• No.2 かき氷

    26/07/14 00:40:25

    しかし入管は偽装結婚への対策として、抜き打ちによる訪問調査も行っているはずだ。陳さんはそのこともぶつけたが、女性は「没問題(メイウェンティ)(問題ない)」と一蹴するだけだった。

    「たしかに入管が調査に来ることもあるけど、一緒に生活しているかどうかを形式的に見に来るだけ。相手の男性の部屋に女物の服とかを置いて、一緒に生活しているように見せかければいいの。私が世話した50件の結婚で、入管の調査で偽装結婚がバレたことは一度もないわ」

     最後に、偽装結婚の相手となる日本人男性は、どういういきさつでこの業者にたどり着いたか聞いてみた。しかし、「お金が欲しい人たちで、本当の妻が欲しいわけではない。彼らにとってあなたは雇用主みたいなもの」と答えるだけで、多くを語らなかった……。

    「新潮QUE」にて公開中の関連記事【在留資格厳格化が引き金? 活発化する中国人「偽装結婚」驚きの実態】では、驚異の「偽装結婚ビジネス」の裏側についてより詳しく報じている。

    ***
    奥窪優木(おくくぼゆうき)
    ライター。1980年生まれ。上智大学経済学部卒業。ニューヨーク市立大学を中退して現地邦字紙記者に。中国在住を経て帰国し、日本の裏社会事情などを取材。著書に『転売ヤー 闇の経済学』『ルポ 新型コロナ詐欺』などがある。

    週刊新潮 2026年7月9日号掲載
    https://www.dailyshincho.jp/article/2026/07120458/

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