ものすごい真顔。笑えばいいのに。と、思い私は思わず吹き出す。真面目な顔して自撮している姿を思い出してまた吹き出す。
相葉君。
今日はあなたに泣かされて笑わされて、救われたよ。
そして次に会った時、私は彼に恋をしてしまうなんて。
相葉君。
あなたはすごいよ。色んな意味で。
おわり
返信
No.4908 嵐さん
11/12/22 22:09:09
寒い夜の夜道です。
-大野編-
『さむっ』
「さむっ」
2人の声が同時に重なる。それを聞きハハッと笑い声を上げる大野君。
『マジ寒い』
コートのポケットに両手を入れて首をすくめる彼。彼の息が夜の空に白く浮かび上がる。
『さっみ~』
大野君はそう言いながらコートの前を開け、私を包むようにすっぽりと抱きしめる。
『…』
「…」
『…何か言えや』
普段フニャフニャとしているのに、突然強引な事をする大野君。
-櫻井編-
『うぉっ!』
「さむっ!」
冷たい風が2人の間を吹き抜ける。
『凍死する…』
私より少し先を歩く彼の後ろ姿を見て思う。
(そのポケットに私の手、入れてほしいな…)
そんな時。櫻井君はくるっと振り向いて私の右手を掴み、少しだけ乱暴に自分の着ているコートの左ポケットに私の手を導く。
『寒いな』
ポケットの中で繋がれた手。彼が少しだけ強く握った。
-相葉編-
『ひょー!』
「さむっ!」
外の空気の冷たさに耳が痛い。
『大丈夫?寒くない?』
暗い夜道に彼の独特な甘い声が小さく響く。
『ちょー寒いって』
その時。彼が自分の着ていた上着を脱ぎ私にかけてくれた。
『大丈夫?』
彼は私の心配ばかり。自分も寒い筈なのに…。
『あ、見て!ちょー綺麗!』
夜空の星を見上げる彼の横顔は、どの星よりも綺麗。
-二宮編-
『マジかっ!』
「さむっ!」
その場で足踏みをしてしまう程の寒い夜。
「早く帰ろう」
そう言う私の背中からスッと彼の腕が伸びてくる。彼は私を後ろから抱きしめ、自分の頬を私の頬にくっつける。
『冷て…』
彼の息が私の顔の横から立ち上がる。その香りはさっきまで飲んでいたお酒の香りがした。そして私を抱き締めたまま、体をゆっくり揺らし始めた二宮君。まるで何かの曲に合わせているかのように。
-松本編-
『さみぃ』
「さむっ!」
寒くて歯がカチカチと鳴るような深夜。寒い寒いと震える私。
その時。彼が突然私の肩に手を回し顔を傾け…
チュッ
『!!!』
「震え止まっただろ?」
『なっ、なっ、何?』
「止まっただろ?」
突然の出来事に震えを忘れた私。それと同時に急に暑くなる私。
それを見てニカッと笑う彼。
『お前、単純すぎ』
「何すんのよ!」
『寒い寒いうるせぇんだよ』
「だって寒いんだもん」
『うるせぇな。口塞ぐぞ』
ツンなのかデレなのか全く分からない彼。
返信
No.4907 大野くん
11/12/15 16:56:14
大野くんで
玄関の扉の向こうから見えた姿に驚いた。スーツを着ている大野君。
「どうしたの?」
「近くまで来たから。」
そう言いながら靴を脱ぎリビングまで行く大野君。
「いや、そうじゃなくって。」
「何?」
「その格好。」
今日の大野君は珍しくスーツ姿。普段はかなり適当だと思われる様な姿とは正反対。
「あぁ、ちょっとちゃんとした所に行ってたから。」
「仕事?」
「そんなとこ。」
本当に珍しい姿に思わず凝視してしまう。スーツってこんなにも格好良くみせちゃうもんなんだ。
「見てんなよ。」
その言葉と共にスーツの上着が私の顔に飛んできた。一瞬にして私は大野君の香りに包まれる。大野君はテーブル横に座り、ネクタイを触る。そして首を左右に動かしながらネクタイを緩ませる。その仕草が、その指がとても色っぽくてまた凝視。
「見てんじゃねぇよ。」
首もとが少し楽になった感じの大野君は、少し意地悪そうに、少し冷たそうに私に言ったと思ったら、
フフッ
と、下を向き笑った。
その行動、その仕草、その態度。卑怯なぐらい魅力的。
終わり
返信
No.4906 匿名
11/12/11 18:40:00
相葉くんで。
『この子超かわいくね?』
「どれどれ?」
『ほら。』
「あー...最近よく見かけるね。」
『足細っ。』
「てか雅紀会ったことあるんじゃないの?」
『いや、ねぇよ。会ったら絶対覚えてるし。』
雅紀と2人で飲んだ後、コンビニに立ち寄った。
並んで雑誌を見ていると、彼は次々にタイプの子を見つけては、嬉しそうに教えてくる。
いつものこと。
彼にとって私は、ただの友達。
私のことを女としては見ていないようだ。
「ねぇねぇ、この子かわいくない?」
『どれ?』
「ほら、この右の...」
『あー駄目駄目。俺苦手。』
「そう?かわいいけどなぁ。」
『それよりだったら...この子かな。』
「あー、雅紀っぽいね。」
『俺っぽいって何(笑)?』
「だから雅紀のタイプ。分かりやすいかも。」
『そうかぁ?』
「そうだよ。モデルさんみたいなキレイ系で、細い子でしょ?」
『うーん...』
そう、私とはかけ離れてる。
だから、女として見れないはずだ。
『まぁ、タイプっていうのとはちょっと違うかな。』
「えー?そう?」
『うん、そうそう。』
「そうかなぁ...」
『だってこういう子たちはさ、そんなんじゃないじゃん。』
「どういうこと?」
『現実とは違うの。』
「え(笑)?じゃあ現実はどうなの?」
『うーん...』
雅紀が考え込んだ。
ごくごく平凡な私に変に気を遣ったのか、本当はもっともっと理想が高いのか...。
するとじっと私を見て、少し微笑んだ。
「...何?」
『なんかねぇ、見た目とかはどうでもいいんだよね。』
「そう...なの?」
『一緒に居て楽で、気軽に飲みに行ったりしてさ。なんか、くだらない話も、真面目な話も、何でも言い合える人がいい。』
「ふ、ふーん...。」
それって...。
「それって、そういう人がいるってこと?」
思わず聞いてしまった。
今まで友達で収めていた気持ちが、膨らみかけている。
『さぁ、どうでしょう?』
「何よそれ。」
『気づいてもらえるのを待ってるって感じかな。』
「えっ?」
『そろそろ行くぞ。』
私の肩をぽんと叩き、出口へ向かう雅紀。
もしかして、少しだけ期待していいのかな。
返信
No.4905 ハル
11/12/08 16:27:02
松潤と翔君とお友達。最後です。いつも長々とごめんなさい。
『潤君、ごめん』
『知らなかった』
『ごめんね』
『…別にいいよ』
『私、翔ちゃんがいいの』
俺が良いって…マジで?
「潤君、ごめん」
潤「そうなの?」
「うん、私醤油がいい」
翔「痛っ!ってー!」
俺が出した音に2人が驚いた顔をしている。
あ…俺、寝てたのか。
翔「…今俺の話してた?翔ちゃんが良いとか…」
「してない」
潤「してない」
翔「してただろ?言ってただろ?」
「醤油が良いって…」
翔「醤油?」
2人の手には納豆。
「納豆は醤油で食べたい」
そう言う彼女。
ショウユガイイノ
ショウチャンガイイノ
聞き間違えないような言葉を聞き間違え、ベッドから転がり起きた俺。俺、やっぱりこの間からどうかしてる。
「翔ちゃんも食べる?納豆」
翔「人の部屋で納豆とか食うなよ」
「食べないの?」
翔「…食うけど!食いますけど!」
何でも俺の部屋で飲んだ後、俺がちょっと寝てる間に、彼女が納豆を食べたいと言い始め、潤君がコンビニに納豆を買いに行ったらしい。
3人で納豆ご飯を食べている俺の部屋。
潤「なんで納豆なの?」
「何となく?」
翔「…(モグモグ)」
時折、キラキラとした糸が宙を舞う。
「潤君、顎にご飯粒」
ふと見ると、潤君は顎にご飯粒を付けている。粒を取る為の潤君の指がご飯粒を見事にかすめている。
潤「取れた?」
「まだ」
潤「あれ…?」
その時だ。彼女がすっと腕を伸ばし、潤君の顎に付いたご飯粒をちょんとつまんだ。
「取れた」
潤君はお礼を言いながら、少し嬉しそうに笑い顎をさする。
翔「…(モグモグ)」
なんでこんな事思いついたんだろう。わざと、本当にわざと、さりげなさを装いながら俺も顎にご飯粒を付けてみる。わざと。
「翔ちゃん、ご飯粒」
翔「ん?マジで?」
自分ではどこに付いているか分かっているのに、またわざと、分からない振りをしてご飯粒を避けてみる。
何でって?
