• No.1 主 まだ時間あると思った

    26/10/23 11:14:51

    弁護士:「経歴は?」
    男:「高校を卒業後、老舗のレストランに勤務した。しかし半年でやめ、給食サービスを手掛ける会社に12年勤めた」

    弁護士:「どうしてやめたのか?」
    男:「給料が上がらなかったため。元妻の実家を手伝おうと思った。ホタテやカキの養殖をしていた。11年働いた」

    弁護士:「犯行の当日は何をしていたのか?」

    ■がん治療、余命宣告を受けた帰り道

    男:「病院に入院していて、その日が退院の日だった。仙台医療センターでがんの治療をしていた」

    弁護士:「どんながんなのか?」
    男:「がん性髄膜炎と、胃と食道の接続部のがん。頭に再発が見つかって、余命宣告を受けた帰り道だった」

    弁護士:「余命はどのぐらいだと言われたのか?」

    男:「そのときには2〜3ヶ月。『このがんでは持たない』と医者に言われた。

    弁護士:「どんな気持ちだったのか?」
    男:「かなり悲しかった。みんなと会えなくなるのかなと思った」

    ■「神様からもらったものだ」

    弁護士:「その後は?」
    男:「歩いて、友達が青葉区国分町でやっている店まで向かった。国分町までは裏路地を通っていった」

    弁護士:「そこで袋を見つけたのか?」
    男:「最初はスクールバッグかと思い、一度は通り過ぎたが、気になったので戻った。袋の中身に興味がわいて、中を見たくなった」

    男:「青葉区の勾当台公園のトイレに入り、袋を開けた。中から麻袋のようなものが出てきて、揺すったら200〜300万円ほど現金が出てきた」

    弁護士:「どう思ったか」
    男:「嬉しかった。『神様からもらったものだ』」と」

    続く

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