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- 18/09/21 09:11:40
自民党総裁選は20日、国会議員の投開票と党員・党友票の開票が行われ、安倍晋三首相(63)が全体の68%を得票し、石破茂元幹事長(61)を破って連続3選を果たした。任期は平成33(2021)年9月末までの3年間。首相の通算の首相在職日数は来年11月に歴代トップの桂太郎に並び、最長政権を視野に入れる。首相は来週の訪米から帰国後の10月1日に内閣改造・党役員人事を行い、秋の臨時国会に新体制で臨む方針だ。
首相は総裁選出後のあいさつで「全身全霊を傾けて任務を全うしていく決意だ。いよいよ皆さんとともに憲法改正に取り組んでいきたい。すべては国民のために一致協力して新しい国を造ろう」と呼びかけた。
記者会見では、憲法改正は総裁選の「最大の争点」だったと語り、9条に自衛隊明記を含む改憲案に関し「(総裁選で)結果が出た以上、大きな方針に向かって一致結束して向かわなければならない」と強調した。公明党と調整を進める考えも示した。
人事については「新しい国造りに向けてしっかりした土台の上にできるだけ幅広い人材を登用したい」と述べた。公明党の山口那津男代表とも会談し、訪米後に内閣改造・党人事を行う方針を伝えた。
総裁選は国会議員票(405票)と党員票(同)の計810票で争われ、首相の得票は553票、石破氏は254票だった。国会議員票は白票3票を除く有効票402票のうち首相が329票、石破氏が73票で、首相が81%を獲得した。党員票は首相が224票、石破氏が181票で、首相の得票率は55%だった。
首相は選挙戦で、アベノミクスや外交など5年9カ月にわたる政権の成果を強調し、秋の臨時国会への党改憲案提出を目指す考えも示した。石破氏は地域経済の潜在力を引き出す地方創生を看板政策に掲げ、政権への批判票の取り込みも図ったが、届かなかった。
首相は自身の出身派閥で党内最大の細田派(94人)をはじめ7派中5派の支持を受けたほか、自主投票の竹下派(55人)の衆院議員らが支持した。石破氏は石破派(20人)と竹下派参院議員らが支持してきた。
今回の総裁選は、首相の9月末の任期満了に伴い実施され、6年ぶりの選挙戦となった。首相は24年の総裁選で石破氏らに勝利し、同年の衆院選を経て首相に返り咲いた。27年は無投票で再選された。
産経新聞 2018.9.20 20:19
https://www.sankei.com/politics/news/180920/plt1809200099-n1.html
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