彼女が取ってくれるだろうから。
翔「取れた?」
その時だ。俺の顎に手が伸びてきてご飯粒を…潤君が。
翔「!!!」
潤「取れたよ、翔さん」
翔「なんでお前なんだよっ!」
潤「…はぁっ?」
翔「もー!」
潤君と同じように彼女に取って貰いたかったご飯粒。彼女に取って貰いたかったのに…取ってくれたのは潤君。
潤「何で怒られなきゃなんないの、俺」
「さぁ?」
深夜に納豆を食べる俺達3人。
彼女が好きな潤君と。
彼女が好き『なのかも』しれない俺と。
何も知らない彼女。
このままで、このままの関係もありかもな。なんて、思う俺の夜。
俺の夜はきっと変化なくこのまま続いていくんだろうな、きっとね。
おわり
返信
No.4904 ハル
11/12/05 23:10:36
松潤と翔君とお友達。
「好きだろ?」
「違うって」
「違うの?」
「だから違うって」
「正直に言、」
「しつこい、翔ちゃん!」
相変わらずの宅飲みは彼女の部屋。少し遅れてくる潤君。
俺の頭の中で組み立てた会話の予定表では、「何で分かったの?」と言う彼女の答えが返ってくるはずだった。予定は未定。返って来た返事は全く違うものだった。
「だから、言ってるじゃん。潤君の事好きだけど、そーゆー意味じゃないって」
翔「だって潤の事意識してたじゃん、お前」
「してないって」
翔「…マジかっ!」
ガラガラガラ
俺の頭の中の予定表が音を立てて崩れていく。その音を聞きながら俺も床の上に崩れていく。
翔「マジか~」
「何なの?」
翔「いや…俺てっきり…」
「私が潤君を好きだと思ってたの?」
彼女が呆れたように笑う。俺は床に寝ころびながら話を続けた。俺の話を聞いていた彼女が言う。
「潤君、真面目じゃない?ストイックって言うの?そんな人の前ではだらけた姿は見せたくないんだもん」
翔「は~」
「何のため息よ?」
翔「俺との扱い違うな」
「だって翔ちゃんは」
翔友「男じゃないから」
2人の声が重なった。彼女はケラケラと笑う。毎度の事ながら、男じゃないと言われるとやっぱり少しは落ち込むもので。
翔「俺も男と思ってよ」
「無理」
翔「…答えに迷いがねーもんな、お前」
その時彼女が俺の横に来て、俺に向き合うようにコロンと床の上に転がった。
「翔ちゃんはさ、良い意味でも悪い意味でもだらしなさを見せられるんだよね」
目の前で床に寝ころんでいる彼女の髪が、柔らかく頬に落ちる。
「潤君はいい刺激をくれて、私もちゃんとしなきゃって思わせてくれるの」
彼女が頬にかかる髪を優しく耳にかけ直す。
「翔ちゃんも潤君も私には大切な人なの」
少し茶色がかった彼女の瞳が俺の目の前に。
翔「なぁ、俺…」
ピンポーン
彼女の部屋のチャイムが鳴った。
「あ、潤君来たかな?」
ほら、起きてと彼女は俺の腰をポンと軽く叩いて玄関に向かっていった。その後ろ姿を目で追ってそっと目を閉じる。
…俺、今何を思ったんだろう。彼女が潤君の事を恋愛対象ではないと知り、ほんのちょっとだけ安心したんだ。
彼女は潤君の物にはならない。
そう思った俺がいたんだ。なんでだろう…俺ってこんなに独占欲が強かったんだったっけ?俺って…俺って…彼女…。なんだろう、この感じと潤君に対する罪悪感。
遠くから音の違う2つの足音が近づいて来る。
潤「あ、寝てんの?翔さん」
「翔ちゃん、起きてよ」
翔「只今自己嫌悪中につき放置でお願いします」
潤「どうかした?」
「翔ちゃん、すっごい邪魔だから起きてってば」
翔「願わくば放置プレイで…」
返信
No.4903 匿名
11/12/04 08:59:56
男女逆のところもありますが、ニノの【虹】っぽい感じで。
「暇だね。」
二『そうだねぇ。』
「どっか出かけたいね。」
『うーん。』
「ゲーム楽しい?」
『まぁねー。』
「雨降ってるね。」
『そう?』
休日の俺ら。
俺はゲームに没頭して、そのうちに彼女は...
「ちょっと和也!」
怒り出す。
『はい?』
「はい?じゃない。」
『はい。』
「今日さ、ひさしぶりに2人の休みが合ったんだよね?」
『うん。』
答えつつ俺は、保存する方向でゲームを進める。
「和也...」
『ん?...あっ!あーっ!!お前...』
彼女は容赦なくゲームを取り上げ、電源を切った。
究極にムカついたけど、悪いのは俺だ。彼女に甘えてんだよな。
100%甘えさせてくれないところも、好きだったりするんだけど。
明らかに怒った彼女は、窓から外を見つめている。
『...怒った?』
「怒ってない!」
『怒ってんじゃん。』
「怒ってないって!」
『怒るなよ。』
「だからー...」
『コンビニでも行く?』
「...うん。」
まだふくれてるけど、こういうところは素直な彼女。
近所のコンビニへ、少し遠回りして歩く。機嫌が直らない彼女は無言で、俺はなんとなく鼻歌を歌って。
弱い雨が降っていて、2人とも傘をさして歩く。
途中、傘同士がぶつかり、彼女がよろめく。
『ぷっ。』俺が吹き出すと、
「何よ?」まだ不機嫌な彼女。
『何でも?』
「笑ったじゃん。てか今も半笑い。」
『いやいや、そんなことないよ(笑)
』
「ねぇ和也さぁ...」
『ごめん。』
「えっ?」
『ごめんね、さっきも。』
俺だってたまには素直になるんだよ。
『俺さ、完全に素になっちゃってるからさ、お前と居るとき。』
「...うん。」
『だから、何かしてあげなきゃとは思いつつ、お前に甘えちゃうんだよね。』
「...」
『ごめんな。明日はどこか出かけよう?』
「...うん!」
空より一足先に、彼女の表情が晴れた。
買い物が終わり外へ出ると、
「あっ!」
彼女が声を上げた。
『どーしたんすか、でかい声出して。』
「和也見て!虹だよ!」
『ん?...あー、ホントだー。』
空はすっかり晴れて、夕焼けの空に綺麗な虹。
すると彼女は虹に向かって手を合わせる。
『あのー...何してんすか?』
「願いごとしてんの。」
『...願いごと?』
「そう。」
『何お願いしてんの?』
「和也がもう少し優しくなりますようにって。」
『何だよ、それ(苦笑)』
「それにしても、虹、綺麗だね。」
『そうかー?』
「そうか?って(笑)綺麗じゃん。」
『いや、お前の方が綺麗だけど?』
「...え?」
『なーんてな。うっそー(笑)』
「もう!和也のばか!!」
顔を赤らめてまた怒った彼女は、俺の腕を軽く叩いて歩き出す。
その後ろ姿を追いながら、俺も密かに願いごとをしてみた。
『ずっと一緒に居られますように。』
「ん?何?何か言った?」
彼女が振り返る。
『いや、別に?』
彼女の隣に並び、手を取る。
『てかさー、虹って願いごと聞いてくれんの?』
「知らなーい。」
『知らないってあんた(笑)』
「だってたまにしか見れないから、何かパワー持ってそうな気がして。」
『確かにな。』
「だから和也も何かお願いごとしてみなよ。叶うかもよ?」
『俺はいいよ(笑)』
「いいからー!」
彼女が俺の前に立ち、俺の両手を合わせる。一応目をつぶってみせた。
「お願いした?」
『うん。』
「何?何?」
『言ったら駄目じゃん。願いごとだもん。』
「いいじゃん、教えてよ!」
『...運良くさっきのゲームが保存されてますように。』
「...もう知らない。」
こんな何気ないひとときに、俺が心から幸せを感じていること、彼女は知っているのかな。
こんな毎日が続くことが、俺の一番の願い。
返信
No.4902 ハル
11/12/03 17:56:13
松潤と翔君とお友達。
翔「遅れるって」
潤「あ、そうなんだ」
個室があるこのお店は彼女のお気に入りだ。宅飲みもいいけど、たまには外で飯でも…と言う潤君の言葉に今日ここでの集合になった。仕事が長引いたから遅れると彼女からメールが届いたのはついさっき。俺と潤君の前には冷たいビールのコップが1つずつ。
この間の俺の予感が確信に変わったのを、それとなく潤君に確認してみる。
翔「いつから?」
潤君はビールを飲みながら【何?】と言わんばかりに眉を上げる。俺は彼女のフルネームを一言ずつハッキリと発音する。潤君はそんな俺を黙って見ていて、言葉を続けた。
潤「知ってたんだ?」
翔「えぇ、気づいてしまいまして」
潤「いつだったかな、覚えてねぇや」
やっぱり俺の予感的中。潤君は友達である彼女に恋をしている訳で。
翔「何かきっかけとかあんの?」
潤「いや…なんだろ?」
翔「何かあんだろ?」
潤「しいて言えば…前髪を直す癖とか?」
彼女を好きになったきっかけが彼女の癖だったと言う潤君。
翔「…萌どころが分かんねぇ…」
潤「うるせぇなぁ」
潤君はゴクゴクと目の前のビールを飲み干す。
翔「言わねぇの?」
潤「何を?」
翔「好きだって」
潤「…無理っぽいから言わない」
翔「そうか?」
潤「なんとなく?」
潤君はビールのおかわりを頼み、また話を続ける。
潤「あいつ、俺の事ダメっぽいし」
翔「そうか?」
潤「最近避けられてる感満載」
翔「ツンデレだろ」
潤「あいつ、俺にはツンだけしかねぇもん」
あぁ…そう言えば彼女は潤君に触れられるのを拒んだりしてたけど、それって潤君を意識してたからだと俺は思ってたんだけど。
潤「今日だって翔さんの隣に座るよ」
翔「それはいつもだろ?」
彼女はいつも俺の隣に座ってるんだ。それを潤君はどんな想いでいたんだろう。
潤「それに遅れるメールだって翔さんにだけ」
翔「ん~、あいつにとったら俺は男じゃないからな」
潤「側に居られんなら男じゃなくてもいーよ…」
潤君は頭をクシャクシャと掻きむしる。
コンコン
その時部屋のドアがノックされ、彼女が遅れてやって来た。
「遅れてごめん」
彼女はそう言う。そしてほんの一瞬だけ、俺と潤君を見た。いつものように俺の隣に座るだろうと、隣の椅子の上に置いた荷物をどかそうとした時。
彼女が潤君の隣にすっと座った。
その瞬間、潤君が下を向き少しだけ唇の端を上げたんだ。
その潤君の表情がすごく嬉しそうで、見ていた俺の顔が赤くなるのが分かる。
「ん?何?どうかした?」
彼女が膝の上にまとめた荷物を潤君が黙って持ち上げ、そばにあった荷物置きに入れる。
その潤君もまた嬉しそうで。その姿を見てまたテンションが上がる俺。
翔「俺は今日は飲むっ!」
「何かいい事でもあった?」
潤「…さぁ?」
潤君と彼女のこれからが気になりつつ、彼女の気持ちを後で探ろうと決心した夜だった。
返信
No.4901 +water
11/12/03 14:40:46
ニノ
「じゃあ…帰る。」
『ふーん。そうしたいなら、そうすれば?俺は止めませんよ?』
ちょっとしたことで口論になり、腹をたてた彼女は膨れっ面で出ていった。
「和也のばか。もう、知らない!」
彼女は怒っていたけど、俺は怒っているフリだったりする。
なんで?って、わざと怒らせたのは俺なんですよね。
必死になって食いついてくる彼女がかわいくてね。
二時間くらい経って、メールが届いた。
―さっきはごめんね。
って。
―戻ってきたいの?来たいなら、うち、来れば?
