- 乳児・幼児
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もう一丁
別居前の話
元々お金が無かった上に別居するからお金を無駄遣い出来ない日々…
でも生活をする上でどうしても出費はつきもの。
別居資金ももう切り崩せないけど私のパート代だけじゃ出費が追い付かない。
私の分の食費はほぼ削っての生活で青筋立てながら毎晩家計簿をつけていた。
そんな日々がずっと続いたある土曜日。
息子とお買い物中に息子が一つのチロルチョコを握りしめてレジへ。
お駄賃の入った自分のお財布持参していたらしく会計を済ませた息子の手には1番小さなレジ袋に一粒のチロルチョコが入っていて息子はご機嫌。
その日の夜も私は息子の食べ残しを食べてから後片付けをしていたら息子がモジモジしながら近づいてきた。
洗い物をやめて息子の話を聞こうとしゃがんだら、息子がレジ袋を突き出し『お母さんにあげる。チョコは魔法のお菓子だから食べると楽しい事があるんだよ』『あとね…これでおにぎり買って食べてね。お母さん、ご飯はしっかり食べないと力出ないよ』と言いながら50円をくれました。
息子にはお駄賃10円をあげていたけど一度だけ50円をあげたことがあり、息子の中では特別なお金と認識していたのだろう。それを当時あまりご飯を食べていなかった私にくれました。
この時も泣きそうになったけどなんとか堪えて息子をねかせた。寝かせた後、洗い物を再開したときにボロ泣きしました。
その時の50円は小さな巾着を作ってお守りとして持ち歩いています。- 0
11/11/10 01:03:41