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- 匿名
- 15/10/28 02:02:40
全国の学校が2014年度に認知したいじめの件数は18万8057件(前年度比1・2%増)で、うち小学校は3年連続で過去最多を更新し12万2721件(同3・3%増)に上ることが27日、文部科学省が公表した問題行動調査で分かった。
愛知では高校の認知件数が前年度の2・6倍の923件となり、全国最多となった。
小中学校、高校などを合わせた全体の件数は、愛知1万1351件(前年度比131件増)、岐阜2741件(同331件減)、三重947件(同308件減)。愛知がほぼ横ばいで、三重が24・5%、岐阜が10・8%の大幅減となった。
愛知では、小学校のいじめの認知件数が6667件。また、急増した高校でのいじめについては、同県刈谷市で6月に高校1年の少年が知人の少年らに暴行されて溺死した事件や、同県日進市で7月に起きた高校3年の少年による強盗殺人事件など高校生が絡む重大事件が相次いだ事情があり、「小さなサインも見逃さぬように、という意識づけにつながった面はある」(担当者)と事件との関係を推測した。
岐阜は、小学校での認知が1491件で、前年度より266件の減少。県教委によると、公立校では認知したいじめのうち、解消した割合は81・5%で前年度より2・3ポイント上昇。全校で児童生徒に複数回いじめのアンケートを実施するようになり、担当者は「早期に子どもの変化を見つけ、深刻化する前に対応することが認知件数の減少につながった」と分析している。
三重は、公立小学校での認知件数が536件あり2年連続で減っている。県教委によると、児童同士が口論をしていても、一方的で激しい口げんかの場合はいじめとみなすなど、いじめの認定の基準を明確化。すべての公立小学校でいじめの対策方針を定め、各学期ごとに生徒にアンケートを取るなど対策を強化したことが認知件数の減少につながったとみている。
2015年10月27日 16時00分(中日新聞)
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