そう返事をすると、しばらくして彼女が戻ってきた。
すぐ戻ってくるってわかってた。
信頼しているから、わざと怒らせたり、わざと冷たくしたりできるんだよね。
「かず…ごめんね?」
『悪いと思ってないでしょ?』
「思ってるよ。」
『そう?』
「うん…。」
俯いた彼女の頭を優しく撫でると、そっと抱きしめた。
「つい、ムキなっちゃって…。」
『うん、知ってる。そうさせたのは俺だからね。』
顔を上げた彼女は、「えっ?」と不思議そうな顔で見上げていたけど、気付かないふりをした。
「許してくれる?」
『…しょうがないなぁ。じゃあ…。』
彼女の耳元で小さく囁いた。
『キス、してくれたら許す。』
躊躇いながら、頬に寄せられた唇がゆっくり俺の頬に触れた。
『良くできました。ご褒美あげなきゃね。』
恥じらう彼女の唇に優しくキスをした。
『意地悪して、ごめんね?』
「……かずのばか。」
今度は笑顔で「ばか。」って言われた。
怒った顔も、仲直りした後の笑顔も大好きだ。
おわり
返信
No.4900
No.4899 ハル
11/12/02 19:20:30
松潤と翔君とお友達。
「言えよ」
「…」
「ほら、言ってみ?」
「…」
「言えるだろ?」
潤に迫られた彼女。黙りこむ彼女に迫る潤。2人は見つめ合い、そして…。
翔「お前、太った?」
「!!!」
翔「お気の毒に…」
「気にしてる事を…」
彼女の部屋での宅飲み。相変わらずのメンバーで食事と言う名の飲み。久々に会った彼女の頬が少しだけふっくらしていた。
「こうやって飲んでるから太るんだよね」
翔「じゃあ、止めろよ」
「む~り~」
翔「止める気ねぇんだな」
「最近さ、腕がヤバい感じ」
そう言いながら彼女は自分の二の腕をさする。俺も手を伸ばし彼女の二の腕を触ってみる。
プニュ
翔「や…柔らけぇ…」
「ヤバいよね?」
翔「ヤバいけど、ヤバいけど…柔らけぇ」
「翔ちゃん、止めてよ」
止めてと言いながらも二の腕を触らせてくれる彼女。しかも笑顔で。俺ってどんだけ男を感じさせてないんだろう…。
「翔ちゃんは?」
彼女が腕を伸ばして俺の腕を触る。
「やっぱりね~翔ちゃんはカッチカチ」
翔「どこもかしこもカッチカチだから、俺」
潤「何やってんの…」
後ろから潤君の声がする。若干冷ややか気味な声。そうだろうな、お互いの腕を触りながら笑っている男女を見て引くのも仕方がない。
翔「こいつ、太ったって」
「翔ちゃん!!」
潤「マジで?」
「…マジです…」
翔「二の腕が特にヤバいらしいよ」
「翔ちゃん!!!!」
潤「二の腕…」
彼女の腕に手を伸ばす潤君。その瞬間彼女が俺の腕から手を放し、自分の腕を包むように隠した。
潤「何だよ?」
「恥ずかしいから触らないで」
潤「何でだよ?」
「とにかく触らないで!」
潤「お前…」
そこでいつものように怒るのかと思いきや、潤君は彼女の前にスッとしゃがみこんだ。
潤「お前さ、何なの?」
「何が…?」
潤「何で俺はダメなの?」
「何でって…」
潤「聞いてやるから言ってみ?」
「…えっと…」
彼女が潤君越しに俺に助けを求める視線を送る。その視線を無視しながら潤君は彼女に話しかける。
潤「お前、俺の事嫌いなの?」
「…」
潤「聞いてやっから、ほら、言えよ」
まるで手招きをしているかのように、まるで彼女の言葉を誘い出しているように、潤君は指をくいくいっっと動かす。
彼女は黙ったままだ。あの目力で見つめられたら、俺だって言葉が出ない時があるもんな。
潤「ほら、言えよ」
この間、こいつらが好き同士かと思った予感。潤君の態度と彼女の表情からして、ひょっとしたらひょっとするかも…なんて考えながらテーブルの上にあった缶ビールを口に当てた。
翔「あ、空だ」
「翔ちゃん、ビール持ってきてあげる!」
潤「あ、待て!」
彼女は俺のビールを取りに行くと言う口実で部屋から逃げ出した。
潤「くっそ…絶対俺が好きだって言わせてやる」
潤君の小さな小さな独り言。この言葉が俺の予感を確かな物にした。
翔「えっ?」
潤「…ん?」
返信
No.4898 あ
11/12/01 22:52:24
嵐のマネージャーになって2年。嵐をばかにしたような企画を提案してきた大物プロデューサー
もう我慢できない…!!
こうして、楯突いてしまったので、マネージャーをクビになってしまった
当然の結果だろう…
でも嵐を守りたかった
そして今日は最後の仕事の日
「今までお世話になりました。急に辞めることになってすみません。…みんなありがとうね。」
二「も~無理すんなよな」翔「よく頑張ってくれたよ、ありがとな」
潤「うん、ありがとな」
大「…」
相「あのさ、みんなからそれぞれプレゼントがあります!まず俺から!」
いつも明るく前向きな相葉君。フワフワのくまのぬいぐるみをくれた。
「ありがとう」
相「寂しいときに抱き締めてね」
二「俺はこれ」
いつも場を和ませてくれたニノ。マッサージクッションをくれた。
ニ「これ疲れてるときマジいいんだわ!」
「ありがとう!欲しかったんだ」
松「俺、これ」
さりげなくいつも優しい潤くん。とってもいい香りの香水。
松「これ超好きな香りなんだ、よかったら使ってね」
「うん、使うよ」
桜「あの~、つまらないものですけど、私からのささやかなプレゼントです」
真面目で一番頼りがいがある翔くん。キャンドルとハンカチのセットだった。
「(笑)キャンドル翔(笑)」
みんなが笑う。もうお別れかと思うと込み上げてくるものがある…。
一瞬空気が静まりかえった。
……
ニ「ほら、リーダー」
大「…」
ずっと下を向いていた大野くん。
顔をあげた。
そして、目があってしばらく見つめあっていた。
桜「…リーダーは辛いだろうな」
相「ね。離れたくないだろうね。」
松「リーダー。」
ポンっと大野くんの肩を潤くんが押した。
すると大野くんがグッと抱き締め
大「どこにもいくな」
っていう夢をみました。最高!!
返信
No.4897 ハル
11/12/01 19:21:50
松潤と翔君とお友達。
「脱げよ」
「…やだ」
「早く脱げよ」
「…潤君、ちょっと…」
「脱がされたい?」
彼女の服のボタンが一つ、また一つと彼女の指によって外され、下に着ていた服の胸元の模様が見えてくる。
「早くしろよ」
潤の声が小さく響く。
翔「やらしい!なんかお前らやらしい!」
潤「はぁっ?シミになるだろーが!」
潤君の部屋での家飲みで、彼女が飲み物をカーディガンに少しこぼした。それがシミにならないうちに洗濯をするから脱げと言う潤君。その言い方が…なんだかいやらしい。
潤「落ちっかな…」
潤君は彼女が奪い取るようにカーディガンを取り上げ、1人ぶつぶつと言いながら部屋を出て行った。
「翔ちゃん…」
「ん?」
「寒い…」
だろうな。下に着ていた半袖のシャツから伸びた腕は寒そう。
「これ、着てれば?」
俺は着ている服を脱ぎ、彼女に手渡す。彼女はありがとう、と受け取り、まるで自分の服のように俺の服を着る。
「翔ちゃん、」
翔「ん?」
「あのね、あのね、実は…」
潤「お前さー」
彼女の言葉を遮るように潤君が戻ってきた。手には彼女のカーディガンではない服を持って。
潤「あれ?」
「あ、潤君、ごめんね」
潤「それ、翔さんの?」
翔「俺の」
潤「…そっか」
きっと潤君は上着を脱がされた彼女が寒いだろうと、自分の服を持ってきたんだ。だけど、彼女が俺の服を着ているのを知って…なんだかんだと言いながら優しいんだな、こいつには。
…こいつには?
…こいつだけ?
翔「ねぇ、脱いで」
「え?」
翔「俺もなんか寒い。わりーけど、それ、返して。潤の着てよ」
「脱げ脱げってあんた達は…」
彼女は文句を言いながらも俺の服を脱ぎ、潤君の服を受け取る。
潤「今日それ着て帰れば?」
「えーっ…やだ」
潤「おめぇ…」
そんな2人のやり取りを見ていてふと思う。さっきの彼女の言いかけた言葉。潤君の彼女に対する態度。
あれ…これって…?
まさか…まさか…。
お互いが好き同士?
そんな答えが頭の中に浮かび上がり、思わず手にしていた缶ビールをギュッと握ってしまった。
プシュ!
景気の良い音と共に白い泡が吹き上がる。
潤「何やってんだよ!」
翔「おぉぉぉぉっ!」
「翔ちゃん、こぼれてる!」
潤「勘弁してよ!」
この答えが確実なものになったのは、次に3人で会った時の潤君の言葉。
翔「あの~俺もの洗濯してもらえませんかね?」
潤「知らねーよっ!」
返信
No.4896 ハル
11/11/29 21:53:49
相葉君。恋愛要素はなしです。
「オリジナル…?カスタマイズ…?」
さっきは気づかなかったポップに目を奪われた。ぽっかりと開いた待ち時間、時間潰しとストレス発散目的にメンバーと来たカラオケボックス。空になったグラスにセルフサービスのドリンクを入れにきたら、
『お好みで自分だけの特製ジュース!』
と書かれたポップ。要するに自分の好きな物を混ぜてね、って事か。
(烏龍茶とコーラ?青汁とドクターペッパー?…うぇ、まずそ…)
そんな事を思っていた時、背後に人の気配。何も気にせずその気配に声を掛ける。
「ねぇ、これ、上手いと思う?やっばくねぇ?」
そして振り返る。
俺の後ろには知らない女の人。驚いた顔をして固まっている。
(…あ!)
