• No.3 ハナガイ

    26/06/17 17:20:46

    韓国の大衆音楽には、日本統治期のトロット、解放後の米軍文化、1990年代以降のアメリカ型ダンスミュージック、ジャニーズや宝塚歌劇団のノウハウを発展させた訓練システムなど、日米の影響が色濃くある。K-POPももともとはJ-POPとの対比で理解されたが、現在は独自の音楽スタイルとして確立している。

     その自信が若者を反日感情から自由にしている面がある。しかし、それによって韓国人のナショナル・アイデンティティが完全に安定したと見るのは早計だろう。

     「ヘル朝鮮(=地獄の韓国)」という言葉が示すように、韓国社会は苛烈な競争、格差、住宅難、就職不安、少子化、孤立に苦しんでいる。

     近年では韓国国籍を放棄する人が年平均で約2万人に上るとも報じられている(韓国法務部統計による国籍喪失・離脱の合計)。文化的自信と社会的疲弊が共存する二重構造が進んでいるのだ。

    ● 「反日」を維持したいのは誰か

     そうは言いながら、韓国の反日活動は相変わらず続いている。これほど対日感情が変化しているにもかかわらず、なぜ根強いのだろうか。

     端的にいえば、反日によって利益を得る人々がいるからだろう。だからこそ、教科書では歴史問題をいびつなほど強調し、報道しつづける。

     特に革新系政治家はその典型だ。上述したように、彼らにとって反日は、保守派を攻撃する道具である。「親日」というレッテルは、政策論争を道徳裁判に変える道具である。

     それどころか、保守派政治家も反日を利用することがある。典型的なのは、保守派といわれる李明博(イ・ミョンバク)大統領が2012年におこなった竹島(韓国名・独島)上陸だろう。政権が追い詰められたとき、反日は左右を問わず、正統性を演出するためのカードになる。

    続く

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