- なんでも
- 承徳
- 20/05/27 01:30:18
新型コロナウイルス対策で政府が導入を進めている「接触確認アプリ」とはどのようなものなのでしょうか。その全容が明らかになりました。
安倍総理大臣が来月中旬にも導入すると明らかにした接触確認アプリ。26日午後、アプリの仕様書が公開されて全容が明らかになりました。まず、保健所で新型コロナウイルス感染者などを管理するシステムに陽性者が登録されます。登録された陽性者は、保健所の通知を受けて自分が陽性者であることをアプリに入力。このアプリをダウンロードした人で陽性者と接触記録のある場合に接触者アラートが通知されます。さらに、接触が確認された人には相談方法などが案内されます。西村新型コロナ対策担当大臣は…。
西村新型コロナ対策担当大臣:「これによって濃厚接触した可能性がある事実を早く知ることができます。小さな波に抑える対策として有効」
このアプリはスマートフォンの無線通信「ブルートゥース」を使い、グーグルとアップルが共同開発して各国の公衆衛生機関に提供しています。また、陽性者は保健所が管理しているため、アプリに「自分は陽性者である」と入力するなどのなりすましも防げるということです。その一方、陽性者が誰かということも含め、個人情報やプライバシーの保護はどうなるのでしょうか。専門家は…。
ITジャーナリスト・三上洋さん:「(アプリは)ブルートゥースを使ってお互いのスマホが近くにいましたよ、ということを匿名化して記録します。相手が分からないようになっています。プライバシーは十分に守られています」
記録されたデータは暗号化され、定期的に変更されることなどから、個人情報が漏れる恐れはないといいます。そのうえで…。
ITジャーナリスト・三上洋さん:「ブルートゥース=無線通信をオフしていた方は接触確認は有効にならない。ユーザーが善意でアプリを入れて、この仕組みに参加するということが前提の接触確認アプリだということ」
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