全く気にしていなかったから、メンバーの誰かが来たんだろうと思っていた俺は、見ず知らずのお姉さんに声を掛けていた。
「ごめんなさい!すいません!」
『…いえ…』
かなり不審そうな顔をしたお姉さんの手には空のグラス。
「あ、お先どうぞ」
『すみません』
お姉さんはアイスコーヒーのボタンに指を伸ばす。そして目線は俺と同じポップへ。
「これ、美味しいですかね?」
『え?』
「これ」
そう言ってポップを指差す。
『どうでしょう…?』
「不味いかな?」
『美味しそうでは…ないですよね』
そう言ってお姉さんが苦笑い。
「ですよね」
そう言って俺も苦笑い。その時お姉さんが一言。
『気になるなら1つ作ってみたら?』
「…5つ必要なんだよね」
『5つ?』
「そう。みんなの分も」
『じゃあ、ここに書いてあるの一通り作ってみたら?』
そして、俺達の目の前には明らかに色合いのおかしなドリンクが10個以上ならんだ。
「不味そう…」
『かなり…』
―数時間後―
「あ!」
帰りのエレベーターで、さっきのお姉さんと乗り合わせた。メンバー全員がエレベーターに乗り込んで来たからか、またお姉さんが固まっている。前に立っていたニノに声を掛ける。
相「さっきのカスタマイズドリンクのお姉さん」
二「あ~、すいません、うちの相葉がご迷惑お掛けしまして」
『あ、いいえ…さっきの大丈夫でしたか?』
お姉さんが小さな声で聞いてきた。
「あれね、すっげー不味かったです」
『やっぱり』
「でも、リーダーが全部飲んで無駄にはしなかったから大丈夫」
『え?』
そう言って、お姉さんは俺の横に立っていたリーダーに視線を向けて、吹き出すように小さく笑った。その笑顔がとても自然でキュートで、つられて頬が緩む。
こんなに可愛い笑顔に出会えるなら、不味いオリジナルカスタマイズドリンクも作りがいがあるかも。進化系もいけるかも。
大「なんか…俺、気持ち悪…ウプッ」
おわり
返信
No.4895 にのにの
11/11/28 23:33:37
翔くんです。
イメージと違ったらすみません。
-----
照明を落とした、暗めの店内。
カランと扉があく音がしても、振り向く人は少ない。
振り向くとしたら待ち合わせをしているか、音に何となく反応してしまったかのどちらかだ。
前者である私は、その音がする度に扉のほうへと視線が動く。
「…あ」来た。
そうか、もうその帽子をかぶる季節になったんだ。
たった今店に入ってきた人物の姿をみて、顔がほころぶ。
こっちだよ、の言葉のかわりに軽く右手をあげると、相手も軽く右手をあげながら私の座るカウンターへ向かってきた。
音もなく隣に座り「ごめん、こっちから呼んどいて」と腕時計を確認する、その人。
「お仕事でしょ?お疲れ様。あ、櫻井くん」
「ん?」
「それ、とらないの?」
「…とるよ、ヤだけど。つか知ってるでしょ?」
「うん、知ってたけど。」
「ひでー」
右手の指をすこし口にあてながら、頬を緩めて笑う。
その仕草がとても好きだ。
「…なに見てんだよ」
「え?とるの見たいから。」
「あのねえ…」
今度はすこし唇を尖らせながら、かぶっていた帽子を取る。
下に隠れていた髪がいくつかの束になりあちこちに向かっていて、思わず吹き出しそうになるのをごまかすように無言で笑ってみた。
「ぜってーこれで笑うよな、お前」
「じゃあニット帽やめたらいいのにー。」
「いいの、それが見たいんだから」
‥‥ん?
なに、その台詞。
隣を見遣ると、前を向いたままのその耳は、照明の色とは違う赤色をしていて。
「‥櫻井くん、いまの」
「今日呼んだのはね、」
私の言葉を遮りこちらを向いたその顔は、見たことないほどの緊張で満ちていた。
返信
No.4894 キュン
11/11/28 14:17:51
>>4893
遠くの方でチチチッと鳥が鳴いてる
もう朝か・・起きなきゃ
そう思いながらも目があかない
「なんか重いな・・息苦しい・・・」
息苦しさに目を開けると
私に半分覆い被さるようにして大野さんが寝ていた
「!?」
一気に目が覚めた
それどころか
心臓が爆発するくらいの勢いでドキドキし始める
真横に私に半分覆い被さりうつ伏せに寝る大野さんの顔があって
耳元でスースーと寝息が聞こえる
私の胸に大野さんの腕が乗っているので身動きがとれない
「私、おばあちゃんだったらこの状況心臓発作おこしてるわ・・」
いや、そんなこと考えてる場合じゃない
なに?この状況!
私が一人であわあわしていると
「う・・ん」
と大野さんが動いた
(起きた!?)
・・・起きない
(あれ?また寝た?)
こうなったらどうにかして脱出しようと大野さんの腕にそーっと触れると・・・
「あ?」
と変な声を出して
大野さんがガバッと起きた
「やべぇ俺まで寝てた」
「あのぅ・・」
上半身だけ起こした大野さんの下で
おずおずと声をかけてみた
「なにがあったんでしょうか?」
「あ・・・おはよ。あー。えーっとね、、おまえ・・家に連れて上がって・・ベッドに来て・・上着脱がして・・・・俺も脱いで・・」
「それで?」
「布団に入って・・・俺一緒に寝たんだな(笑)ごめん」
確かに大野さんはYシャツ姿
私も上着を脱いだだけ
「良かった・・」酔った勢いで大変なことになるとこだった
安心していると大野さんが叫んだ
「あ!今何時だ?今日釣りの約束してたんだ」
「7時です」
「やべぇな。帰るわっ勝手に泊まって悪かったな」
見送りも出来ないくらいの勢いで大野さんはバタバタと帰って行った
終わり
返信
1件
No.4893 キュン
11/11/28 14:03:43
長くてすいません
>>4892
二宮さん
相葉さん
松本さん
櫻井さん
それぞれに告白をされたものの
考える時間をくれているのか
返事を急かされる訳でもなく最近こんな調子でみんなにからかわれ?
あまり免疫のない私はドキドキしたりキュンキュンしたりで
ついついボーッとしてしまい仕事でのミスが続いた
私の気持ちはまだ自分でもハッキリとは分からない
週末。なんとか仕事を終えてフラフラと会社を出る
「色々疲れた」
明日は休みだしなんだか飲みたい気分だ
一人でふらーっと居酒屋に入りカウンターに座ろうとした時、偶然そこには大野さんが
「大野さん。お疲れ様です一人ですか?」
「おーお疲れ。一人だよ一緒に飲む?」
「あ、じゃあ隣お邪魔します」
上着を脱いでいると椅子を引いてくれた
(さりげなく優しいなぁ)
「何飲む?」
「じゃ、ビールを」
乾杯をして仕事の話や雑談しながら飲む
大野さんと居るとすごく心地よくて時間はあっというまに過ぎていった
*~**~**~
手にもったお酒を飲み干し机に置くと頭がクラッとなり視界が少しボヤける
「あれ?酔ったかな」
「酔うだろ(笑)結構のんだぞ」
そう言えばいつもの倍は飲んだかも・・・大野さんとだと安心していつもよりお酒がすすんだみたいだ
「二軒目行くか?」
「いえ、私酔うとすぐ寝ちゃって迷惑かけてしまうので今日は帰ります」
「そうかじゃあ送るわ」
外に出ると夜風が冷たく
大野さんはマフラーに顔をうずめゆっくりと歩きだした
私の一歩前を歩く大野さん
細身の黒いコートに流れるような髪
後ろからみる横顔はすごくカッコいい
社内でもすごく人気がある。この前だって受付の女の子に告白されていたし・・
そんなこと考えながら後ろ姿を見ていると
「ついたぞ」と大野さんが振り返った
気がつけば私のマンションの下
「あいがとござりました」
久しぶりに酔ってもう半分寝むってしまいそうな私はろれつがうまくまわっていない
お礼を言って頭をペコっと下げるとストールがスルリと肩から落ちる
「ちゃんと部屋まで上がれよ酔っぱらい(笑)」と大野さんは私の肩に落ちかけたストールを巻いてくれた
「すいません・・」
とまた頭を下げるとクラっとして足がもつれ大野さんにもたれかかってしまい
「ごめんなさい、酔ってますね(笑)」と慌てて離れようとするとグイっと引き戻された
「あれ?大丈夫ですよ?ちゃんと立てますよ」
そう言って大野さんの顔を見上げると
本当に本当に触れるくらいに大野さんが私にキスをした
??
思いもよらない状況にポカンとしていると
「目とじろ」
そう言いながらまた唇をあわせる
頭がボーッとする
夜風で冷たくなった大野さんの唇の感触を感じながらだんだんと強くなるキスに合わせつかんだ腕に力をこめた
まさか大野さんがここで攻めてくるとは・・いやー選べない選べない
返信
1件
No.4892 キュン
11/11/28 13:40:29
>>4808
だいぶ前の続きですので、暇があったら遡って見てみて下さい。嵐が普通の会社員だったらという設定の話しです
残業の為、部署には私一人
「コピーかけたら終わりだ」
ウィーンウィーンと光をこぼしながら動くコピー機をボーッと眺めながら
「・・・はぁ」
会議室での櫻井さんとの事を思い出しため息がこぼれる
「していい?」
そう耳元でささやいた櫻井さんの声を思いだして
「うわ・・」カァッと顔が火照り恥ずかしくなった
その時
バンっ!
「!?」
いきなり後ろから大きな音がして驚いてふりむくと、隣の部署とを隔てるガラス窓に相葉さんがピタリとはりつき笑っていた
「びっくりした・・」
相葉さんはいつもこうやって私を驚かしたりしてイタズラをする
まだ笑っている相葉さんに向かって怒ったジェスチャーをしながらコツンと窓を叩いてみせると
(ごめんね)と手を合わせ謝り
それから
あたりをキョロキョロと見回して紙を手に取り何かを書き出した
(なんだろ?)
首をかしげ待っていると相葉さんは書き終えた紙をぺたっと窓にくっつけた
(ボーッとしてたからさ何か悩んでんの?)と書いてある
(こっちきて話せば良いのに)と思いながらも窓越しの会話が少し楽しくて大丈夫だよとジェスチャーしながら笑ってみせる
するとまた何か書いて窓にペタッ
(俺が悩みをぶっ飛ばしてあげる)と書いてある
相葉さんは紙を置くとなぜか真剣な顔になり腕を曲げて力をためて・・
カメハメハー!!!
急に窓越しにカメハメハうってきた
「なんで?(笑)」
超真剣な顔してカメハメハをうつ相葉さんが可愛くて爆笑していると
嬉しそうに笑ってまた何か書いて窓にペタッ
(悩みぶっとんだ?)
「うん、ありがと」
と口パクしてみせると
またまた何か書いてペタ
(ここおでこつけてみて)
と書いてあって窓をコツンと指さした
なんだろ?
