15歳の新婦、70歳の新郎を見て結婚式場から逃げ出す

インド・ビハール州パトナで15日夜、15歳の新婦が式場から逃げ出した―新郎が70歳の男性だと事前に伝えられていなかったため、驚いてしまったようだ。地元の警察当局が16日、明らかにした。
式場から逃げ出したのは、パトナ近郊の村に住むKanchan Kumariさん。結婚相手は、政府高官のSunder Bhagatさんだった。インドの法律では、女性の婚姻年齢は18歳とされている。
警察当局によると、鮮やかな黄色のサリーを身にまとったKanchanさんは「新郎の年齢については聞かされていなかった」として、式場を後にしたという。
Kanchanさんによると、この結婚を取り持ったのは彼女のおばで、裕福な男性との結婚で幸せな生活を築けると“保証”したという。

IANSの取材に対し、Kanchanさんは次のように話している。「わたしのおばは、彼（Bhagatさん）の年齢を教えてくれませんでした。連れていかれた式場で新郎を見て、年配なので正直驚きました。即座に逃げ出して、付近の住民に助けを求めたんです」。
今回の結婚をめぐり、Kanchanさんの家族に10万ルピー（約23万円）を支払ったとされるBhagatさんだが、本人はこの事実を否定している。

約20年前に妻と死別したというBhagatさん。息子と孫たちはジャルカンド州の州都ランチーで暮らしているため、普段は一人暮らしをしている。「ずっと一人で生活してきたんです。とても孤独だったので、結婚を決意しました。（結婚相手には）老後の面倒を見てほしいと思っていました」。 BhagatさんとKanchanさん、さらにはKanchanさんの母親とおばの4人は警察当局の監視下にあり、今後詳細についての調査が行われる。

50以上も離れてるもん、そりゃ逃げるよな…