名古屋アベック殺人事件 へのコメント（No.7）

午前3時頃､AはSさんに｢それじゃやろうか｣と､さつ害することを宣告した｡E子とF子はSさんに｢ほら､服脱ぎな､服で身元が分かっちゃうだろ｣と言って､全裸になるよう命じた｡さらにAが｢服はﾄﾗﾝｸに詰めとき｣と､脱いだ衣服をSさん自ら車のﾄﾗﾝｸに入れるよう命じた｡SさんはNさんの遺体が出されて空になったﾄﾗﾝｸに向かってｾｰﾀｰ､ｽｶｰﾄ､ﾊﾟﾝﾃｨｽﾄｯｷﾝｸﾞ､靴を順に脱いで入れた｡最後にﾊﾟﾝﾃｨ1枚になったところで｢お願い､下着だけは付けさせて｣と哀願した｡Aらは｢まあいいやろ｣と同意し､Sさんはﾊﾟﾝﾃｨ1枚だけは脱がずに身に着けたままでいることを許された｡CはSさんが脱いだ衣服を入れ終わるとその目前でﾄﾗﾝｸを閉め､Sさんに再び目隠しをした｡この時Sさんは目隠しをされたまま｢こんなことしても無駄よ､やがて警察に逮捕されるわ｣と叫んだ｡

Aはさつ害用ﾛｰﾌﾟを持ち､Bは懐中電灯で照らしながら､CがSさんの両腕を後ろ手にして掴んで歩かせた｡Aら3人はこのようにして､目隠しされて1人では歩けないSさんを前述の穴まで連行すると､地面に座るよう命じた｡Sさんは尻を地面につけ､両膝を立てて抱えこむようにして腰を下ろし｢やるなら早くして下さい､一気にころして下さい｣と言った｡A､C両名がSさんの首にﾋﾞﾆｰﾙﾛｰﾌﾟを二重に巻き付け､鼻歌交じりに力一杯締め上げた｡Sさんはうつ伏せに倒れ､両足を痙攣させていた｡その間､一度ﾛｰﾌﾟが外れ､Aらは巻き直して再度締め続けた｡この間AはBに｢綱引きだぜ､Bちゃんも引っ張りや｣と言いながらﾛｰﾌﾟを引っ張り､Bはﾀﾊﾞｺを吸いながら､笑ってこの様子を見ていた｡

AはBに､しんだかどうかを確認させ､Bは｢脈がないぜ､もう死んでるんじゃないか｣と答えた｡しかしAは｢念のためもう一回やる､この紐はほどけやすいので､男の手に巻いてあった紐で縛り直す｣と言い､Nさんの両手を縛っていたﾛｰﾌﾟを持ってきて､Sさんの首を三重巻きにして再び締め続けた｡5分ほどして再びBに生死を確かめさせ｢30秒に1回くらい動いてる｣と答えたので､なおもﾛｰﾌﾟを引っ張り続けた｡このようにしてSさんを窒息死させた｡

｢一気にころして｣というSさんの哀願を無視し､Nさん同様すぐには死なせず､完全にころすまで30分以上もかけたという｡この間､E子､F子は車中から､窓を開け閉めしながらこの光景を見物していた｡