と思いながら両手を窓に置いておでこつけてみると
相葉さんは窓越しに私の手に手を重ねニコッと笑う
つられて私も笑うと
同じようにおでこをくっつけてきた
窓がなければ手を重ね合わせまるで今からキスでもするかのような二人に
「わっ///」恥ずかしくなって
パッと窓から離れると
相葉さんは優しく笑って何か言った
何を言ったのか分からない
「なに?」と口パクをして首をかしげてみると
相葉さんは窓から離れ
近くにあるドアからこちらの部署に入ってきた
「あの・・なんて言ったの?」
相葉さんは私の目の前の机に腰かけてふふっと笑いこっちを見る
その時サラりと揺れた髪に私の胸が小さくトクンと鳴った・・
「笑った顔好きだよって言ったの」
「あ・・りがと」
「あのさ」
相葉さんが何か言いかけた時
「あれ?なにしてんの」
声のするほうを見ると松本さんがいた
「なんだよ松本邪魔すんなよ」
「は?邪魔って相葉お前なにしようとしてんだよ仕事早く終わらせろよ」
「あっそうだったヤベッもうこんな時間じゃん」
「あのっ私終わったんでお先に帰らせてもらいますお疲れ様でした」
「おーお疲れ様」
「あぁ。ごめんひき止めてお疲れ様」
笑った顔が好き
そう言われてドキドキしてしまった自分が恥ずかしくて足早にその場を離れた
続く
中学生みたいな妄想してごめんなさい
返信
1件
No.4891 匿名
11/11/26 12:17:28
大野さんバースデー&怪物くん公開記念です。
『うわ...さみぃ。』
事務所の車を降りたのは、日付が変わって数時間経った頃。
『あー...ねみぃ。』
映画のプロモーションで今日は一日中仕事をしてた。さすがにクタクタだ。
こういうとき、オイラには無性に会いたくなる人が居る。
別に恋人とか、そういうのじゃないけど。
でも、そうなればいいなって、ずっと思い続けている相手。
車からマンションまでのわずかな道。
携帯を取り出すと、誕生日おめでとうメールが山のように届いている。
『31かぁ...』
何度見ても、あの子からのメールは無い。
『そうだよな。』
そうだ。メールなんて来るはず無い。
きっとあの子にとっては、オイラはただの友だち。
ふと顔を上げると、人影が浮かび上がる。
『ん?』
オイラは目を凝らしたけど、辺りが暗いのと眠いので、よく分からない。
「智くん。」
『ん??』
「お帰り。」
目の前に現れたのは、オイラが今まさに想いを巡らせていたあの子。
『ちょっ...どーしたの?』
「ちょっと渡したいものがあって。」
『へ?』
オイラは事態を飲み込めない。
「智くん、お誕生日おめでとう。」
『は???』
相変わらず事態を飲み込めないオイラ。
目の前には、ニッコリ微笑むオイラの想い人。
『あっ、あのさ。待ってたの?』
「うん!」
『いつから?』
「智くんが最後にテレビ出てるの観てから。」
『最後って...あれからずっと!?』
「うん。」
オイラは思わず彼女の手を握った。
冷たい...。
『どーした?何かあった?』
「ううん(笑)だから、智くんに渡したいものがあって。お誕生日プレゼント。」
『いや、それはありがたいけど...』
「はい、どうぞ。」
オイラの首に、あったかいマフラーが巻かれる。
「ごめんね、びっくりさせて。」
『いや...』
「メールとか電話だとね、一番になる自信無かったから(笑)」
『一番?』
「直接会ってお祝いする一番になりたかったの。」
オイラは、ドキドキしていた。
驚きと、色んな感情が混ざり合って。
大好きな彼女が、すごく嬉しいことを言ってくれてることに、間違いなかったから。
『...ありがとう。』
「じゃあね。明日も忙しそうだけど、頑張って!」
くるっと振り返って彼女が歩き出す。
『ちょ、ちょっと待って!』
少し驚いた顔で彼女が振り返る。
「なーに?」
『お、オイラさ。』
「うん?」
『オイラ、ずっとあんたに言いたいことがあって...』
「...なに?」
『あの...』
「...智くん?」
彼女がオイラに近付く。
ダメだ。限界。
「さ、智くん?どうし...」
『好き。』
思わず彼女を抱き締めて、たった二文字に想いを込めた。
彼女の顔を見るのが怖くて、彼女の肩に顔を埋める。
「智くん...」
『あっ、ご、ごめんね。』
離れようとすると、彼女がオイラの背中に腕を回してきた。
「良かった。智くんと同じ気持ちで。」
『えっ?』
「私も、智くんが大好きです。」
『えーっ!?』
見つめた彼女の瞳には、うっすら涙が浮かんでいた。
『良かった...』
改めて、彼女をしっかり抱き締める。
彼女の体温が伝わって来る。
初めて口付けた彼女の唇は、意外なほど温かかった。
オイラは、『好き』の二文字を繰り返した。
彼女に、オイラの好きが全部届くように。
返信
No.4890 匿名
11/11/20 00:29:58
【松潤】
「ただいまー。」
『お帰り。』
「あれ?潤今日早いんだっけ?」
『うん、予定より早く終わった。』
「そっか。お疲れー。」
俺の大事な人。
俺より少し年上で、俺を包んでくれる人。
いつも支えてもらってるから、たまに彼女に何かしてあげたくなる。
「ねぇ、すっごいイイ匂いなんですけど。」
『だろ?』
「何作ったの?」
『見たい?』
「見たい...てか食べたい(笑)」
素直で無邪気な彼女。
『よし、おいで。』
彼女の腰にそっと手を当て、キッチンに連れて行く。
『じゃん!』
「わぁ!何?お味噌汁?」
『いや、豚汁。』
「豚汁!?どうしたの?」
『ちょっと番組でさ、レシピ習って。メンバーにも作ったら評判良かったからさ。』
「すごいじゃん!ねぇ、食べていい?」
『(笑)お前本当食い意地張ってんだから(笑)』
「仕事終わりでお腹が減ってるんですー。」
『だよな。はい、とりあえず味見。』
一口分をよそって彼女に渡す。
「ありがと...んー!何これ?おいしい!てか...優しい。」
『メンバーと同じ反応(笑)』
「本当においしいよ!ありがとね。」
彼女が俺の肩に寄りかかる。
こうして素直に甘えてくるところも好きだ。
彼女の頭をぽんぽんと撫でると、彼女は俺の腰に手を回してくる。
「うーん…疲れたよぉ。」
『ん?どした?』
「心の叫び(笑)」
『もっと叫んで(笑)』
向かい合って彼女を抱き締める。
「忙しくて、たぶん外ではすっごい怖い顔してるんだけど、私。」
抱き締める力を少しだけ強くする。
「でも、潤が居ると力が抜ける。良い意味で。」
『うん、俺もだよ。』
「潤も無理しないで。」
『しねぇよ。てかしてないし。』
「そう?」
『仕事が早く終わったら、自然とお前の顔が浮かんで、自然とこういうことしてんの。』
「ならいいけど。」
『よし、じゃあ食べる?』
「うん!」
『あ、でもその前に...』
「ん?」
『キスしていい?』
「...はい。」
彼女の柔らかい唇に口づける。
『やっぱり、食うのもうちょっと後でもいい?』
「...うん。」
優しく微笑む彼女は、これからもずっと大事な人。
俺の、愛しい人。
返信
No.4889 匿名
11/11/18 00:14:13
バスローブ姿が何とも色っぽかったので、ちょいエロ翔くんで。
君と初めて迎える夜明け。
俺の腕の中で寝息をたてる君の横顔を、一晩中見ていた。
眠いのに、なんだかドキドキして眠れない。
ウトウトしかけてはまた目が覚め、夢と現実の狭間を泳いでいるような時間を過ごした。
暗闇から、少しずつ君の輪郭が浮かび上がる。
綺麗な寝顔にキスをする。
「...ん」
少し反応する君を優しく撫でて、次は唇にキスをする。
その次は胸元に。
『翔...くん...?』
「起きた?」
『...うん...』
半分夢の中に居る君を見て、悪戯心が働く。
君の胸元に今度は強く口付けた。
『やだ...翔くん、跡が残っちゃう。』
「嫌?誰にも見せないだろ?」
『そう...だけど...』
動く度に触れる君の素肌は、驚くほど滑らかで美しい。
俺はその全てに触れていたくて、君の身体に手を滑らせる。
『翔くん...だめ。』
「どうして?」
『だって...』
身体が汚れているからと君は言った。
でも俺は、そのままの君が欲しくなった。
「お前の全部、俺にちょうだい。」
君は少し目をそらして、
『もうあげた。』
その言葉に、俺の心の奥深くが反応する。
気怠い朝。
君と過ごす、甘い朝。
返信
No.4888 あ
11/11/14 23:12:21
>>4886
キュンキュン(*^^*)
すごい良かった~
返信
No.4887 匿名
11/11/10 23:07:23
翔くんで
頭を撫でる温かい手。
「...翔?」
目を開けると、穏やかに微笑む翔がいる。
『風邪引くぞ。ベッド行こ?』
「うん。」
翔の手を握る。
「あれ?...早かったね?」
『やっと目が覚めたか(笑)』
「ごめん(笑)爆睡してたみたい。」
『いつも言ってるけど、待ってなくていいからさ。お前だって仕事あるんだし、ちゃんと寝ろよ。』
「...うん。」
『まぁ、待っててもらえると嬉しいんだけどね。』
また優しく頭を撫でる。
私の大好きな手。
ベッドに入ると、当たり前のように腕を広げてくれる。
翔の腕にくるまる私。
いつの間に入ったのか、お風呂上がりの良い香りに包まれる。
「お風呂入ったの?」
『全然気付かないんだもん、お前。』
「ごめんなさい...。」
『疲れてんの?』
「ううん!全然。てか翔の方が...」
言いかけた唇を、塞がれる。
『無理しないでね。俺が倒れたとき、お前が居ないと困るから。』
「何それ(笑)」
『お前顔赤い。』
「翔だって!」
『お互い様か(笑)』
綺麗な瞳に見つめられると、胸の奥がぎゅーっとなって、身体が熱くなる。
胸がドキドキして、翔にも聞こえるんじゃないかって。
私の胸にそっと手を当てて、
『大丈夫?』
また微笑みかける翔。
今夜も、翔に包まれて眠る。
返信
No.4886 匿名
11/11/09 21:48:58
『つーかお前さぁ、俺とこんなに仲良くなってんのに、俺と付き合いたいとか思わないわけ?』
顔を真っ赤にしながら、目の前に座る彼が言う。
「ねぇ和...飲み過ぎ。」
『まだまだぜーんぜん!すいませーん!お代わりー!』
「ねぇもう止めなって。」
彼は、人に弱音を吐いたり、愚痴を言ったりする人間じゃない。
でも、気持ちが弱っているとき、必ずこうして私の前で酔っ払う。
そんな時私は、黙って彼の話を聞く。
彼の気が済むまで。
私たちは、彼がデビューして間もなく、仕事の関係で知り合った。
私は裏方の仕事をしていたけど、彼とは妙に気が合って、気付くと親友とも呼べる仲になっていた。
『あー!酔っ払ったなー!』
「もう!和!声がでかい。」
『悪かったねー。』
彼の家の近くの川辺。
こういう時、家に帰る前に必ず歩く。
「ねぇ、和。」
『んー?』
少し伸びをしてこちらを振り返る。
「私ね、和と付き合いたいとか思わなよ。」
『...』
「和のこと、親友だと思ってるから。」
『...うん。』
「付き合ったりして、別れたりとかしたら、もう終わっちゃうじゃん?」
『そうだね。』
「和のこと、ずっと好きでいたいからさ。」
『いや分かってるよ。俺もそうだから。』
「じゃあ良かった(笑)ほら、和、たまに変なこと言い出すからさ(笑)」
流れる水面を見て、彼のビー玉みたいな瞳が揺れる。
『なぁ。』
「うん?」
『ずっと俺のこと応援してくれる?』
「何?急に。」
『ずっと俺の味方でいてくれる?』
「和...」
『俺、なんか怖えよ。』
彼の背中をそっとさすった。
「大丈夫だよ。」
潤んだ目で一瞬私を見てから、彼は力一杯私を抱き締めた。
『ありがとう...』
彼のかすれた声と、少し震える肩、そして私を強く抱き締める腕。
それはまるで、荒波に飲まれそうになりながら、必死でしがみついているように見えた。
「和...」
『もうちょっと...こうしてていい?』
「...うん。いいよ。」
『ありがとう。』
私はそれからしばらく、和に抱き締められた。
腕を解いた彼は少し照れたように笑って、私の頭を撫でた。
返信
1件
No.4885 ハル
11/11/03 12:21:15
翔君
2回目のキスはあの時とは違う香り。
「懐かしいねー!」
名前の通り、海が見える小高い丘は深い夜に包まれている。空に光る星と海に浮かんでいる様な遠くの建物の光が、海面をキラキラと光らせる。
『やっぱ綺麗だな~』
この場所が好きと言う翔は手すりから体を乗り出すように、グンと体を伸ばす。
『久々じゃね?一緒に来たの』
体制はそのままで、顔だけ私に向けて笑顔で声を掛ける。その翔の声にあの時の記憶が蘇る。前に来た時も同じ様な時期で、同じような体制でこの場所に居たんだ。
「そうだね、あの日以来だよ。私もここに来たの」
足元にあった落ち葉をつま先で軽く踏むとカサッと音がする。
『あ~、あの時も同じ事やってたな、お前』
「そう?よく覚えてるね~」
『まぁな』
そんな会話をしながら後ろを向いてみる。道路を挟んだ向こうの建物が目に入る。今はもうないけれど、前は輸入雑貨の小さな店があった。
「覚えてる?」
『?』
「あそこにあったお店」
私が指差す先を見る翔。
『あー!あったな、雑貨屋』
「そうそう」
『あそこで福袋買ったな』
「そう!福袋買ってここで開けたの」
翔が覚えていてくれた事が嬉しくて、私の中で次から次へと記憶の糸がほどかれる。
『中から変な顔したおじさんの人形が2人出てきた』
「あれ、まだ家にあるよ。翔は?」
『マジで?すげぇな。俺のどこやったかな?』
「それでその後さ、」
そこまで言って、あ!と思う。そして言葉を飲み込む。
『それでその後?』
「いや…なんでもない」
『何だよ?』
「なんでもないったら」
私はまた海の方へ体を向ける。私の記憶の糸はずっと奥底に閉まっていた記憶も引っ張り上げて来てしまった事に気づき、急に恥ずかしくなる。翔はなくなってしまったお店の方を向いたまま。
『それでその後』
私の左後ろから聞こえる声。
『キス、したんだよな』
福袋を開けて、おじさんの人形が出て来て笑いあった時、自然に、本当に自然に私達はキスをしたんだった。
「本当、さっきから昔の事良く覚えてるね」
翔を見ずに言う私の横で翔は私と同じ様に海の方へ体を向ける。
『まぁね…長い想いですから』
そう言って私の前に差し出したのは…どこかへやったと言っていた、福袋に入っていたおじさんの人形。
「あ、」
『あ、あったね。おじさん』
眉を下げながら笑う翔。そんな事をする翔。私もその顔につられて笑う。そしてあの時と同じ様に、翔が首を傾け、私達の影が重なる。
あの時と違うのは
2回目のキスは意味があると言う事。
返信
No.4884 にのにの
11/10/14 21:43:52
智くんです。
イメージと違ったらすみません。
-----
「まーたここで寝てる‥」
ソファをみて、思わずため息が出た。
突然の来訪は本当に嬉しくて。
だけど冷蔵庫の中身をちょうど切らしていたから、ちょっと買ってくるね、と彼を部屋に残しコンビニに買い出しに行って。
帰ってきたら、これだ。
というか、毎回こうだ。
彼の自宅のそれより小さな丸めのソファに、身体をまるくしてすやすやと夢の中。
「身体痛めちゃうよー?」
つん、と指で頬に触れてみても、反応がない。
「冷えちゃうな…」と呟きながら、軽い掛け布団をそっとかける。布団から顔だけ出したその姿はまるで
「猫みたいとか思ってんしょ…」
その声に智くんを見ると、もそもそと鼻先まで布団をかぶって目だけこちらに向けている。
…ちくしょう、可愛すぎ。
「起きてたの?」
「ん~、なんとなく起きてた…」
瞼をこする猫のような可愛い仕草に対して、少し掠れた声はとても色っぽい。
私が見惚れているのにも気付かず、智くんはごろんと仰向けになり、んん、と伸びをする。
と、伸びきったそのてのひらが、ちょいちょい、と曲がった。
「なに?智くん」
「こっち。」
「ん?」
「‥あったかいから。」
照れてるのか、視線を合わさないその顔に。
‥ソファも悪くないかも、なんてね。
返信
No.4883 匿名
11/10/14 00:04:34
>>4882続きです
智くん
『遅いなぁ…』
ソファーに寝転び雑誌を見ながら彼女を待っていた
「ただいま~♪」
『おぅ!おかえり 遅かったじゃん… 何してたの?』
「朝言ったでしょ?友達とご飯…
あれ~?^^ 智もしかして寂しかったの? 笑」
『……うるせぇ!!』
からかう彼女に寝たふりをしてみせた
「智…ごめんね」
寂しそうな声にうっすら目を開けて見ると俺の傍に座り込み俯く彼女
そんな彼女の腕をグイッと引っ張り抱き寄せ
『…おせぇんだよ!!連絡ぐらいしろよ 心配したんだからな!』
とキス
翔ちゃん
『遅いなぁ…何やってんだろ』
なかなか帰って来ない彼女が心配で落ち着かず部屋をウロウロしていると
「ただいまぁ~」
と遠慮がちな彼女の声
『あぁ~!!やっと帰って来た!心配したんだぞ!』
「ごめんね 翔ちゃん…遅くなっちゃって」
そっと俺の体に腕をまわし甘えてくる彼女
『うん、いいよ お前の顔見たら安心した^^
あんまり心配させんなよな』
頭を撫でると、微笑み小さく頷く彼女と目が合い少しの沈黙
『ねぇ…キスしてもいい?』
「……恥ずかしいから聞かないでって言ったでしょ
どうせダメって言ってもしちゃうくせに…」
『フフッ笑 ごめん』
と何度も唇を重ねた
おわり。
駄作すみません(^^;
返信
No.4882 匿名
11/10/13 23:59:23
友達と食事に出掛けた彼女を待つ彼
相葉ちゃん
『遅いなぁ…』
電話をかけてみようと思い携帯を手に取ると
「ただいま~」
と彼女の声
『おかえり~遅かったね?酔ってるの?』
「うん 少しだけね」
フラつく彼女を抱き留めソファーに座らせる
『大丈夫?』
「うん ありがと^^」
微笑み俺の胸に頭を寄せる彼女を優しく抱き締めた
「雅紀…」
『ん??』
「…大好き」
顔を上げる彼女に
『知ってるよそんなの…』
と優しくキス
『どう?酔い覚めた?笑』
にの
『おっそいなぁ~ もう寝ちゃおっかなぁ…』
水を一口飲み寝室へ行こうとすると、玄関の開く音が聞こえてきた
ただいまも言わずコソコソとリビングへ入ってくる彼女の後ろから肩に腕を回し
『おかえり 何してんの? 』
と声をかける
「ビックリしたぁ!!
もう寝てるかと思ってた」
『ちゃんと待ってたよ おっそいなぁってね 笑』
「ごめんなさい…」
『…』
「何か言ってよ…」
不満そうな彼女を力強く抱き締め深く長くキス
『もう待てないからさ…早くシャワー浴びてきな』
と耳元で囁きもう一度キス
潤くん
『おっせぇなぁ…』
なんて思いながら寛いでいると玄関から陽気な声が聞こえてくる
「潤く~ん!!もう帰ってるの~?」
急いで玄関へ行くと顔を赤らめ酔っぱらった彼女
「たっだいま~!!」
両手を広げハグを求めてくる彼女をそのまま抱き上げソファ-まで運ぶ
「キャ~!!お姫様抱っこー 笑」
騒ぐ彼女を少し乱暴にソファーへ押し倒し
『うるせぇ酔っ払いだな 黙らせてやろうか?』
と強引にキス
唇を少しだけ離すと
「ごめん…なさい…」
とすっかりおとなしくなった彼女
『俺お前のそうゆうとこ好き』
今度は優しく唇を重ねる
返信
1件
No.4881
No.4880 ハル
11/10/11 14:45:47
ごめんなさい。長いです。
大野君。
この季節の夜は早くやってくる。その為かそれとも平日の夕方過ぎだからかは分からないけれど、建物の中は人がまばらだった。
駅から少しだけ歩くこの美術館。前から見たいと思っていた展示の最終日。作品の余韻に浸る為に会場の外にあるカフェに入り、暖かいミルクティを頼む。窓際の2人掛けのソファに座りミルクティを一口飲む。
(このミルクティも作品かも)
なんて思っていた時。
『やっぱり来てたんだ』
ミルクティと同じカップを持ちOFFな雰囲気を纏った大野君。彼は自然に私の隣に空いていた一人分の空間に座り、カップをテーブルの上に置く。彼のカップの中身は濃い色のコーヒー。
「やっぱり来たんだ?」
『まぁ、最終日だし』
「どうだった?」
『すっげーよ。凄かった。ありゃすげぇよ』
そして私の横に置いてあった本に目を付ける。
『買ったんだ?』
この会場で展示してある作品をまとめた作品集。
「うん。大野君は?」
『…迷ってるんだよね…』
「見る?」
そう言って私は本を渡す。大野君はそっと本を捲り、おー!とかすげー!とか、小さな言葉を口にする。そんな彼の隣に座っていた私も気がつけば彼と一緒に本を覗き込んでいた。
そしてふと気付く。
ガラスの向こうは暗い空。私達がいる場所は明るい室内。光の加減で鏡のように映る窓ガラス。
私達を見ているいくつかの視線。後ろに座っている何人かが私達を見ていたのが窓ガラスに映っている。ふっと横を向くと、隣の席の男の人がさり気なさを装いながら視線を違う場所に飛ばす。
(あ…そっか)
そこでやっと気付く。私の隣に座っていたのは大野智。いくらOFFであってもこの人は人目を引く。ソファに2人で頭を寄せて本をのぞき込んでいれば、彼に気づけば人は見るだろう。
(おっと…)
それに気づいた私は彼から少し離れる。
『?』
私の行動に不思議そうな顔をする。
「えっとね、えっと…」
私の表情で察したのか、彼が少しだけ視線を横に動かす。その表情が一瞬鋭くなったのは気のせい?
『気にしなくていいよ』
またさっきの様に本に視線を戻す大野君。気にしなくてもいいって…私は凄く居心地が悪い。彼に迷惑をかけてしまうかもしれないと言う思いと、彼と一緒にいる事で人に見られている自分。
(…ん~)
「やっぱり…私先に」
そう言って立ち上がろうとした時。私の左肩にグンと力が掛かり、ソファに引き戻された。
『いいから。ここにいろって』
その声は隣から聞こえてくるのに、彼の視線は前から来る。彼は窓ガラスに映る私を見てそう言っていた。
さっき気のせいだと思った鋭い表情で。
『今は周りは気にしなくていいから』
窓ガラスに映る私と大野君。隣にいるはずの彼がまるで目の前にいる様で…私の中の時間が一瞬止まる。
『何か腹減ったな~何か食いに行かね?』
OFFの彼の声に私の時間が動き出す。でもその時間は新しい時を進み始める。
好き
と、言う今まではなかった時間を。
返信
No.4879 ヒルズ
11/10/10 21:15:41
相葉くん
<公園デート>
*:*:*:*:*:*:*:*:*:*
「くぅー!いいねえ、爽やかな青空の下って」
まーくんは空に向かって思いきり背伸びをしている。今日は久しぶりのデートで公園に来ていた。
「なんかさ、公園デートとか高校生みたいで初々しいね!」
キャップを目深にかぶったまーくんは、こちらを振り返り、視線を合わせるようにツバを少し持ち上げる。
『じゃん!お弁当作ってきちゃった』
私は右手に持っていたバスケットを軽く持ち上げて見せた。
「そーなの!?超楽しみ!エビフライ入ってる!?」
屈託のないまーくんの笑顔に思わずキュンとしてしまう。
『でもたいしたもの入ってないよ?』
照れ隠しに否定的な言葉を口にすると、まーくんは私の頭にポンと手を置いて言った。
「だーいじょうぶ!中身も楽しみだけど、誰が作ってくれたのかが一番重要なんだからさ♪」
それから、私たちは少し木陰になっている場所を見つけ、芝生の上にシートを広げた。
「そんじゃ、いっただっきまーす!」
言うが早いか、お目当てのエビフライをパクッとほおばるまーくん。
「うん、ウマヒ!!」
口をもごもごさせながら、満足そうな表情だ。
『まーくん、食べながら喋ったら何言ってるかわかんないよ』
私が笑いながら言うと、まーくんは肩をすくめて、ほのかに照れたような笑顔を見せた。
二人でお弁当をつつきながらピクニックを満喫していたら、背後から「クゥン」と言う、何かの鳴き声のようなものが聞こえた気がした。
気になった私は振り返って見てみる。
『あ、子犬だ』
私の言葉に反応し、まーくんも振り返る。
まーくんは「ほんとだ」と言いながらすぐに子犬の傍に駆け寄り、優しく抱き上げた。
「あれ?首輪ついてるなぁ。キミ迷子ですかぁ?」
子犬に向けられた優しい眼差しに、思わずドキリとしてしまう私。
そのまま子犬は懐いてしまい、私たちのシートにちょこんとおすわりして、動こうとしなくなってしまった。
「あはは!なんだかサプライズゲストになったね」
楽しそうに笑うまーくんにつられて、私は一緒に吹き出した。
お弁当も空になり、私たちプラス一匹は和んだ空気になっていた。
「あー、満腹になるとなんだか眠くなっちゃうよねぇ」
まーくんはそう言いながらゴロンと寝転がる。
その頭は私の足の上。
『!?』
「ひざ枕ゲットー♪」
突然のことに固まってしまう私。顔に熱が集中していくのが自分でも分かる。
その様子を見て、まーくんは頬をツンツンとつついてくる。
「あっれー?顔、真っ赤だよ?」
『…不意打ち、ズルイ』
私が照れ隠しにポツリと呟くと、まーくんはかぶっていたキャップを外し私の頭にかぶせた。
その手で頭を引き寄せられたと思うと、一瞬、唇に優しい温度を感じる。
『…い、今…キスっ!!』
動揺を隠せない私は、ますます顔が赤くなっていく。
「ごめん、可愛いこと言うから、つい」
目の前には悪びれる感じもなく、ニコリと微笑むまーくんの顔。
『…そんな顔で笑われたら、怒れないじゃない』
「そんなスネないの♪…何ならもっとする?」
笑顔を崩さず、その瞳の奥にあるいたずらな眼差しに、私は視線をそらせず徐々に二人の顔が近づく。
そのとき、こちらに向かって呼びかける声に気づき、私は慌ててキャップでまーくんの顔を隠し、声の主に目を向けた。
すると、それまでおとなしくしていた子犬がキャンキャンと嬉しそうに鳴きながら、声の主の元へと駆け出した。
『あ、飼い主さんみたい』
まーくんもキャップをずらしてそっと盗み見る。
子犬をしっかりと抱き留めた男の子は、こちらに深く頭を下げて去って行った。
「良かったね、飼い主さんが来てくれて」
いつの間にか起き上がったまーくんが、晴れやかな笑顔を向ける。
「迷子も帰ったことだし…」
そう呟くと、まーくんは立ち上がってこちらに手を差し出しニカッと笑った。
「そろそろ行こっか!」
私は大きくうなずきその手をとる。
私が立ち上がると、不意に強い力で手を引き寄せられ、まーくんが耳元で囁いた。
「さっきは邪魔が入ったけど…続きは今度のデートでしようね♪」
まーくんの言葉に私の鼓動は高鳴り、いつまでも余韻を残していた。
End
*:*:*:*:*:*:*:*:*:*
返信
No.4878
No.4877 ハル
11/10/09 20:14:52
松潤
スーツのポケットに刺さった白い花は彼女。
『弟みたいなもんだから』これが彼女の口癖で。『姉貴みたいなもんだし』これが俺の口癖で。少し年上の彼女は友達のような、同士のようなそんな付き合い。そんな彼女から結婚すると聞かされたのは半年前。
そして今日がその半年後。
花嫁って何であんなにキラキラとしているんだろう。いつも一緒にいた人がまるで別人のように見えるんだ。
少し遅い時間から始まった二次会に参加した俺は、その会場でそんな彼女を目にした。彼女の存在を感じながら、側にいる人と話したり、笑ったり。少し居心地の悪さを感じながら、でも、その幸せな空間を味わいながら。
『潤』
いつもの声が後ろから飛んでくる。
「よぉ」
いつものように軽く手を上げる。
いつもの事なのに、やっぱりいつもの調子が出ない。
「おめでと」
『ありがと。仕事、大丈夫だった?』
「あんたの為ならどんな時だって来るよ」
手にしたグラスは天井のライトの光が反射して眩しい。
『どうした?』
「ん?」
『なんか…泣きそうな顔してるね』
やっぱりね。彼女は俺の事良く分かってる。幸せを祝ってやりたい俺と、複雑な気持ちの俺がいる事を分かってるんだ。
「いや…何でもねぇから心配すんな」
そんな俺を見て呆れたように笑う彼女。手にしていた小さなブーケから白い花を一輪取ると、俺のスーツのポケットに挿した。
『幸せのお裾分け』
「お前ねぇ」
彼女は柔らかく笑うと俺の首に手を回した。
『独身最後のハグは潤にあげるね』
酔っ払った時、慰める時、喜んだ時。いつもハグをする彼女を当たり前だと思っていた俺。
『笑ってくれると嬉しいんだけど』
彼女の声が耳元で聞こえる。そんな彼女の背中に腕を伸ばし、いつもより少し強く抱きしめてみる。
「なんか…寂しいな」
『姉貴の幸せは祝ってくれなきゃ』
「姉貴じゃねぇし」
クスクスと笑う彼女。
「いくなよ」
『潤』
「いかないでよ」
自分の声が詰まるのが分かる。
彼女が好きとかなんじゃない。
彼女の声も
低い鼻も
口元のホクロも
片方だけのエクボも
側にいるのが当たり前だと思っていた彼女が、なんだか遠くに感じて何とも言えない気持ちになってしまったんだ。
そんな俺の背中をお母さんが叩くように、ポンポンと軽く叩き彼女は離れる。
「もうちょっと早く言ってくれたら考え直したのに」
そう言って笑う彼女も涙目だ。
『まぁ、頑張れよ、姉貴』
そう言う俺も涙目なんだろうな。
スーツのポケットに刺さった白い花を取り出し、クルクルと指先で回してみる。その花びらはまるで彼女のドレスのよう。少し離れた場所で笑う彼女を見て、そんな事を思う。
返信
1件
No.4876 ハル
11/09/25 00:22:37
翔君と潤君と女友達
(恋愛要素はなしです)
「俺にもやらせろよ」
「やだったら」
「なんでだよ?やらせろって」
「…やだって」
壁際に追い込まれた彼女は少し脅えたような声を出す。ジリジリと彼女に近づく潤。
「もうやめとけって」
俺の声も部屋の中で空回り。
事の始まりはこれだ。
「ヘッ…クシュッ!」
彼女がさっきからくしゃみをしている。
「何だよ、風邪?」
「いや、違うと思う…クシュン!」
彼女が小さく鼻を啜る。
「熱、ねぇの?」
「熱はないと思うけど」
「どれ?」
そう言って彼女のおでこに手を当てる。だけど、彼女の部屋で飲んでいた俺はお酒の影響で体が熱い。彼女のおでこの温度が分からない。
「翔ちゃんの方が熱いんじゃない?」
「飲んでるからな~」
「熱はないよ」
「どら?」
彼女の前髪を上げて俺のおでこをコツンと付けてみる。
「よく分かんねー」
そんな会話をしていた時にトイレから戻ってきた潤。
潤「あ?何やってんの?チュウしてんの?」
翔「するかよ!さっきっからこいつくしゃみばっかりしてんだよ。熱でもあるんじゃないかと思って」
潤「熱?」
そう言いながら潤が彼女に手を伸ばす…その時だ。彼女がスッと体を引いた。
潤「?」
また手を伸ばすとその手をガシッと掴んだ彼女。
潤「なんだよ?」
「あれ?」
潤「嫌なのかよ」
「嫌じゃないんだけど…」
潤「俺にも熱計らせろって」
「…やだ」
潤「はぁ?」
何故か彼女は潤の手が触れるのを拒む。
潤「俺にも計らせろ」
「やだ!」
潤「さっき翔さんとおでこコツンってやってたじゃねぇか!」
ジリジリと壁に彼女を追い込んでいく潤。たかが熱を計るだけでこの騒ぎだ。
翔「もうやめとけって」
潤「何で俺はダメで翔さんはいいんだよっ」
「翔ちゃんは…翔ちゃんは…」
俺…俺は?
「翔ちゃんは男じゃないから!!」
潤翔「??」
「翔ちゃんは私にとっては男じゃないからいいの」
潤「はぁっ?意味分かんねっ!とにかく熱計ってやるから頭出せ!」
「いや!絶対にいや!」
潤「…ぜってぇに計ってやる」
「もうやだ!私の近くに来ないで!」
潤「でこ出せ!おでこ!」
「もう!翔ちゃん、飲んでないで助けてよ!」
翔「俺、今軽く振られた気分なんだけど…」
潤「おれにもやらせろ」
彼女のくしゃみがきっかけで、ムキになる潤。そして男じゃないと言われた俺。
こんな俺達の夜はまだまだ続く。
返信
No.4875 ヒルズ
11/09/24 16:18:18
櫻井くん~彼女バースデー~<櫻井目線>
>>4874の櫻井くん目線です
*:*:*:*:*:*:*:*:*:*
『なんで!?今日は大丈夫だって言ったじゃない!』
ケータイから、明らかに不満げな彼女の声が耳に留まる。
「……ごめん」
謝る意外に言葉が出てこない。
『………私、誕生日なのに』
今日が重要な日だっていうのは、オレにも分かってた。
「仕事だから仕方ない」と、思わず口をつきそうになるのをグッとこらえる。
「……うん………ちゃんと、覚えてる…よ」
二人の間に流れる気まずい空気。
オレは堪えられず言葉を繋ぐ。
「…悪いと思ってる」
『思ってるんだったら今すぐ会いに来てよ!』
いつになく強い口調の彼女に、オレは言葉を無くしてしまった。
「………」
『分かってる、無理だよね。………もういい!』
彼女の声のすぐあとに響く、無機質な通話終了の音。
緊張していたのか、自然と大きなため息が出た。
「アイツ…泣いてたな…」
座っていたイスの背もたれに体重を預けるように、力を抜いて寄り掛かる。
それと同時に楽屋のドアをノックする音。
「櫻井さーん、そろそろスタンバイお願いしまーす」
「あ、分かりました。すぐ行きます」
(…何時になるかわからないけど、できるだけ早く仕事を片付けて、アイツの家に行ってみよう!)
オレは気持ちを切り替えるように勢いをつけて立ち上がった。
仕事は順調に進んだが、すべてが終わった頃、時計は既に深夜を回っていた。
(起きてるとは思えないけど…行くだけ行ってみるか)
スタジオを出たその足で、オレは彼女の家に向かった。
『♪』
彼女の家に着きインターホンを鳴らす。
数分待つが、彼女が出てくる気配はない。
「やっぱ寝てるか…」
言いながらドアノブに手をかけてみる。
『ガチャリ』
「!?…開いてるじゃん!一人暮らしなのに物騒だな」
オレはそっと中の様子を見てみる。
廊下は真っ暗だが、リビングルームには明々と電気が点っていた。
「…起きてるんですか?もしもーし」
足音を忍ばせながらリビングへ進む。
「……なんか、泥棒になった気分だな」
リビングのドアを開けると、テーブルに伏せって眠る彼女の姿があった。
「こんなとこで寝て…風邪ひくぞ」
起こさないようにそっと彼女に近づく。
テーブルの上には開けられたビールの缶が並んでいた。
「……一人で飲んでたのか、弱いくせに」
彼女のすぐ横に置かれたケータイ電話には、メール作成画面が開かれている。
送信先にはオレの名前が表示されているが、内容は空白のまま。
チクリと胸が痛み、彼女の頭を撫でる。
「ごめんな。寂しい想いさせて…」
久しぶりに触れる彼女の柔らかな髪の質感に、少しホッとした。
「…かわいい寝顔してんな」
彼女の寝顔を見ていると、とても愛おしさを感じる。そのまま、彼女の顔にかかる髪を耳にかけると、頬にキスを落とした。
「遅くなってごめん」
そのとき、寝ていたはずの彼女の瞳がパチリと開いた。
「!?」
突然のことにオレは言葉を失い、数分見つめ合ってしまう。
「お、起きてるんなら言えよ!!……てか、いつから起きてた?」
焦る気持ちを落ち着かせ、なんとかその場を繋ぐ。
『…わかんない。気づいたら翔が頭撫でてた』
彼女の言葉で一気に恥ずかしさが込み上げ、思わず顔を覆った。
「なんだよ。ほぼ最初からじゃん」
まだ酒が残っているせいか、トロンとした目で彼女は聞いてくる。
『今日…仕事で無理なんじゃなかったの…?』
力無く起き上がろうとする彼女を、オレは自然と抱き留めていた。
「…電話、最後の方涙声だったから…放っておけなかった」
彼女の体温を確かめるように、更に腕に力を込める。彼女に触れたことで、もっと彼女を求める衝動に駆られる。
「日付、変わったけど…誕生日おめでとう」
そして引き寄せられるように、彼女に唇を重ねた。
『好きだよ』
オレはキスの合間に彼女への想いを告げる。
会えなかった時間の分、彼女に寂しい想いをさせた分を取り戻すように。
*:*:*:*:*:*:*:*:*:*
返信
No.4874 ヒルズ
11/09/24 16:11:09
櫻井くん~彼女バースデー~<彼女目線>
イメージ違ったらごめんなさい。
*:*:*:*:*:*:*:*:*:*
(えっと…これってどういう状況?)
リビングのテーブルに伏していつの間にか眠っていた私。
傍らには私の頭を優しく撫でている翔がいる。
(確か、私は一人でやけ酒してたんだよね?)
アルコールで動きの鈍った頭で、数時間前からの記憶を遡る。
>>>>>>
「なんで!?今日は大丈夫だって言ったじゃない!」
『……ごめん』
以前からの約束だった今日、突然のドタキャン。
想像はしていた。前にも何度かあったから。
だけど、今日だけは我慢しきれなかった。
「………私、誕生日なのに」
『……うん………ちゃんと、覚えてる…よ』
翔の仕事のこと、理解しないといけないのは頭ではわかっていたけど、一度溢れた本音は、もう抑え切れなくなっていた。
『…悪いと思ってる』
「思ってるんだったら今すぐ会いに来てよ!」
『………』
「分かってる、無理だよね。………もういい!」
>>>>>>
一方的に通話を終わらせ、その勢いのままでコンビニに走り、一人にしては多過ぎる量のビールを買い込んだ。
(何本飲んだっけ…。途中ですごい睡魔が来て、多分そのまま眠ったんだよなぁ)
意識がうっすらと戻る中、翔はずっと頭を撫でていた。
その手の心地よさに、もう一度睡魔が襲って来る。
そんなまどろみに溶けそうになったとき、翔の囁きが耳に入る。
『ごめんな。寂しい想いさせて…』
その言葉に胸がキュッと締め付けられる。
『…かわいい寝顔してんな』
私の顔にかかる髪を耳にかけながら柔らかくつぶやかれたセリフに、私は完全に起きるタイミングを失ってしまった。
(うっ、ど、どうしよう)
至近距離で見つめる翔の視線が、目を閉じていても感じられる。
『遅くなってごめん』
その言葉と共に、頭に置かれた翔の手の動きが止まると、頬に優しい温度を感じた。
(うわっ、キスされてる…!)
予想外の行動に、思わず目を開けてしまう。
『え!?』
お互い言葉を無くし数分見つめ合うと、翔の顔が徐々に赤くなっていった。
『お、起きてるんなら言えよ!!……てか、いつから起きてた?』
「…わかんない。気づいたら翔が頭撫でてた」
『なんだよ。ほぼ最初からじゃん』
照れているのか、翔は顔を隠すように手で覆って俯く。
「今日…仕事で無理なんじゃなかったの…?」
重い体を起こしながら問いかけると、そのまま翔の腕に抱き留められた。
『…電話、最後の方涙声だったから…放っておけなかった』
そう言うと、翔は更に腕に力を入れる。
『日付、変わったけど…誕生日おめでとう』
ふと腕の力が緩んだかと思うと、そのまま二人の唇が重なった。
『好きだよ』
キスの合間に告げられる囁きは、いつもの何倍も甘さを増して心に届く。
私達は会えなかった分を取り戻すように、何度も何度も唇を重ね合った。
*:*:*:*:*:*:*:*:*:*
返信
1件
No.4873 か
11/09/21 18:07:28
>>4236か
返信
No.4872 ヒルズ
11/09/21 04:06:54
>>4862続きです。
シスコン大ちゃんとメンバーたち<3>
*:*:*:*:*:*:*:*:*:*
「あっ…!」
振り返った先には、満面の笑みを浮かべた櫻井くんが立っていた。
私(さ、櫻井くん!本物だ…!!)
テレビの画面を通して見てきたそのままの笑顔を目の前にして、私は急激に顔の熱が上昇するのを感じる。
私(智兄には内緒にしてたけど、実はずっと櫻井くんのファンだったんだよね…)
思わず見とれる私に、櫻井くんは話しかけてくれる。
櫻「君、確かリーダーの妹さんだよね?」
私を知った風な彼の口ぶりに、私は首をひねる。
その様子を見た櫻井くんは、クスッと笑いながら続けた。
櫻「初対面なのにびっくりさせちゃったか。実はね、前にリーダーから君の写メ見せてもらったことがあったから、つい知り合いみたいに声かけちゃったんだ…ごめんね」
頭をかきながら照れたように笑う櫻井くん。
私「あ、いえ。私の方こそ、こんな所にまでお邪魔してるのに、ご挨拶が遅くなって…ごめんなさい」
ペコリと頭を下げると、櫻井くんはプッと吹き出した。
私は不思議に思い顔をあげる。
櫻「あ、ごめん。写メの印象通りの子だなぁって。一度会ってみたかったから、今日は来てくれてよかった」
じっと目を見ながら言われた一言に、心臓がドキンと跳ねる。
二人で見つめ合う形になってしまい、何か話題をと考えていると、ふいに右肩がズシッと重くなった。
「へえ。アンタ翔くん派かぁ」
低音の効いた声が、耳のすぐ横をかすめる。突然の感覚に、私は驚いて振り向いた。
私「うわ!あ、マツジュンだ!」
潤くんは私の肩に肘をかけるようにして隣に立っている。
松「…マツジュンね。初対面なのに軽く失礼じゃね?」
私は我に返りすぐさま謝る。
私「ごっ、ごめんなさい!!不快にさせるつもりはなかったんです…」
松「いいけど、別に。アンタ面白いくらい素直なんだな」
片方の口角を上げて、含みを持たせた笑いをする潤くん。そのまま耳元に唇を寄せると、私にしか聞こえないくらいの声で囁いた。
松「色々と教えがいがありそうだ。翔くんなんかやめてオレにしとけば」
耳にかかる吐息に、私は思わず肩をすくめる。
櫻「こら、マツジュン近すぎだろ」
見かねた櫻井くんが止めに入ると同時に、背後から伸びてきた腕にギュッと抱き留められた。
大「オメーら、オイラの妹から離れろ!最低直径1メートルは離れとけ!!コイツはオイラのだ!」
大きな声で宣言した智兄の腕は、ますます力強くなるのだった。
返信
No.4871 、
11/09/19 01:43:44
>>4266 フムフム
返信